FC2ブログ

米国ニューヨーク 米最大の都市ニューヨークと国連本部とナイアガラの滝

State of New York (英語)
ステイト オヴ ニューヨーク
ニューヨーク州

アメリカ合衆国ニューヨーク州

米国ニューヨーク 米最大の都市ニューヨークと国連本部とナイアガラの滝

 ニューヨーク州(State of New York/ステイト オヴ ニューヨーク)は、アメリカ合衆国(United States of America)北東部にある州。南がニュージャージー州(State of New Jersey)とペンシルヴェニア州(Commonwealth of Pennsylvania)、東がコネティカット州(State of Connecticut)、マサチューセッツ州(Commonwealth of Massachusetts)、ヴァーモント州(State of Vermont)、北がカナダのケベック州、北西がカナダ・オンタリオ州と接している。

 ニューヨーク州は人口約1940万人。面積は14.1万平方キロメートルで、米国の主要州の一つ。市域人口800万人を超える米国最大の都市、ニューヨーク(New York)があり、世界の商業都市、金融センターであるとともに、国連の本部が置かれ、世界中の人々が訪れる国際都市である。

 一方、北部は広大なオンタリオ湖やナイアガラの滝など豊かな自然が広がり、カナダと国境を接している。

 ニューヨーク州は人口がニューヨーク市を中心とする州南部に集中しているが、州の行政の中心は、地理的なバランスが考慮され、州中東部のオールバニ(Albany)にある。ニューヨークからハドソン川(Hudson River)を約200キロ北上したところにある人口約10万人の都市で、オランダ時代に建設された長い歴史を持つ都市である。ハドソン川からモホーク川(Mohawk River)、エリー運河(Erie Canal)を通って五大湖まで結ぶ水運の中継地として発展した。高度教育の町として力を入れているが、産業の衰退により治安が悪化し、近年はナノテクノロジーなどの先端産業やベンチャー企業を誘致し、産業振興をはかっている。オールバニから東のグリーン山脈を越えるとマサチューセッツ州のボストンへ行くこともでき、交通の便がよい。

 ニューヨーク州は、古くよりアメリカ・インディアン系のイロコイ族やレナペ族が住み、17世紀にオランダ人により毛皮の交易が行われるようになった。1609年にイングランド人のヘンリー・ハドソン(Henry Hudson)船長が率いるオランダ東インド会社(Verenigde Oost-Indische Compagnie)の船が川をさかのぼって内陸部まで探検を行った。オールバニにナッソー砦が作られ、交易拠点とし、1614年にオランダ(ネーデルラント連邦共和国)の新領土とする宣言がなされ、オランダ領ニーウネーデルラント(Nieuw Nederland)となった。ハドソン川河口近くには1625年にアムステルダム砦が建設され、新アムステルダムという意味のニーウ・アムステルダム(Nieuw Amsterdam)と呼ばれるようになり、これがニューヨークの都市の始まりとなった。

 その後、イギリスとオランダが第二次英蘭戦争となり、1664年にイギリスがニューネーデルラントを占領した。イギリスはオランダ風の地名からイギリス風の地名に改称し、当時のイングランド王の弟、ヨーク(York)公ジェームズから採って新ヨークという意味のニュー・ヨーク(New York)と呼び、イギリス領ニューヨーク植民地(Province of New York)とした。オランダもこの地を取り戻そうとイギリスを攻撃したが、第三次英蘭戦争後の1674年のウェストミンスター条約により、正式にイギリスの植民地とされた。

 当時、アメリカ大陸は新大陸としてヨーロッパから各国が進出していた。英領ニューヨーク植民地のほかにも南の英領ヴァージニア植民地(Colony of Virginia)から、北部のニューイングランド(New England)まで東海岸は概ねイギリスの統治下となっていた。一方、フランスはカナダのケベックを中心に五大湖からミシシッピ川のルイジアナまでフランス領ヌーヴェルフランス(Nouvelle-France)を支配しており、これらの権益をめぐり1754年よりイギリスとフランスの戦争となり、フランスは一部のインディアン系民族と組んで戦ったので「フレンチ・インディアン戦争」と呼ばれた。この結果、植民人口の多いイギリスが最終的に勝利し、北米大陸支配の主導権を得た。

 一方、この戦費の負担のための増税をめぐりイギリス本国との対立が深まり、英国北米13植民地の代表らが結束して独立の動きを加速させ、1775年にニューヨーク植民地議会(New York Provincial Congress)が設立され、1776年にニューヨーク植民地議会はニューヨーク邦の独立を宣言し、ニューヨーク市の公園でジョージ・ワシントン(George Washington)により「アメリカ独立宣言」が読み上げられた。アメリカ独立戦争を経て、1783年にパリ条約によりイギリスは北米13州からなる「アメリカ合衆国」の独立を承認した。イギリス支配から離脱した正式に離脱したニューヨーク邦は、1788年にアメリカ合衆国憲法を批准し、正式にアメリカ合衆国第11番目の州となった。

 アメリカ合衆国としてのニューヨーク州発足後、1825年に五大湖のエリー湖(Lake Erie)とハドソン川を結ぶエリー運河(Erie Canal)が完成し、ニューヨーク州の水運が非常に便利になり、産業革命によりニューヨーク州の工業化が進み、港町のニューヨークは国際金融都市として世界から人が集まるようになった。

 ニューヨーク州の住民の民族構成は、ヨーロッパ系白人が約58%、ヒスパニック系が約18%、アフリカ系黒人が約16%、アジア系が約7%、インディアンが約0.6%、混血が約3%であり、家庭で話される言語は英語が70%を占め、スペイン語が約14%、中国語が約2.6%と続く。ニューヨークが世界各国から移民が集まる「人種のるつぼ」と言われるように極めて多民族である。ヨーロッパ系白人のうち、イタリア系が約14%、アイルランド系が約13%、ドイツ系が約11%を占め、英語を話すからといってイギリス・イングランド系が多数を占めているわけではない。これも米国が英国ではない理由の一つとも言える。自由を求めて世界各地からニューヨークへ渡った人たちがいる。

 先住民のアメリカン・インディアンは、セネカ族(Seneca/Onodowohgah)、モホーク族(Mohawk/Kanienkehaka)、オノンダーガ族(Onondaga/Onundagaono)、オナイダ族(Oneida/Onayotekaono)、カユーガ族(Cayuga/Guyohkohnyo)、タスカローラ族(Tuscarora/Ska Ru ren)の6つの部族が「イロコイ連邦」(Iroquois Confederacy)として主にオンタリオ湖南岸に保留地を有している。一部の部族はカナダにも住んでいる。モホーク族は「モヒカン」の髪型の由来としても知られている。セネカ族、モホーク族、オナイダ族は「インディアン・カジノ」を運営し、伝統文化を維持しながら貧困からの脱却をはかっている。

 ニューヨーク州にはニューヨーク(New York)、バッファロー(Buffalo)、ロチェスター(Rochester)、ヨンカーズ(Yonkers)、シラキュース (Syracuse) 、オールバニ(Albany)などの都市があり、人口800万人を超えるニューヨークが圧倒的に大都市であるほかは、いずれも30万人以下の中規模な都市であり、ニューヨーク州は南部のニューヨークへの人口の偏りが目立つ。

 ニューヨーク市は、市域人口は約820万人。郊外も含めた都市圏の人口は約1900万人に達する米国最大の都市。ロンドン(London)、東京(とうきょう)、香港(ホンコン)、パリ(Paris)などと並ぶ世界都市であり、国際連合(United Nations)の本部も置かれている。

 ニューヨーク市に限ると、住民構成は州全体とまた異なり、ヨーロッパ系白人が約44%、ヒスパニック系が約27%、アフリカ系黒人が約24%、アジア系が約12%、ネイティブ・アメリカンが約0.2%である。

 ニューヨークは、ハドソン川の河口周辺を交易の拠点として1624年にオランダによりニーウ・アムステルダム(Nieuw Amsterdam)という港町が築かれた。1664年にこの地の統治者がイギリスに変わってからニュー・ヨーク(New York)に改名された。

 ハドソン川河口のアッパー・ニューヨーク湾(Upper New York Bay)のリバティ島(Liberty Island)には、アメリカ合衆国独立100周年を記念して「自由の女神像」(Statue of Liberty)が1886年に建立され、自由なアメリカ、ニューヨークの象徴となっている。

 ニューヨークの中枢は、ハドソン川とハーレム川(Harlem River)、イースト川(East River)の中洲であるマンハッタン島(Manhattan Island)で、19世紀後半より高層ビルが建ち並び、日本ではマンハッタンの高層ビル群を「摩天楼」(まてんろう)と呼び、1931年に完成した高さ443m、102階建ての「エンパイア・ステート・ビル」(Empire State Building)はマンハッタンの摩天楼の象徴的ビルである。

 マンハッタンの最南部のロウアー・マンハッタン(Lower Manhattan)はダウンタウン(Down Town)とも呼ばれ、ニューヨーク市役所(New York City Hall)がある。そこからマンハッタンを南北に貫くブロードウェイ(Broadway)を南へ行くとニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)があり、世界の金融の中心である。そこを通る「ウォール街」(Wall Street)は、ニューヨークの金融界を形容する言葉としても用いられている。

 ニューヨーク市役所から西のハドソン川寄りにあったワールド・トレード・センター(World Trade Center)のツインタワー(110階建てのビル2棟)は2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件でハイジャックされた航空機2機が突っ込み、2棟とも崩落し、2200人近くが死亡する大惨事となった。その跡地は「ワン・ワールド・トレード・センター」(One World Trade Center)として再び104階建て、ビル高さ415m、最頂部541mのビルが再建され、2014年に完成した。

 ニューヨーク市役所の北東の地下鉄キャナル・ストリート(Canal Street/堅尼街)駅周辺はニューヨークで最も歴史の古いチャイナタウン(紐約華埠/ニュウヨクホアポー/ナウヨクワーファウ/ニョウユエホアプウ)がある。また、その北側にはリトル・イタリー(Little Italy)と呼ばれるイタリア人街がある。

 マンハッタンの中央部のミッドタウン(Midtown)は、エンパイア・ステート・ビル(Empire State Building)や、米大手紙「ニューヨーク・タイムズ」(The New York Times)の本社ビルとビルボードが印象的な「タイムズスクエア」(Times Square)、ブロードウェーミュージカルが上演される劇場群の「ブロードウェイ・シアター」(Broadway theater)、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が実業家時代の1983年に建てた58階建てのビル「トランプ・タワー」(Trump Tower)などがある。

 ミッドタウンのイースト川沿いには国際連合本部ビル(Headquarters of the United Nations)があり、 国連事務局ビルと国連総会議場、理事会議場、国連図書館などの施設があり、毎年9月には国連総会が開催され、世界各国の大統領や首相など元首級クラスの首脳が勢ぞろいする。

 ミッドタウンのグランド・セントラル駅(Grand Central Station)は、ニューヨークを代表する鉄道ターミナル駅の一つで、地下に広大なホームがある。現在はメトロノース鉄道(Metro North Railroad)のニューヨーク近郊を結ぶ通勤電車が多数乗り入れている。

 もう一つのターミナル駅、ペンシルベニア駅(Pennsylvania Station)も地下にホームがあり、ロングアイランド(Long Island)方面やニュージャージー州のニューアーク(Newark)国際空港方面の近郊列車およびニューヨーク州の州都オールバニを結ぶ列車などが発着するほか、長距離列車は高速鉄道「アセラ・エクスプレス」(Acela Express)が発着している。アセラ・エクスプレスは、東海岸の各都市を結ぶ高速列車で、ワシントン(Washington D.C.)~ボルティモア(Baltimore)~フィラデルフィア(Philadelphia)~ニューアーク(Newark)~ニューヨーク(New York)~ニューヘイヴン(New Haven)~プロヴィデンス(Providence)~ボストン(Boston)を結んでいる。このほか、フロリダ州のマイアミ(Miami)を結ぶ「シルヴァー・メティオ」(Silver Meteor)、ジョージア州のアトランタ(Atlanta)やルイジアナ州のニューオリンズ(New Orleans)を結ぶ「クレセント」(Crescent)、オールバニ経由でカナダ・ケベック州のモントリオール(Montréal)まで結ぶ「アディロンダック」(Adirondack)などの列車が運行されている。

 ニューヨーク市の行政区は中心部のマンハッタン区のほか、ブルックリン(Brooklyn)、クイーンズ(Queens)、ブロンクス(Bronx)、スタテンアイラインド(Staten Island)の5つの区からなる。

 また、ニューヨーク市の周辺には、ニューヨーク州のヨンカーズ(Yonkers)やヘムステッド(Hempstead)などの都市が隣接している。ヨンカーズはニューヨークの北のハドソン川沿いの市で、郊外型の住宅地がある。ヘムステッドはニューヨークの東のロングアイランド(Long Island)にある町で、人口は75万人で、これを市とみなした場合は実際にはニューヨーク州の中では第2の人口の都市といえる。

 このほか、ニューヨークのハドソン川の西はニュージャージー州のジャージーシティ(Jersey City)、ニューアーク(Newark)、エリザベス(Elizabeth)、パターソン(Paterson)などの都市が近接し、ニューヨーク市の北東はコネティカット州のグリニッジ(Greenwich)、スタンフォード(Stamford)、ノーウォーク(Norwalk)、ブリッジポート(Bridgeport)、ニューヘイヴン(New Haven)などの都市と近接しており、州の境を越えてニューヨーク都市圏が形成されている。

 ニューヨークの空の玄関口は、ニューヨーク市クイーン区にあるニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港(New York John F. Kennedy International Airport)で、略してJFK空港(JFK Airport)とも呼ばれる。4本の滑走路を持つ世界都市ニューヨークを代表する国際空港であるが、世界中から航空機が乗り入れる過密空港である。

 米国国内線は、カリフォルニア州ロサンゼルス(Los Angeles)、カリフォルニア州サンフランシスコ(San Francisco)、フロリダ州オーランド(Orland)、フロリダ州フォートローダーデール(Fort Lauderdale)、フロリダ州マイアミ(Miami)、ネヴァダ州ラスヴェガス(Las Vegas)、ジョージア州アトランタ(Atlanta)、ワシントン州シアトル(Seattle)、プエルトリコ・サンフアン(San Juan)、アリゾナ州フェニックス(Phoenix)への利用が多い。

 また、国際線は、英国ロンドン、フランス・パリ、メキシコ・メキシコシティ、ドミニカ共和国サン・ドミンゴ、ドミニカ共和国サンティアゴ、オランダ・アムステルダム、イタリア・ミラノ、スペイン・マドリード、ドイツ・フランクフルト、韓国・ソウルなどへの利用が多い。日本からも直行便がある。

 ニューヨークへの空の需要はJFK空港だけではさばききれないため、ニュージャージー州のニューアーク・リバティ国際空港(Newark Liberty International Airport)が補完している。こちらはパリ、ロンドン、テルアビブ、トロント、フランクフルト、カンクン、ムンバイ、ダブリン、香港などへの国際線の利用が多く、こちらも日本から直行便がある。このほか、ニューヨーク第3の空港としてクイーン区の北部にラガーディア空港(LaGuardia Airport)があり、こちらは米国国内線やカナダ線を中心に運航されている。

 ニューヨーク州の第2の都市であるバッファロー(Buffalo)は、州北西部にある人口約30万人の市で、郊外を含めた都市圏人口は約120万人。五大湖のエリー湖(Lake Erie)の東端に位置し、エリー湖からナイアガラ川(Niagara River)が流れ、ナイアガラの滝(Niagara Falls)を経てオンタリオ湖(Lake Ontario)へと注いでいる。バッファローは五大湖・ナイアガラ観光の拠点都市であり、ナイアガラ川はカナダ・オンタリオ州との国境となっていて、カナダのハミルトン(Hamilton)やトロント(Toronto)などの都市にも近い。ナイアガラ川の水力発電を利用した工業が盛んで、かつては鉄鋼産業が盛んだった。

 ニューヨーク州第3の都市は北西部のロチェスター(Rochester)で人口約21万人。郊外も含めた都市圏人口は約105万人。オンタリオ湖の南にあり、オンタリオ湖からカナダのセントローレン川を経て大西洋に出る航路があり、エリー運河も流れておりニューヨークへの水運の便もよい。もともとは農業が盛んで小麦の街「Flour City」と呼ばれたが、近代に繊維産業が発展し、現在は大学が集まる学術都市として発展している。

 ロチェスターと州都オールバニの間にあるシラキュース(Syracuse)は、塩泉が湧き、古くは製塩業が行われていた。エリー運河の開通で水運の拠点都市となり、近代は重工業が栄えたが、1970年代には製造業が衰退した。1980年代よりアフリカや中米からの移民が増え、近年はボスニア・ヘルツェゴビナ、スーダン、ソマリアなどからの難民が多くこの都市に移住した。冬はオンタリオ湖からの水分の影響で積雪が非常に多い。

ドルジバツアー ホームページ
http://drughbatour.web.fc2.com/

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



テーマ : アメリカ合衆国
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

drughba

Author:drughba
日本国内・世界各国の行って面白かったところ、行ってみたいところ、興味深い都市、交通、地理、文化等。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード