朝鮮 観光ビザ取得と霧で遅れた高麗航空

조선・고려항공
チョソン・コリョハンゴン/朝鮮・高麗航空 (朝鮮語)

朝鮮 観光ビザ取得と霧で遅れた高麗航空

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の観光ビザは、中国北京(ペイチン)経由の飛行機で行った今回は、北京の朝鮮大使館(대사관/テサグァン)でビザを受け取った。

 朝鮮大使館の中に入ると、いきなり金日成(김일성/キム・イルソン)主席の礼讃画があって思わずびっくりした。査証代金6600円を支払い、5分くらい待つと、朝鮮民主主義人民共和国観光証(관광증/クァングァンジュン)を手に入れることができた。

 夕方、北京の街を散歩した。天安門広場は中国各地からの観光客だけでなく、外国人の観光客も多い。日本人観光客も何人かいた。北朝鮮も自由化すれば金日成広場も日本人が多く訪れる観光地になるのだろうかなどと想像しながら、翌日の北朝鮮への出発を待った。

 平壌(평양/ピョンヤン)への出発日、北京は霧だった。「今日は霧だから飛行機が遅れるかもしれませんね」と北京のガイドさんが言っていた。

 平壌への飛行機の出発時刻が午前11時30分だったので、朝9時過ぎに北京首都空港でチェックインした。そのとき、ある日本人(以下Hさん)が声をかけてきた。

 H「すみません。ピョンヤンに行かれるのですか?」
 私「はい、そうですけど」
 H「実はピョンヤンに持っていってほしい荷物がありまして、私が航空便で送ろうと思ったら断られまして、もし良かったら、あなたの手荷物として持っていってほしいのですが」

 Hさんによると、平壌で住宅工事をしているある日本人に工具を持っていってほしいということだった。どうも平壌にある工具は不良品ばかりだったらしい。

 私が「持っていくのはいいですけど向こうの税関は大丈夫ですか?」と質問したら、Hさんは「おそらく大丈夫でしょう」と言う。そして、「あなたの写真をピョンヤンに送ってもいいですか?」と言うので、どうするのかと思ったら、Hさんはデジカメを取り出して私の写真を撮り、携帯電話を使って送信した。H「中国、台湾、北朝鮮は携帯電話の規格が同じで通じるんですよ」

 Hさん曰く、「来年(2000年)、ピョンヤンの普通江ホテルで日本の衛星放送を見ることができるようになるらしいですよ」

 本当ならばすごい。国際化の大きな進歩だと思うが、あそこは外国人ばかりの世界なので情報統制しなくてもいいのだろう。それにしても、平壌で日本人が住宅工事をしているなんて、日本と北朝鮮は結構つながりがあるものなのだと思った。

 私「北朝鮮とビジネスしてもうかりますか?」
 H「いやー。向こうは外貨がないから現物支給ですね。」
 私「ワイロを贈ったりするのですか?」
 H「はい…、ありますね。向こうは人治の国ですから。」

 へぇー、やはりそうなのか。

 霧のため、案の定出発は遅れることになった。出発予定時刻が過ぎた頃、高麗航空(고려항공/コリョ・ハンゴン)の飛行機が到着して、ゾロゾロ搭乗客が降りてきた。ほとんど金日成バッジをつけた北朝鮮人だったが、中にはアフリカ系の黒人やインド系の人もいた。白人系の人はいなかった。

 平壌行きの飛行機の搭乗を待つ人がだんだん増えてきた。私の周りに金日成バッジをつけた人が大勢いる。独特の雰囲気が漂っている。 

 北京空港の搭乗ロビーでは、日本人観光客が「あっ、あれロンドン行きの飛行機だ、すごいねー。あっ、あれはスイス航空だ」とか言いながら写真を撮っていた。私は「これはピョンヤンへ行く高麗航空だ。珍しいだろう」と教えてあげようかとも思ったが、周りに北朝鮮人が多いので、やっぱりやめた。目立たないように静かに搭乗を待つことにした。

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