群馬・長野原 草津温泉の玄関口、八ッ場ダム建設と川原湯温泉

長野原
ながのはら

日本国群馬県吾妻郡長野原町

群馬・長野原 草津温泉の玄関口、八ッ場ダム建設と川原湯温泉

 長野原(ながのはら)町は、群馬(ぐんま)県の北西部、吾妻(あがつま)郡にある人口約0.5万人の町。西が吾妻郡の嬬恋(つまごい)村、北が吾妻郡の草津(くさつ)町、中之条(なかのじょう)町、東が吾妻郡の東吾妻(ひがしあがつま)町、高崎(たかさき)市、南が長野県北佐久(きたさく)郡の軽井沢(かるいざわ)町と接している。

 町の北部に吾妻川が流れ、川沿いにJR東日本・吾妻線が通り、川原湯温泉(かわらゆおんせん)、長野原草津口(ながのはら くさつぐち)、群馬大津(ぐんまおおつ)、羽根尾(はねお)の各駅がある。

 長野原草津口駅は、長野原町の中心駅であるとともに、草津温泉の最寄り駅でもあり、特急「草津」が停車する。草津温泉は、北隣の草津町にあり、長野原草津口駅からバスに乗り換えて約25分かかる。

 長野原草津口駅からは、かつて日本鋼管群馬鉄山専用線が六合村(旧・中之条町)の太子(おおし)まで伸びていて、同線は昭和20年(1945年)に開業。昭和27年(1952年)に国有化され、国鉄長野原線の一部となり、昭和36年(1961年)には長野原~太子の旅客営業も開始したが、鉄鉱石が枯渇して群馬鉄山が閉山となり、昭和46年(1971年)に長野原~太子が廃止された。一方で、長野原~大前(おおまえ)が開業し、国鉄長野原線から路線名が吾妻線に改称された。

 長野原町を流れる吾妻川には、平成32年(2020年)の完成を目指して八ッ場(やんば)ダムの建設が進められている。八ッ場ダムは、平成21年(2009年)の政権交代で民主党政権が発足した際に、事業仕分けで、無駄な事業としてやり玉に挙げられたが、すでにダム建設の準備が進められた途中での突然の中止方針は地元の強い反発を招き、その後、結局建設が再開されることになった。

 JR吾妻線は八ッ場ダムの建設に合わせて、ダム湖水没区間を迂回する新線の建設が進められ、長野原草津口~川原湯温泉~岩島(いわしま)が平成26年(2014年)に新線に切り替わった。また、ダム完成後の新たな交通を確保するための高い橋がいくつか架けられているのが吾妻線の旧線から見えた。

 川原湯温泉駅は、ちょうどダムに水没する地区にあり、新線に切り替わる際には、南西に約1.5キロ移転、標高も約70m高い位置になった。川原湯温泉は1193年に源頼朝(みなもと の よりとも)が発見したという歴史ある温泉で、駅周辺に温泉街が形成されていたが、これらはすべて廃止され、新駅のほうに移転することになる。移転先の新・川原湯温泉は、新たに掘削した泉源を利用しており、「王湯」がすでに移転開業している。廃止された旧・川原湯温泉駅は水没する予定だが、駅舎が新駅のほうに移築して保存する計画がある。川原湯温泉は八ッ場ダムの最寄り駅として、数年後にはまた異なる風景に変貌していることだろう。

長野原エリアの主な駅

長野原草津口 / ながのはらくさつぐち 駅
JR東日本 吾妻線

川原湯温泉 / かわらゆおんせん 駅
JR東日本 吾妻線

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JR吾妻線・長野原草津口駅

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JR吾妻線・長野原草津口駅

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JR吾妻線・長野原草津口駅

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八ッ場ダム建設に向けて架けられた橋

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八ッ場ダム建設に向けて架けられた橋

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八ッ場ダムに水没予定の旧・川原湯温泉駅

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八ッ場ダムに水没予定の旧・川原湯温泉駅

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