台湾 新北・中和 地下鉄中和線、国立台湾図書館、興南夜市、ビルマ街

新北・中和
シンパク・テョンホー/Sin-pak Tiong-hô (台湾語/ホーロー語)
シンペイ・ツォンホー/ㄒ一ㄣ ㄅㄟˇ ㄓㄨㄥ ㄏㄜˊ (台湾華語/北京語)

臺灣新北市中和區
台湾新北市中和区

台湾 新北・中和 地下鉄中和線、国立台湾図書館、興南夜市、ビルマ街

 中和(テョンホー/ツォンホー)区は、台湾北部の新北(シンパク/シンペイ)市の中部にある人口約42万人の区。以前は台北県中和市であったが、2010年末の地方自治体再編で台北県が直轄市の新北市になったことから、新北市中和区となった。

 北が台北市萬華(バンカ/ワンホア)区と新北市の永和(インホー/ヨンホー)区、南東が新店(シンテャム/シンティエン)区、西が土城(トォーシヤ/トゥーツェン)区と板橋(パンキオ/パンチャオ)区と接している。首都・台北(タイパク/タイペイ)のベッドタウンとして発展し、人口密度が非常に高い。

 台北市から新北市永和区を経由して台北捷運(地下鉄)中和新蘆線が伸びていて、中和区内に永安市場(インアンチーティウ/ヨンアンスーツァン)、景安(キンアン/チンアン)、南勢角(ラムシーカク/ナンスーチャオ)の各駅がある。地下鉄で10分ほどで台北市内へ行くことができ、台北市中心部の忠孝新生(テョンハウ シンシン /ツォンシャオ シンセン)駅へも20分ほどで行くことができるので、台北への通勤が非常に便利である。

 一方で、新北市政府庁舎の所在地である板橋区と接しているが、中和区から鉄道交通が連絡しておらず、系統が複雑で遅いバス交通は不便である。そこで、新北市の都市部である新店区、中和区、板橋区、新荘区を一本で結ぶ台北捷運(新交通システム)環状線が計画され、2011年に着工、2016年に第一期区間(大坪林~景安~板橋~新北産業園区)の開業を予定している。

 新交通システムの環状線は中和区内に秀朗橋(シウロンキオ/ショウランチャオ)、景平(キンピン/チンピン)、景安(キンアン/チンアン)、中和(テョンホー/ツォンホー)、橋和(キオホー/チャオホー)、中原(テョンゴワン/ツォンユエン)の各駅が開設され、景安駅が地下鉄中和新蘆線との乗り換え駅となり、中和駅が中和区役所の最寄り駅となる。

 このほか、中和区の南部にはフォルモサ高速道路(3号線)が通っており、中和インターチェンジがあり、中和ICから台64線の高架道路が板橋区方面と秀朗橋方面に伸びている。

 中和は、古くは先住民ケタガラン族のシウロン(秀朗)社と呼ばれる村があった。17世紀後半に清国福建省の泉州(ツォワンチウ)からの移民が台北盆地の開拓を始め、さらに18世紀前半には福建省の漳州(チャンチウ)からの移民も増え、中和地区では特に漳州の出身者が多くなった。

 中和の地名が誕生したのは、日本統治時代の1920年(大正9年)のことであり、海山(ハイサン)郡の中坑(テョンケェ)庄と漳和(チャンホー)庄が合併する際に中坑の「中」と漳和の「和」をとって「中和」(テョンホー)庄となった。

 戦後は、台北県中和郷となり、1949年(民国38年)の中華民国政府の台湾移転にともない、中国大陸からやってきた軍人などが多く住むようになり、台北の郊外であることから人口が増え、1958年に中和郷のより台北市に近い北部が永和鎮として分離し、中和も台北衛星都市の拡大にともない1970年代に人口が急増し、1978年に中和市(当時人口約17万人)となり、今では永和の人口も抜き、人口40万人を突破し、2010年には台北県が新北市となったことから台北県中和市は新北市中和区となった。

 中和は以前は農業や鉱業が盛んであったが、1960年代から紡織業、印刷業などが発展し、住宅地の開発で人口増加にともない商業も発展した。近年はフォルモサ高速・中和ICの周辺に情報通信産業などが発展している。

 地下鉄中和新蘆線のうち、中和市を走る中和線にあたる区間(古亭~南勢角)は1998年に開業した。

 永安市場駅は永和市との境界にあり、ホームは上下線が2層式のホームとなっている。中和市側には八二三紀念公園があり、園内には国立台湾図書館(國立台灣圖書館)や、1953年8月23日の金門島を中共軍の砲撃から死守した「八二三砲戦」の歴史を伝える「八二三紀念館」などがある。

 景安駅は、中和市の東西を結ぶ景平路(台64線)との交差点にあり、2016年には環状線との乗り換え駅となる予定である。

 南勢角駅は、地下鉄中和新蘆線の終点。ここには、もともと台鉄中和線の中和駅(貨物駅)があり、その跡地に地下鉄の南勢角駅が建設された。台鉄中和線は1960年代半ばに石炭やセメントを輸送する目的で開業した板橋駅から中和駅を結んでいた貨物線で、1990年に廃止され、その廃線跡は板橋区内は板新路、中和区内は板南路となっていて、その道路上には現在、環状線の建設が進められており、それが開業すれば台鉄中和線とほぼ同じルートが旅客化されて復活することになる。

 南勢角駅前には「中和興南夜市」(ヒンラム ヤチアー / シンナン イエスー)があり、中和市を代表する観光スポットの一つとなっている興南路の入口には「中和市興南観光夜市」と書かれた大きな門がある。食べ物屋台や生活用品などを販売する店舗が並んでいる。

 南勢角駅から興南路を10分ほど歩いたところにある華新(ホアシン)街は、別名「緬甸街」(ミエンティエンチエ)と呼ばれるビルマ出身者が集まるビルマ(ミャンマー)街。中国・雲南(ユンナン)省出身の華人が国共内戦で国民党軍とともにビルマに逃れ、中華民国政府と国民党が台湾に移転したことから、国民党系のビルマ華人が中和市の華新街周辺に集まるようになり、ビルマ街が形成された。ビルマ料理や雲南料理のレストランや食材店などが集まり、お店の看板は漢字のほか丸い文字が印象的なビルマ語が使われている。粑粑絲(パパス)という麺料理や、ビルマはインドの食文化にも近いのかナンやカレー、ラッシー、ミルクティーなどもあり、雲南&ビルマグルメが味わえる異国情緒が感じられる観光スポットとなっている。

新北・中和エリアの主な駅

南勢角 / ラムシーカク(ナンスーチャオ) 駅
台北捷運 中和新蘆線

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地下鉄中和線・南勢角駅

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地下鉄中和線・南勢角駅

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中和興南夜市

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南勢角駅前の鉄塔にあったビルマ文字

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ビルマ語の看板が目立つ華新街

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ビルマ語の看板が目立つ華新街

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