北海道・音威子府 鉄道の町から森と匠の村へ

音威子府
おといねっぷ (日本語)
オ トイネ プ (アイヌ語)

日本国北海道上川地方中川郡音威子府村

北海道・音威子府 鉄道の町から森と匠の村へ

 音威子府(おといねっぷ)村は、北海道上川地方の中川(なかがわ)郡にある人口約850人の村。北海道内で最も人口が少ない自治体となったが、アイヌ語らしい地名の響きから、地名ファンには有名な村である。

 音威子府はアイヌ語では「オ・トイネ・プ」と呼ばれ、「濁りたる泥川、漂木の堆積する川口」を意味する。村内には天塩川(てしおがわ)が流れ、音威子府川が天塩川に合流する地点が濁っていたことが地名の由来となっているようだ。

 音威子府村には、JR北海道の宗谷本線が走っていて、音威子府(おといねっぷ)駅が村の中心となっている。音威子府駅は大正元年(1912年)に開業。音威子府駅からはいまは廃止された天北線が宗谷線として、浜頓別(はまとんべつ)経由で建設され、大正11年(1922年)に稚内(わっかない)まで開業した(いまの南稚内駅)。宗谷本線は、天塩線として幌延(ほろのべ)経由で稚内を目指して建設が進められ、大正15年(1926年)に音威子府~幌延~稚内が開業した。そして昭和5年(1930年)に天塩線がメインルートとして宗谷本線に改称され、音威子府~浜頓別~稚内は北見線となった。北見線は昭和36年(1961年)に天北線と改称された。

 音威子府駅は、宗谷本線と天北線が分岐する交通の要衝として、鉄道関係者が多く住み、鉄道の町として発展した。天北線は急行「天北」が走り、宗谷本線のバイパス的な役割も果たしたが、昭和60年(1980年)に天北線の浜頓別駅から分岐する興浜北線(浜頓別~北見枝幸)が廃止され、興部(おこっぺ)~浜頓別をつなぎ、オホーツク海沿岸部を鉄道で結ぶ興浜線の全通が不可能になったこともあり、浜頓別に鉄道路線を維持する重要性も下がったことから、平成元年(1989年)に天北線(音威子府~浜頓別~南稚内)の全区間が廃止された。

 天北線の廃止により、鉄道交通の結節点でなくなったことから、音威子府駅の重要性が下がり、村の過疎化も進んだ。音威子府村は「森と匠の村」を掲げ、森林を活用した工芸の村として活性化に取り組んでいて、駅の近くには、おといねっぷ美術工芸高校がある。音威子府駅は特急「スーパー宗谷」「サロベツ」が停車するので、途中下車してみるのも面白い。

 音威子府駅の西、天塩川との間の国道40号線(名寄国道)には、「道の駅おといねっぷ」がある。駅の東にはアイヌ語で「チセネシリ」と呼ばれる「音威富士」(489m)があり、富士スキー場もある。また、村の南部には天塩川温泉があり、JR宗谷本線の天塩川温泉駅から近い。

音威子府エリアの主な駅

音威子府 / おといねっぷ 駅
JR北海道 宗谷本線

otoineppu
音威子府駅

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