台湾 台南・新市 南部サイエンスパーク台南園区とシラヤ大道

臺南・新市
タイラム・シンチー/Tâi-lâm Sin-chhī (台湾語/ホーロー語)
タイナン・シンスー/ㄊㄞˊㄋㄢˊ ㄒ一ㄣ ㄕˋ (台湾華語/北京語)

臺灣臺南市新市區
台湾台南市新市区

台湾 台南・新市 南部サイエンスパーク台南園区とシラヤ大道

 新市(シンチー/シンスー)区は、台湾南部の台南(臺南/タイラム/タイナン)市にある人口約3.5万人の区。2010年以前は台南県新市郷だった。

 新市区は、北が善化(センホア/サンホア)、西が安定(アンティン/アンティン)、南西が永康(インコン/ヨンカン)、南東が新化(シンホア/シンホア)、東が山上(ソワション/サンサン)の各区と接している。

 新市は古くは先住民のシラヤ族のシンカン(新港)社という村があった。17世紀にオランダが台南一帯の統治を始めたとき、1636年に新港社にオランダ人が布教のため学校・教会を建てた。シラヤ語をラテン文字で表記することを進め、キリスト教の布教や土地の売買などに用いられた。シラヤ族はその後、清国統治時代に、福建省南部からの移民と徐々に融合して、ほとんどがホーロー系住民と同化し、台湾語(ホーロー語)を話すようになり、シラヤ語が話せる人はほとんどいなくなった。

 新市は、鄭氏時代に郊外から台南の中心部に向かう際に、この地を経由する交通の要衝であったことから市場が発達したことから、「新市仔」(シンチアー)と呼ばれるようになったのが由来で、日本統治時代には1920年(大正9年)の地名改正で台南州新化郡に「新市庄」が置かれ、戦後は台南県新市郷を経て、2010年末に台南市新市区となった。

 新市区には、台鉄(臺鐵)縦貫線(西部幹線)の新市駅と南科(ラムコー/ナンコー)駅がある。新市駅は日本時代の1901年(明治34年)に開設された歴史ある駅。開設時は新市街(シンチーケー)駅であったが、新市庄が設置された1920(大正9年)年に新市駅に改称された。特急の自強(ツウキョン/ツーチャン)号は通過するが、一部の急行の莒光(キーコン/チュィークアン)号が停車する。

 新市駅の南側には、台湾新幹線(高鉄/高鐵)が斜めに交差しているが、新幹線の駅はここには設置されず、台南市帰仁(歸仁/クイジン)区の郊外の沙崙(ソアルン/サールン)に開設された。台鉄との乗り換えや、台南市中心部や南部サイエンスパーク(南部科學工業園區)へのアクセスを考えれば、新市駅に新幹線の駅を作るべきだったと思うが、駅周辺の土地開発計画が優先されたのか、広大な空き地が広がる帰仁区に建設された。新市区の新市駅と帰仁区の高鉄台南駅は10数キロしか離れていないが、将来的には新市駅に新幹線の駅を設置することも検討する価値はあると思う。

 南科駅は2010年に開設された新しい駅で、太陽光パネルを多用した未来的な設計で、台湾南部を代表する先端工業の工場が集まる工業団地である「南部サイエンスパーク」(南部科學工業園區/ラムポォー コーハク カンギャプ フンクウ / ナンプウ コーシュエ コンイエ ユエンチュィー)の「台南園区」(臺南園區/タイラム フンクウ / タイナン ユエンチュィー)の最寄り駅である。南科駅から南部サイエンスパーク台南園区へ西へ伸びる道は先住民シラヤ族からのシラヤ大通り(西拉雅大道)と呼ばれている。南科台南園区は新化区、善化区、安定区にまたがる広大な敷地が開発され、日系企業も進出している。善化区側には日本の河津桜が移植された公園もある。

台南・新市エリアの主な駅

新市 / シンチー(シンスー) 駅
台鉄 縦貫線(西部幹線)

南科 / ラムコー(ナンコー) 駅
台鉄 縦貫線(西部幹線)

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台湾新幹線から見た南部サイエンスパーク台南園区

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台湾新幹線から見た南部サイエンスパーク台南園区 

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