島根・出雲 山陰地方第3の都市、出雲大社を結ぶ一畑電車

出雲
いずも

日本国島根県出雲市

島根・出雲 山陰地方第3の都市、出雲大社を結ぶ一畑電車

 出雲(いずも)市は、島根(しまね)県にある人口約17万人の市。東が松江(まつえ)市、南が雲南(うんなん)市と飯石(いいし)郡の飯南(いいなん)町、西が大田(おおた)市と接している。

 島根県は、出雲国(いずものくに)と石見国(いわみのくに)、そして離島の隠岐国(おきのくに)から成るが、出雲市は出雲国の西側にあり、西隣の大田市は石見国となる。

 出雲市は、島根県の県庁所在地である松江市と、鳥取(とっとり)県の県庁所在地である鳥取市に次ぐ山陰地方第3の都市であり、出雲市から松江市、安来(やすぎ)市、鳥取県米子(よなご)市にかけての雲伯(うんぱく)地方の都市圏を構成している。

 出雲市は平成17年(2005年)に旧・出雲市と平田(ひらた)市、簸川(ひかわ)郡の大社(たいしゃ)町、湖陵(こりょう)町、多伎(たき)町、佐田(さだ)町が合併し、さらに平成23年(2011年)に簸川郡斐川(ひかわ)町を編入合併し、現在の市域となった。斐川町は住民投票で一度、出雲市の合併に加わらなかったが、その後、再び町を二分する議論となり、再度住民投票が行われ、出雲市への編入合併が決まった。

 出雲市にはJR西日本・山陰本線、一畑電車の北松江線と大社線が通る。山陰本線は、荘原(しょうばら)、直江(なおえ)、出雲市、西出雲(にしいずも)、出雲神西(いずも じんざい)、江南(こうなん)、小田(おだ)、田儀(たぎ)の各駅がある。このうち、荘原駅と直江駅が旧・斐川町、江南駅が旧・湖陵町、小田駅と田儀駅が旧・多伎町にある。山陰本線は車両基地のある西出雲駅から鳥取県の伯耆大山(ほうきだいせん)駅まで電化されており、伯耆大山駅から伯備線経由で岡山(おかやま)を結ぶ陰陽連絡特急の「やくも」が出雲市~松江~米子~岡山に運行されており、雲伯地方の出雲市~松江~米子は電車の運転本数も多い。

 宍道湖(しんじこ)の南を走るJR山陰本線に対し、一畑電車・北松江線は松江市から宍道湖の北を通ってJR出雲市駅と隣接する電鉄出雲市(でんてつ いずもし)駅を結ぶ路線で、出雲市内に電鉄出雲市、出雲科学館パークタウン前(いずもかがくかん パークタウンまえ)、大津町(おおつまち)、武志(たけし)、川跡(かわと)、大寺(おおてら)、美談(みだみ)、旅伏(たぶし)、雲州平田(うんしゅう ひらた)、布崎(ぬのざき)、湖遊館新駅(こゆうかんしんえき)、園(その)、一畑口(いちばたぐち)、伊野灘(いのなだ)の各駅がある。そのうち、美談~伊野灘が旧・平田市に属する。一畑電車は、もともと一畑薬師寺への参拝客輸送のために建設され、一畑薬師寺の最寄り駅として一畑駅まで路線があった名残で、一畑口駅でスイッチバックする構造となっている。北松江線を走る特急スーパーライナーは、出雲市内は電鉄出雲市、大津町、川跡、雲州平田、布崎、一畑口に停車する。

 一畑電車大社線は、北松江線の川跡駅から出雲大社前(いずもたいしゃまえ)駅を結ぶ路線で、川跡、高浜(たかはま)、遥堪(ようかん)、浜山公園北口(はまやまこうえん きたぐち)、出雲大社前の各駅がある。このうち、遥堪、浜山公園北口、出雲大社前の各駅が旧・大社町にある。

 このほか、かつてはJR出雲市駅から大社町の大社駅までJR大社線が走っていたが、平成2年(1990年)に廃止された。途中、出雲市内に出雲高松(いずも たかまつ)駅と荒茅(あらかや)駅があった。JR大社線と一畑電車大社線は出雲大社の参拝客輸送で競合していたが、JR大社線は距離が短く、山陰本線に直通できることなどが強みであった。一方、一畑電車大社線は出雲市駅からだと川跡駅まで大回りしなければならず、乗り換えの手間のかかる。しかし、JR大社駅は出雲大社から約1.5キロ離れており、一畑電車の出雲大社前駅のほうが出雲大社に近く便利であることから、JR大社線は廃線になったが、旧・大社駅の立派な木造駅舎とホームが美しい姿のままきちんと保存されている。

 JR山陰本線の出雲市駅は、今市(いまいち)地区に開設されたことから、明治43年(1910年)に出雲今市(いずも いまいち)駅として開業した。出雲今市駅は昭和32年(1957年)に出雲市駅に改称され、出雲市の中心駅であることがより明確になった。出雲市駅の駅舎は出雲大社を意識した社殿造りのデザインが美しい。

 出雲市駅は、大社線が廃止された後に高架化工事が行われ、平成10年(1998年)に2面4線のホームで高架化された。出雲市~岡山を結ぶ特急「やくも」の始発駅となっているほか、寝台特急「サンライズ出雲」が出雲市~岡山~東京を結んでいる。かつてはブルートレインの寝台特急「出雲」が、浜田~出雲市~京都~東京を結んでいたが、電車化された「サンライズ出雲」は特急「やくも」と同じ伯備線を経由するようになり、出雲市駅止まりとなり、非電化の出雲市~浜田は運転廃止となった。しかしながら、日本全国で寝台特急の廃止が続く中、新型電車による寝台特急の存続は、山陰・出雲の旅の魅力を高めている。このほか山陰本線の鳥取~米子~出雲~益田(ますだ)を結ぶ特急「スーパーまつかぜ」とさらに山口線を経由して新山口(しんやまぐち)まで結ぶ特急「スーパーおき」が運行されている。

 JR出雲市駅に隣接している一畑電車の電鉄出雲市駅は、出雲今市駅として大正3年(1914年)に開業。国鉄と同様に昭和32年(1957年)に出雲市駅となり、昭和39年(1964年)にターミナルビルに移転して電鉄出雲市駅となった。JR出雲市駅の高架化に続き、平成12年(2000年)に一畑電車の電鉄出雲市駅も高架化された。

 一畑電車の川跡駅は、北松江線と大社線が接続しており、特急「スーパーライナー」や急行「出雲大社号」も停車する。出雲大社前方面の電車への乗り換えも便利である。

 出雲市にはこのほか、市街地より南側に山陰自動車道が通り、出雲IC(インターチェンジ)と斐川ICがある。旧・斐川町には宍道湖に突き出るように出雲空港(出雲縁結び空港)がある。出雲空港からは出雲市駅、出雲大社、松江駅などの方面への一畑交通のバスが運行されている。出雲空港への最寄り駅は山陰本線の荘原駅であるが、約3キロほど離れており、空港アクセスの駅としては便利ではない。タクシーを利用するなら東隣の宍道(しんじ)駅を利用するほうが便利だろう。

出雲エリアの主な駅

出雲市 / いずもし 駅
JR西日本 山陰本線
電鉄出雲市 / でんてついずもし 駅
一畑電車 北松江線

川跡 / かわと 駅
一畑電車 北松江線、大社線

出雲大社前 / いずもたいしゃまえ 駅
一畑電車 大社線

雲州平田 / うんしゅうひらた 駅
一畑電車 北松江線

一畑口 / いちばたぐち 駅
一畑電車 北松江線

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JR山陰本線・出雲市駅、特急「やくも」

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JR山陰本線・出雲市駅

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出雲大社をイメージした出雲市駅の駅舎

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一畑電車・電鉄出雲市駅

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一畑電車・電鉄出雲市駅

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電鉄出雲市駅で出発を待つ一畑電車の新型電車

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旧南海ズームカーが走っていた一畑電車・川跡駅

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旧京王の車両が並ぶ一畑電車・川跡駅

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廃止後も保存されているJR大社線・大社駅

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廃止後も保存されているJR大社線・大社駅

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出雲大社

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旧平田市の中心駅、一畑電車・雲州平田駅

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一畑電車から見た宍道湖

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スイッチバックする一畑電車・一畑口駅


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広島・本通 広島本通商店街と鯉城通りの地下を走るアストラムライン

広島・本通
ひろしま・ほんどおり

日本国広島県広島市中区

広島・本通 広島本通商店街と鯉城通りの地下を走るアストラムライン

 本通(ほんどおり)は、広島(ひろしま)市の中(なか)区にある地区で、広島市の中心部に位置する。鯉城(りじょう)通りには、広島電鉄(広電)宇品線(1,3,7号線)の本通・電停があり、その地下には広島新交通(アストラムライン)の本通駅がある。

 鯉城通りの東西に伸びる本通りは、「広島本通商店街」というアーケード商店街になっており、西は平和記念公園へ、東は広島パルコがある広島金座街(きんざがい)商店街に続いている。本通商店街の北側は「中の棚」(なかのたな)商店街、南側は「うらぶくろ」の通称で知られる「袋町裏通り」が並行していて、さらに鯉城通りの地下には地下街「紙屋町シャレオ」が伸びていて、この一帯は広島で最もにぎわう地区の一つとなっている。

 広電宇品線は、本通電停の北で「T」字状に東西に分岐しており、広電本線と合流する。東側に紙屋町東(かみやちょうひがし)、西側に紙屋町西(かみやちょうにし)の電停があり、1号線が本通~紙屋町東~広島駅、3号線が本通~紙屋町西~西広島(己斐)駅、7号線が本通~紙屋町西~横川駅をそれぞれ結んでいる。宇品線の南行きは、1,3,7号線がいずれも市役所前(しやくしょまえ)方面へ向かい、7号線が広電本社前(ひろでんほんしゃまえ)、3号線は宇品二丁目(うじなにちょうめ)でそれぞれ折り返し、1号線は終点の広島港(ひろしまこう)駅まで直通している(3号線も朝夕は広島港まで直通)。

 本通駅を起点にJR山陽本線の新白鳥(しんはくしま)駅、JR可部線の大町(おおまち)駅を経由して、安佐南(あさみなみ)区の広域公園前(こういきこうえんまえ)方面を結ぶ新交通システムのアストラムラインは、平成6年(1994年)に開業し、広島市中心部の本通、県庁前(けんちょうまえ)、城北(じょうほく)、新白島の各駅が地下となっていることから、広島初の地下鉄でもある。

 「紙屋町シャレオ」はアストラムラインの本通~県庁前の地下空間の真上に造られており、平成13年(2001年)にオープンした。広電本線の紙屋町東、紙屋町西電停や広島バスセンターにもつながっている。

 鯉城通りを本通駅から南へ行くと広電宇品線(1号線、3号線、7号線)の袋町(ふくろまち)駅があり、ここから袋町裏通りも近い。駅前には「ANAクラウンプラザホテル広島」やNHK広島放送局があり、その南側には東西に平和大通りが通っていて、そこから広島平和記念資料館も近い。

広島・本通エリアの主な駅

本通 / ほんどおり 駅・電停
広島新交通 アストラムライン
広島電鉄 宇品線(1号線3号線7号線

袋町 / ふくろまち 電停
広島電鉄 宇品線(1号線3号線7号線

紙屋町東 / かみやちょうひがし 電停
広島電鉄 本線、宇品線(1号線2号線6号線
紙屋町西 / かみやちょうにし 電停
広島電鉄 本線、宇品線(2号線3号線6号線7号線

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広電宇品線・本通電停

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広島本通商店街

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広島本通商店街

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本通商店街の先にある広島パルコ

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アストラムライン本通駅

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アストラムライン本通駅

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紙屋町シャレオ

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鳥取・米子 山陰雲伯地方の交通の要衝、鳥取県西部の商業都市

米子
よなご

日本国鳥取県米子市

鳥取・米子 山陰雲伯地方の交通の要衝、鳥取県西部の商業都市

 米子(よなご)市は、鳥取(とっとり)県西部にある人口約15万人の市。北が境港(さかいみなと)市、東が西伯(さいはく)郡の大山(だいせん)町、南が西伯郡の伯耆(ほうき)町と南部(なんぶ)町、西が島根(しまね)県の安来(やすぎ)市と接しており、北西には日本海の美保湾が広がる。また、米子市の西部に、米子市に3方囲まれて日本海に面する西伯郡日吉津(ひえづ)村がある。

 米子市は古事記(こじき)の国生みの中で淡嶋(あわしま)が出てくるが、これが米子市にある粟嶋(あわしま)神社にあたると伝えられる非常に歴史のある地域である。

 江戸時代には、伯耆国(ほうきのくに)の米子藩の城下町として発展し、米子城から西へ約1キロの久米町にあった。米子城からは東に市街地が、西には中海(なかうみ)が、北には日本海が見渡せた。米子城は明治維新の廃藩置県で廃城となり、城址は、天守は解体され、石垣などが残るのみであり、三の丸の敷地は鳥取大学医学部付属病院や米子市営湊山球場に利用されている。

 米子市は平成の大合併では、平成17年(2005年)に旧・米子市と西伯郡の淀江(よどえ)町が合併して新しい米子市が発足し、現在の市域となった。当初は、日吉津村や境港市も含めた合併が検討されていたが、両自治体では反対が多く、米子市には加わらなかった。

 伯耆(ほうき)と因幡(いなば)は、明治時代に同じ鳥取県に統合されたが、鳥取市を中心とする因幡地方と、米子市を中心とする伯耆地方は文化が異なり、方言もかなり違いがある。鳥取弁は山陰東部の但馬弁や丹後弁と近いが、米子弁は“西のズーズー弁”とも言われる島根県の出雲弁と近い雲伯方言に分類されるなど、近接する島根県出雲(いずも)地方との共通点も多い。

 米子市には、JR西日本の山陰本線と伯備線、境線が通り、山陰本線は米子、東山公園(ひがしやまこうえん)、伯耆大山(ほうきだいせん)、淀江(よどえ)の各駅、境線は米子、博労町(ばくろうまち)、富士見町(ふじみちょう)、後藤(ごとう)、三本松口(さんぼんまつぐち)、河崎口(かわさきぐち)、弓ヶ浜(ゆみがはま)、和田浜(わだはま)、大篠津町(おおしのづちょう)の各駅がある。また、伯備線は伯耆大山駅から南へ分岐している。

 また、道路交通は、山陰地方を東西に走る道路は国道9号と山陰道があり、平成29年(2017年)の時点で、山陰道のうち安来道路は有料道路、米子道路は無料通行となっている。米子ICからは南へ米子自動車道が通り、岡山県の中国自動車道・落合JCTを結んでいる。

 JR山陰本線は、京都(きょうと)から日本海側を通って山口県の下関(しものせき)まで結ぶ路線であるが、速達性では山陽本線にかなわないことから、当初から多くの区間が単線非電化で建設された。全線通しで運行されたケースは極めて少なく、かつては昭和36年(1961年)より京都・大阪~下関・博多を特急「まつかぜ」が福知山線経由で山陰本線の主要区間を走破していたが昭和61年(1986年)に廃止された。京都~米子は特急「あさしお」が平成8年(1996年)まで運行されていた。また、寝台特急「出雲」が平成18年(2006年)まで運行されていた。

 関西地方から山陰本線沿線への大幅なスピードアップが図られたのは、昭和47年(1972年)に山陽新幹線の新大阪~岡山が開業したことによる。従来、大阪から福知山線経由で山陰本線の米子・松江方面を結んでいた特急「やくも」が、岡山発で倉敷から伯備線を経由して米子を結び、米子から山陰本線に入るルートに変更された。さらなるスピードアップのため、特急「やくも」が走る伯備線(倉敷~伯耆大山)および山陰本線の伯耆大山~出雲市の改良が行われ、昭和57年(1982年)に伯備線および山陰本線の伯耆大山~知井宮(現・西出雲)の電化が完成し、「やくも」に振り子式の特急電車が導入され、伯備線が東京や関西から山陰の伯耆(鳥取県西部)と出雲(島根県東部)を結ぶ主要ルートになった。寝台特急「出雲」は新型寝台電車を導入したのをきっかけに平成18年(2006年)より伯備線経由の寝台特急「サンライズ出雲」に生まれ変わった。

 一方、山陰本線の京都~米子に関しては、京都~城崎が電化され、京都発の特急「きのさき」や新大阪発の特急「こうのとり」が運行されているが、城崎~伯耆大山が非電化のまま残されている。関西と鳥取は、大阪・姫路から播但線を経由して山陰本線を走る特急「はまかぜ」が運行されているが、さらなるスピードアップを図るため、平成6年(1994年)に山陽本線の上郡(かみごおり)から因美線の智頭(ちず)までをショートカットする智頭急行が開業し、智頭急行経由で京都・大阪・姫路~鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」が運行を開始し、関西~鳥取のメインルートは智頭急行となった。これにより、京都~米子を結んでいた特急「あさしお」は役割を終えて廃止された。

 現在、山陰本線は鳥取県と島根県の東西を結ぶ特急として、特急「スーパーまつかぜ」と「スーパーおき」を運行しており、「スーパーおき」は山口線に乗り入れて山口県の新山口(しんやまぐち)まで結んでいる。また、地域輸送としては普通列車のほか、鳥取~米子~出雲市を結ぶ快速「とっとりライナー」や米子~出雲市~浜田~益田を結ぶ快速「アクアライナー」が運行されている。このように、米子駅は山陰地方の交通の要衝として重要であるとともに、島根県とまたがる米子~松江~出雲市は、雲伯地方として交流が多く、列車の運行本数も多い。

 米子駅から北に伸びるJR境線は、港町で日本海側有数の漁業・貿易の基地である境港(さかいみなと)を結ぶ路線で、山陰本線資材を輸送する目的で境港~米子が山陰本線の米子~御来屋(みくりや)と同時に建設され、明治35年(1902年)に開業した歴史ある路線である。現在は、ローカル線化しており、境港市が水木しげる氏の故郷であり、その代表作「ゲゲゲの鬼太郎」で町おこしをしていることから、沿線各駅に「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪の名が副駅名に付けられ、同作のアニメキャラクターでペイントした列車が運行されており、子どもだけでなく鬼太郎世代の大人たちにも好評である。境線の富士見町~後藤にはJR西日本の後藤総合車両所後藤工場があるため、米子~後藤は電化されている。富士見町駅(副駅名:ざしきわらし)は国道9号線と交差する米子市の中心市街地にあり、近くに米子高島屋、やよいデパート、米子しんまち天満屋などの商業施設がある。

 境線・大篠津町駅の先には、米子空港(米子鬼太郎空港)がある。米子空港は航空自衛隊美保基地との共用空港であり、平成21年(2009年)に滑走路を2500mに延長し、旅客線を強化し、スカイマークエアラインズの神戸、成田、新千歳、那覇などの路線もあったが、平成27年(2015年)までに撤退した。平成29年(2017年)の時点では全日空の東京羽田が主力路線であるほか、国際線は韓国ソウルと香港に運航されている。米子空港のターミナルビルは境港市側にあり、滑走路延長工事の際に境線のルートが迂回する形に変更され、平成20年(2008年)境港市側に境線の米子空港駅が開設された。

 日野川の東側にある伯耆大山駅は、山陰本線と伯備線の分岐する駅で、特急「やくも」「スーパーまつかぜ」の一部が停車する。伯耆大山駅は米子市内にあるが、北側は日吉津村であり、日吉津村の最寄り駅でもある。日吉津村は、面積は小さいが王子製紙米子工場があり、財政的に余裕があることから米子市との合併には反対が多く、日吉津村としての独立を維持している。日本海側には日吉津温泉がある。また、日野川の西の日本海側には皆生(かいけ)温泉があり、日本海の眺めが美しく、夏は海水浴もできることから、米子市を代表する観光地の一つとなっている。 

米子エリアの主な駅

米子 / よなご 駅
JR西日本 山陰本線、境線、(伯備線)

伯耆大山 / ほうきだいせん 駅
JR西日本 山陰本線、伯備線

富士見町 / ふじみちょう 駅
JR西日本 境線

後藤 / ごとう 駅
JR西日本 境線 

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米子駅に停車する特急「やくも」

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米子駅に停車する特急「やくも」

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米子駅に停車する特急「スーパーまつかぜ」

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米子駅、山陰本線の米子~西出雲を走る電車

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米子駅、山陰本線普通ディーゼルカー

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広い車庫がある米子駅

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ゲゲゲの鬼太郎がペインティングされた境線ディーゼルカー

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ゲゲゲの鬼太郎とコラボする米子駅JR境線ホーム

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米子弁で話す鬼太郎

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米子駅の駅舎

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米子市街地の街並み

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米子市街地の街並み

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伯備線が分岐するJR伯耆大山駅

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ざしきわらしとコラボするJR境線・富士見町駅

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JR境線・後藤駅

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JR境線・後藤駅

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JR境線の車窓風景

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JR境線から見た米子鬼太郎空港

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広島・東広島 酒蔵の西条と牡蠣の安芸津、新幹線の東広島駅

東広島
ひがしひろしま

日本国広島県東広島市

広島・東広島 酒蔵の西条と牡蠣の安芸津、新幹線の東広島駅

 東広島(ひがしひろしま)市は、広島県中部にある人口約19万人の市。東が竹原(たけはら)市と三原(みはら)市、北が世羅(せら)郡の世羅町、三次(みよし)市、安芸高田(あき たかた)市、西が広島市の安佐北(あさきた)区と安芸(あき)区、安芸郡熊野(くまの)町、呉(くれ)市と接しており、南は瀬戸内海(せとないかい)を挟んで豊田(とよた)郡の大崎上島(おおさきかみじま)町がある。

 安芸国(あきのくに)の東部に位置する東広島市は、昭和49年(1974年)に賀茂(かも)郡の西条(さいじょう)町、八本松(はっぽんまつ)町、志和(しわ)町、高屋(たかや)町が合併して発足した。平成の大合併では、賀茂郡の黒瀬(くろせ)町、河内(こうち)町、豊栄(とよさか)町、福富(ふくとみ)町および豊田郡の安芸津(あきつ)町を合併し、現在の市域となった。

 東広島市は、西条盆地が広がり、旧・安芸津町は瀬戸内海に面している。中心部にあたる旧・西条町は酒づくりの町として発展し、酒蔵が並んでいる。昭和48年(1973年)に広島大学が旧・西条町に移転することになり、その翌年に賀茂郡の周辺の町が合併して東広島市となり、賀茂学園都市の開発が始まり、昭和63年(1988年)には山陽新幹線に東広島駅が開設された。

 東広島市には、JR西日本の山陽新幹線、山陽本線、呉線の3路線が走り、北に山陽本線、中央に山陽新幹線、南の海沿いに呉線が通っている。市内にはJR山陽新幹線の東広島駅と、JR山陽本線の河内(こうち)、入野(にゅうの)、白市(しらいち)、西高屋(にしたかや)、西条(さいじょう)、八本松(はっぽんまつ)の各駅、JR呉線の安芸津(あきつ)駅と風早(かざはや)駅がある。

 JR山陽本線は、西条駅が東広島市の中心駅となっており、東広島市役所も西条駅が最寄り駅である。西条駅の南に東西に伸びる旧・東海道沿いには酒蔵が集まり、歴史ある街並みが続いている。西条駅からは新幹線の東広島駅や呉線の安芸津駅や竹原駅、広島大学方面への路線バスが運行されている。また、白市駅は、三原市にある広島空港の最寄り駅であり、広島空港への路線バスが運行されている。八本松駅は、八本松~瀬野(広島市安芸区)が「瀬野八」(せのはち)と呼ばれる急勾配が続く難所であり、瀬野から八本松に向かう上りの貨物列車が補助機関車をつけて運行されている。

 西条駅の約7キロ南にある山陽新幹線の東広島駅は、東広島市の玄関口であり、「こだま」が停車するほか、一部の「ひかり」も停車する。東広島駅の利用者の大半は自家用車の利用で、他線との乗り換えができない単独駅であることから、JR山陽本線沿線と呉線沿線のいずれからも遠く、アクセスが不便であり、利用者は伸び悩んでいる。西条~東広島~安芸津の南北の交通の充実と今後の開発が重要となりそうだ。

 JR呉線の安芸津駅は、旧・安芸津町の中心駅であり、昭和10年(1935年)に安芸三津(あき みつ)駅として開設され、昭和24年(1949年)に安芸津駅と改称された。駅の南には三津湾の安芸津港が広がり、大崎上島町の大西港を結ぶ安芸津フェリーが運航されている。安芸津地区は牡蠣(カキ)の養殖が盛んで、呉線の車窓から瀬戸内海の牡蠣養殖の風景を眺めることができる。

東広島エリアの主な駅

東広島 / ひがしひろしま 駅
JR西日本 山陽新幹線

西条 / さいじょう 駅
JR西日本 山陽本線

安芸津 / あきつ 駅
JR西日本 呉線

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JR呉線・安芸津駅

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東広島・安芸津の街並み

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カキ養殖が盛んな安芸津

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島根・松江 宍道湖と中海が広がる水の都、山陰地方最大の都市

松江
まつえ

日本国島根県松江市

島根・松江 宍道湖と中海が広がる水の都、山陰地方最大の都市

 松江(まつえ)市は、島根(しまね)県北東部の出雲(いずも)地方にある人口約21万人の市。島根県の県庁所在地であるとともに、山陰(さんいん)地方最大の都市でもある。

 松江市は西が出雲(いずも)市、南が雲南(うんなん)市、南東が安来(やすぎ)市、北東が鳥取県の境港(さかいみなと)市と接している。北は日本海(にほんかい)が広がっている。

 平成の大合併では、平成17年(2005年)に八束(やつか)郡の八束町、鹿島(かしま)町、島根(しまね)町、美保関(みほのせき)町、玉湯(たまゆ)町、八雲(やくも)村と合併し、新しい松江市が発足。さらに平成23年(2011年)に八束郡の東出雲(ひがしいずも)町を編入し、現在の市域となった。

 松江には、西に宍道湖(しんじこ)、東に中海(なかうみ)が広がり、それをつなぐように宍道湖から中海へ大橋川(おおはしがわ)が流れている。中海は境港の境水道から日本海の美保湾に注いでおり、中海および宍道湖は淡水と海水が交じる汽水湖であり、汽水湖の環境を好むシジミ(蜆)が生息し、松江の名物グルメとなっている。

 中海には旧・八束町の大根島(だいこんじま)と江島(えしま)があり、そこをつなぐように大海崎(おおみさき)堤防と森山堤防の上の道路があり、それに囲まれたところを干拓する「昭和の国引き」構想があった。また、江島と境港市には中浦水門が建設され、中海を淡水化して、干拓地の農業用水にする計画があったが、減反政策と環境破壊反対の流れから平成12年(2000年)に干拓が中止され、平成14年(2002年)に淡水化も中止され、平成17年(2005年)から水門が撤去作業が始まり、平成21年(2009年)に撤去が完了した。中浦水門の代わりに江島大橋が平成16年(2004年)に完成し、江島と境港市をつないでいる。

 松江市の北部は島根半島が美保湾に向かって伸びている。旧・美保関町の七類港(しちるいみなと)からは隠岐(おき)諸島の島後(どうご)島および島前(どうぜん)の西ノ島(にしのしま)、中ノ島(なかのしま)、知夫里(ちぶり)島へのフェリーや高速船が運航されている。

 松江市の中心部の西に広がる宍道湖の南にJR西日本・山陰本線、北に一畑電気鉄道(一畑電車)北松江線が走り、それぞれ出雲市方面を結んでいる。また、山陰本線の宍道駅からは南にJR西日本・木次線が分岐しており、雲南市方面を結んでいる。

 松江市内にはJR山陰本線の揖屋(いや)、東松江(ひがしまつえ)、松江、乃木(のぎ)、玉造温泉(たまつくりおんせん)、来待(きまち)、宍道の各駅、JR木次線の宍道駅と南宍道(みなみしんじ)駅、一畑電車の松江しんじ湖温泉(まつえ しんじこおんせん)、松江イングリッシュガーデン前(まつえイングリッシュガーデンまえ)、朝日ヶ丘(あさひがおか)、長江(ながえ)、秋鹿町(あいかまち)、松江フォーゲルパーク、高ノ宮(たかのみや)、津ノ森(つのもり)の各駅がある。

 JR山陰本線には、特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」「やくも」が走っており、「スーパーまつかぜ」と「スーパーおき」は、鳥取(とっとり)から米子(よなご)、松江を経由して出雲市(いずもし)、益田(ますだ)へ山陰本線を走り、そのうち「スーパーおき」は山口線に直通して山口(やまぐち)、新山口(しんやまぐち)を結んでいる。特急「やくも」は出雲市から松江、米子を経由して伯備線に入り、岡山(おかやま)を結んでいる。特急「やくも」の運行のため、山陰本線は西出雲~出雲市~松江~米子~伯耆大山が電化されている。松江から大阪へ出る場合は、特急「やくも」で岡山まで出て山陽新幹線に乗り換えるのが最速であり、山陰本線は山陽新幹線と伯備線の高速化により、すでに島根県と関西方面を結ぶ幹線ではなくなっており、鳥取から関西についても因美線、智頭急行、山陽本線を走る特急「スーパーはくと」が最速である。また、松江から広島へは、JR木次線は線形が悪く、スピード面で競争力がなく、松江自動車道を走る高速バスが便利である。また、東京へは寝台特急「サンライズ出雲」が伯備線経由で運行されている。

 このほか、山陰本線の松江近郊の地域輸送では、電化されている米子~松江~西出雲で普通電車が運行されているほか、気動車による快速「とっとりライナー」が出雲市~松江~鳥取、快速「アクアライナー」が益田~松江~米子で運行されている。

 一畑電車・北松江線は、JR松江駅から約1.5キロ離れた松江しんじ湖温泉駅をターミナルとしており、電鉄出雲市行きと大社線の出雲大社前(いずもたいしゃ)行きが運行され、宍道湖の北側の町を結んでいるとともに松江から出雲大社へのアクセス路線となっており、地域輸送のみならず観光鉄道としての役割も担っている。京王電鉄や南海電鉄から譲り受けた旧型車両が運行され、鉄道ファンから人気があるが、南海ズームカーについては車両老朽化のため平成29年(2017年)で引退する予定である。

 松江の中心市街地はJR松江駅と一畑電車・松江しんじ湖温泉駅の間に広がっており、宍道湖温泉、松江市役所、島根県長、松江城などは松江しんじ湖温泉駅のほうが近い。このため、松江駅と松江しんじ湖温泉駅および松江城、くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)などを結ぶ松江の中心部を環状するLRT(ライトレール)の建設構想があるようだ。課題は市内の道路交通との兼ね合いだと思うが、地方都市でもともとそんなに込まないのだから、せめて松江駅と松江しんじ湖温泉駅を結ぶLRTの建設を実現してほしい。多額の建設費用がかかるとは思うが、外部から観光客を呼ぶ松江の観光活性化の観点からもこれができれば便利だと思うし、便利になる宍道湖北部の一畑電車沿線のマンション開発なども活性化してよい相乗効果が生まれるのではと思う。

 東京へは、松江からは出雲市の出雲空港(出雲縁結び空港)と境港市の米子空港(米子鬼太郎空港)のいずれも利用でき、松江駅からバスが運行されている。

 このほか、松江駅からは境港への路線バスも運行されており、このバスは中海に浮かぶ大根島や江島も経由するので変化に富んだ景色も楽める。

松江エリアの主な駅

松江 / まつえ 駅
JR西日本 山陰本線

松江しんじ湖温泉 / まつえしんじこおんせん 駅
一畑電車 北松江線

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JR松江駅、山陰本線を走る電車

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JR松江駅、現役の山陰線気動車

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JR松江駅、特急「やくも」

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JR松江駅

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山陰本線の高架下の「松江こだわり市場」

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島根県立美術館

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松江市総合体育館

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松江の市街地

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松江を流れる大橋川

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松江の市街地と宍道湖大橋

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山陰本線から見た宍道湖

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島根県庁と松江城

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松江城

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一畑電車・松江しんじ湖温泉駅

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一畑電車・松江しんじ湖温泉駅

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テーマ : 鉄道の旅
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広島・宇品 広島港 広島港と宇品島と広電宇品線

広島・宇品 広島港
ひろしま・うじな ひろしまこう

日本国広島県広島市南区

広島・宇品 広島港 広島港と宇品島と広電宇品線

 宇品(うじな)は、広島(ひろしま)市の南(みなみ)区にある地区で、広島港(ひろしまこう)の旅客ターミナルがあり、広島電鉄(広電)・宇品線の路面電車が乗り入れている。

 宇品は、広島市を流れる京橋川の河口部の東側にある地区で、もともと広島市の南の広島湾にあった宇品島が、明治時代に行われた宇品築港事業で広大な埋立地が造成され、宇品島は広島の京橋川の東と陸続きになった。日清戦争が開戦した明治27年(1894年)に、広島から港がある宇品まで軍用鉄道が敷かれ、宇品には陸軍中央糧秣廠宇品支廠と陸軍運輸部が開設され、軍の補給基地となった。広島~宇品の軍用鉄道は後に国鉄宇品線となった。

 宇品周辺は市街地化も進み、大正4年(1915年)に広島電鉄の前身である広島電軌の路線が宇品まで開業した。現在の広電宇品線のルートである宇品本通の路線が開業したのは昭和10年(1935年)のことである。宇品は軍事施設の町であったが、昭和20年(1945年)のアメリカ軍による原爆投下の際には、爆心地から約3キロ離れていたため、広島市中心部と比較すると、被害は軽微であり、宇品から原爆被害地区の救援活動が行われた。

 戦後は、軍用地が民間や官公庁に転換され、自動車メーカーの「マツダ」宇品工場が開かれた。国鉄宇品線は昭和41年(1966年)に上大河(かみおおこう)~宇品の旅客営業が廃止され、昭和47年(1972年)に広島~上大河も旅客営業廃止となった。その後、広島~宇品は貨物線となっていたが、昭和61年(1986年)に廃止された。かつての国鉄宇品駅は、広島競輪場の南にあった。

 広電宇品線は、昭和10年(1935年)に現在のルートが開業した際には、向宇品(むこううじな)電停(現・元宇品口)が終点であったが、その西側の埋立が戦後完成すると、昭和26年(1951年)に一駅延伸して宇品終点(うじなしゅうてん)電停が開設された。「宇品終点」は昭和35年(1960年)に「宇品」と改称された。広電の宇品駅は広島港の最寄り駅であることを強調するため、平成13年(2001年)に「広島港(宇品)」電停に改名し、さらに平成15年(2003年)には新しい広島港宇品旅客ターミナル前まで延伸された。

 広島港(宇品)駅は、2面3線のホームがあり、南側に広島港宇品旅客ターミナルがある。広島港(宇品)駅からは、比治山下(ひじやました)経由の広島駅行きの5系統、市中心部の紙屋町(かみやちょう)経由の広島駅行きの1系統が主に運行され、朝ラッシュ時のみ西広島行きの3系統も運行されている。3系統は昼間や夜間は宇品二丁目(うじなにちょうめ)電停で折り返している。

 広島港宇品旅客ターミナルからは、広島県呉(くれ)市の呉港や愛媛県の松山(まつやま)港への高速船が発着しているほか、広島県江田島(えたじま)市の江田島や、広島市南区の離島の似島(にのしま)を結ぶフェリーが発着している。広島港の南東には陸続きになった宇品島がよく見えるほか、似島の安芸小富士の眺めが美しい。

 このほか、広電宇品線の海岸通(かいがんどおり)電停の南に広島市営桟橋があり、ここからも似島や金輪島(かなわじま)を結ぶ船が運航されている。

広島・宇品 広島港エリアの主な駅

広島港(宇品) / ひろしまこう(うじな) 電停
広島電鉄 宇品線(1号線5号線

海岸通 / かいがんどおり 電停
広島電鉄 宇品線(1号線5号線

宇品二丁目 / うじなにちょうめ 電停
広島電鉄 宇品線(1号線3号線5号線

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広電宇品線・広島港(宇品)駅

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広電宇品線・広島港(宇品)駅

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広電宇品線・広島港(宇品)駅

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広島港宇品旅客ターミナルビル

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広島港から見た宇品島

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広島港から見た似島の安芸小富士

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テーマ : 広島県
ジャンル : 地域情報

鳥取・砂丘 鳥取砂丘と砂の美術館

鳥取・砂丘
とっとり・さきゅう

日本国鳥取県鳥取市

鳥取・砂丘 鳥取砂丘と砂の美術館

 鳥取砂丘(とっとりさきゅう)は、鳥取(とっとり)市の北東部の海沿いに広がる砂丘で、鳥取のシンボル的存在である。JR鳥取駅からバスで約25分ほど。

 千代川(せんだいがわ)河口から東側に広がっており、砂漠を思わせる南北2.4キロ、東西16キロに及ぶ広大な砂丘は、鳥取を代表する観光地の一つとなっている。鳥取砂丘こどもの国、砂の美術館などの観光施設がある。鳥取砂丘の東側の旧・福部村は「らっきょう」が名産で、鳥取砂丘のおみやげ品としても人気がある。

 鳥取砂丘のバス停がある砂丘センターには、展望台があり、ここから鳥取砂丘の中でも最も代表的な浜坂砂丘が一望できる。砂丘センターからはリフトで砂丘に行くことができ、リフトを下りれば、そこはもう日本にいながら砂漠の世界だ。風が強いと砂が風に舞い、砂嵐のようになることもあるが、晴れた日の砂丘の眺めは、砂の風紋の筋状の模様が非常に美しい。

 砂丘センターの南側には平成24年(2012年)に開館した「砂の美術館」があり、定期的にテーマを変えて鳥取砂丘の砂を利用した砂像彫刻を展示している。テーマは2年ごとに変わり、開館当初は「イタリア ルネサンス」を、その後、姫路城や万里の長城など「世界遺産アジア編」やヨーロッパ、アフリカなどをテーマに砂の彫刻が展示され、平成28年(2016年)はリオ五輪開催に合わせて南米をテーマに「リオのカーニバル」やペルーの「マチュピチュ」などが精巧に作られ、展示されている。世界から観光客が訪れる鳥取発の砂の芸術文化発信基地となっている。

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砂丘センターから見た鳥取砂丘

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鳥取砂丘へ向かうリフト

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砂煙が舞うこともある鳥取砂丘の駐車場

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鳥取砂丘

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鳥取砂丘

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砂の美術館

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砂の美術館

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砂の美術館(マチュピチュ)

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砂の美術館(リオのカーニバル)

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テーマ : 中国・四国
ジャンル : 旅行

広島・竹原 安芸の小京都と毒ガス工場があった大久野島

竹原
たけはら

日本国広島県竹原市

広島・竹原 安芸の小京都と毒ガス工場があった大久野島

 竹原(たけはら)市は、広島(ひろしま)県の中南部にある人口約2.6万人の市。東が三原(みはら)市、北と西が東広島(ひがしひろしま)市と接しており、南は瀬戸内海を挟んで豊田(とよた)郡の大崎上島(おおさきかみじま)町の大崎上島があり、大久野島の南には愛媛(えひめ)県今治(いまばり)市の大三島(おおみしま)がある。

 竹原市は昭和33年(1958年)に豊田郡の竹原町と忠海(ただのうみ)町が合併して竹原市となった。瀬戸内海に面し、海沿いをJR西日本・呉線が走り、市内に忠海(ただのうみ)、安芸長浜(あき ながはま)、大乗(おおのり)、竹原、吉名(よしな)の各駅がある。

 竹原市は、江戸時代に塩田と酒造業で発展した。竹原市の中心地にある駅は呉線の竹原駅で、1面2線のホームがある。竹原駅の北東約500mのあたりに、竹原市町並保存地区があり、江戸時代からの町並みが残されており、「安芸の小京都」とも呼ばれている。竹鶴酒造は「ニッカウヰスキー」の創業者である竹鶴政孝(たけつる まさたか)の生家であり、NHK朝の連続小説ドラマ「マッサン」のロケ地にもなった。

 竹原駅の南東には竹原港があり、ここから大崎上島の めばる港、垂水(たるみ)港、白水(しろみず)港方面や、呉市の大崎下島の大長港方面への航路がある。呉線は三原市の須波(すなみ)から安芸幸崎(あき さいざき)、竹原市の忠海、安芸長浜にかけて海沿いを走り、車窓から瀬戸内海の島々が見える。竹原市に入って、忠海のあたりでは大三島が見えるが、その間にある島が竹原市の離島の一つである大久野島(おおくのじま)だ。

 大久野島へは、忠海駅の南側にある忠海港から大久野島経由で大三島を結ぶフェリーが発着している。大久野島には、「休暇村大久野島」があり、離島観光が楽しめるが、大久野島は、戦時中に日本陸軍の毒ガス工場があったという歴史がある。

 大久野島では昭和4年(1929年)から陸軍造兵廠火工廠忠海兵器製造所で毒ガス(血液剤、催涙剤、糜爛剤、嘔吐剤)の製造が始まり、また戦争末期には風船爆弾の風船の部分が造られていた。第二次世界大戦が終戦後、アメリカ軍の接収により、毒ガス工場は廃止されたが、その後の朝鮮戦争の発生により、大久野島の施設は米軍の弾薬庫として使用された。昭和30年代になると島の施設が日本に返還され、大久野島は「国民休暇村」として再整備されることになった。

 島には宿泊施設のほか、「大久野島ビジターセンター」、「大久野島毒ガス資料館」、「大久野島灯台」などがあり、大久野島が歩んできた歴史やその遺構を知ることができる。また、島にはウサギがたくさん生息している。

竹原エリアの主な駅

竹原 / たけはら 駅
JR西日本 呉線

忠海 / ただのうみ 駅
JR西日本 呉線

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JR呉線・竹原駅

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JR呉線・竹原駅

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JR呉線・忠海駅

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忠海港

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大久野島

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大久野島の毒ガス工場跡

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テーマ : 広島
ジャンル : 地域情報

鳥取 山陰因幡地方の中心都市、砂丘とらっきょうとカニ

鳥取
とっとり

日本国鳥取県鳥取市

鳥取 山陰因幡地方の中心都市、砂丘とらっきょうとカニ

 鳥取(とっとり)市は、鳥取県の東部にある県庁所在地で、人口約19万人。平成の大合併により、平成16年(2004年)に岩美(いわみ)郡の国府(こくふ)町、福部(ふくべ)村、八頭(やず)郡の河原(かわはら)町、用瀬(もちがせ)町、佐治(さじ)村、気高(けたか)郡の気高町、鹿野(しかの)町、青谷(あおや)町を編入し、現在の市域となった。

 鳥取市は、西が東伯(とうはく)郡の湯梨浜(ゆりはま)町、三朝(みささ)町、南が岡山県苫田(とまた)郡の鏡野(かがみの)町、岡山県津山(つやま)市、八頭郡の智頭(ちず)町、東が八頭郡八頭(やず)町、岩美郡岩美(いわみ)町、さらに山を挟んで兵庫県美方(みかた)郡の新温泉(しんおんせん)町と接している。

 鳥取市は鳥取県の県庁所在地であり、山陰地方の主要都市の一つであるが、鳥取県は東西で文化や方言もやや異なる。律令国では西部が伯耆国(ほうきのくに)、東部が因幡国(いなばのくに)にあたり、鳥取市は因幡地方の中心都市である。伯耆地方は県中部の倉吉(くらよし)市や県西部の米子(よなご)市、境港(さかいみなと)市などの都市がある。鳥取県の方言は、鳥取市は兵庫県の但馬弁に近い因州弁(鳥取弁)であるのに対し、西伯耆の米子は島根県の出雲(いずも)弁に近い雲伯(うんぱく)方言を話す。東伯耆の倉吉弁は、伯耆側に位置するものの因州弁に近い。

 このように、東西に長い鳥取県では、東と西で生活圏も異なり、鳥取市には鳥取砂丘コナン空港が、米子・境港には米子鬼太郎空港があり、それぞれ東京羽田空港と直結している。鳥取空港は「名探偵コナン」、米子空港は「ゲゲゲの鬼太郎」と鳥取県出身の漫画家の作品名から空港のニックネームをつけているのもユニークだ。

 また、関西方面をつなぐ主要ルートも、鳥取と米子では異なる。山陰本線はスピードが遅く、陰陽連絡ルートの高速化に力点が置かれ、鳥取からは智頭急行経由で姫路(ひめじ)をつなぎ、山陽本線で神戸・大阪・京都を結ぶルートが主流となっているが、米子からは伯備線で岡山から山陽新幹線を利用するルートが主流である。

 道路交通も国道9号線が山陰地方を横断しているほかは、山陰自動車道は暫定開通区間と国道9号線をつなぎ合わせている状態で、やはり陰陽連絡の道路のほうが優先され、2010年に鳥取自動車道が鳥取IC(インターチェンジ)まで開通した。鳥取自動車道は、途中一般道(国道373号線)の志戸坂トンネル経由ではあるが中国自動車道の佐用JCT(ジャンクション)につながり、京阪神および岡山からの交通の便がよくなった。

 鳥取市内には、JR西日本の山陰本線と因美線が走っており、山陰本線の福部(ふくべ)、鳥取(とっとり)、湖山(こやま)、鳥取大学前(とっとりだいがくまえ)、末恒(すえつね)、宝木(ほうぎ)、浜村(はまむら)、青谷(あおや)の各駅と、因美線の鳥取、津ノ井(つのい)と国英(くにふさ)、鷹狩(たかがり)、用瀬(もちがせ)、因幡社(いなばやしろ)の各駅がある。福部駅は旧・福部村、浜村駅は旧・気高町、青谷駅は旧・青谷町、用瀬駅は旧・用瀬町の中心駅であった。

 山陰本線は、山陰地方を東西に横断する幹線で、かつては京都から山陰本線全線走破する特急「まつかぜ」や、京都~鳥取~米子を結ぶ特急「あさしお」、東京~鳥取~米子~松江~出雲市を結ぶ寝台特急「出雲」のような列車もあったが、米子以西が山陽新幹線と伯備線経由の電車特急「やくも」が出雲市(いずもし)まで走るようになり、さらに福知山線と山陰本線(京都~城崎温泉)の電化により、特急「あさしお」の運転区間が短縮されて、現在は京都発の特急「きのさき」と新大阪発の「こうのとり」が城崎温泉までとなっている。以前は特急「エーデル鳥取」などが福知山線・山陰本線経由で鳥取・倉吉まで運行されていたが、平成6年(1994年)に智頭急行が開業して姫路から智頭急行・因美線経由の「スーパーはくと」が京都・大阪~鳥取を結ぶ主要ルートとなったため、「エーデル鳥取」は廃止され、姫路から播但線・山陰本線経由の特急「はまかぜ」が鳥取~城崎温泉を走る特急としてわずかに生き残っているに過ぎず、鳥取~城崎温泉は「本線」というよりはローカル線色が強くなっている。昔懐かしの国鉄型ディーゼルカーも2016年現在生き残っており、山陰海岸を眺めるのんびりローカル線の旅も楽しい。

 鳥取より西の区間は、鳥取~米子~益田(ますだ)を結ぶ特急「スーパーまつかぜ」と鳥取~米子~益田~新山口(しんやまぐち)を結ぶ特急「スーパーおき」が運行されており、さらに因美線からの「スーパーはくと」も鳥取から倉吉まで直通している。また、快速「とっとりライナー」が鳥取~米子に運行されていて、鳥取より西の運転本数は以東と比べて多い。

 因美線は、因幡の鳥取から美作(みまさか)の津山(つやま)方面を結ぶ路線であるが、このうち鳥取~智頭が陰陽連絡ルートの一部となっており、智頭急行へ直通する大阪・神戸を結ぶ特急「スーパーはくと」と特急「スーパーいなば」が快走する幹線となっている。また、八頭町の郡家(こおげ)駅から若桜(わかさ)方面を結ぶ若桜鉄道の列車も因美線と直通運転しており鳥取駅まで乗り入れてくる。智頭急行の開業で、スピードが遅く陰陽連絡機能を失った因美線の智頭以南はかつて走っていた岡山~津山~鳥取を結ぶ急行「砂丘」も平成9年(1997年)に廃止され、ローカル線となっている。

 鳥取駅は、山陰本線と因美線、因美線に直通する若桜鉄道と智頭急行も乗り入れている。昭和53年(1978年)に高架化され、2面4線のホームと何本からの待避線がある高架駅となっている。北口にはバスターミナルがあり、鳥取砂丘や鳥取空港へ向かうバスや鳥取県各地を結ぶ路線、関西、東京、岡山、広島方面などへの高速バスなどが発着している。北口にはメインストリートの本通りや商店街、「鳥取大丸」百貨店などがあり、商業施設や飲食店が集まっている。

 鳥取は鳥取城の城下町として発展し、江戸時代は鳥取藩の池田氏により治められた。北口から本通りを1キロほど進むと鳥取市役所と鳥取県庁があり、その先が久松山(きゅうしょうざん)で、ここに鳥取城があった。鳥取城址は石垣などが残され、久松公園となっている。

 鳥取市を流れる千代川の河口の西側に鳥取・賀露(かろ)港があり、鮮魚市場「かろいち」や、賀露「かにっこ館」などがあり、冬場は名物のカニが水揚げされ、にぎわう。賀露港のさらに西側には海岸近くに鳥取砂丘コナン空港が広がる。

 鳥取砂丘は、千代川河口から東側に広がっており、砂漠を思わせる南北2.4キロ、東西16キロに及ぶ広大な砂丘は、鳥取を代表する観光地の一つとなっている。鳥取砂丘こどもの国、砂の美術館などの観光施設がある。鳥取砂丘の東側の旧・福部村は「らっきょう」が名産で、鳥取砂丘のおみやげ品としても人気がある。また、鳥取県はこのほか「20世紀梨」の栽培も盛んで、梨を加工したおみやげ品も多い。

 このほか、鳥取は、県庁所在地の中で人口が最少で、日本全国展開しているスターバックスコーヒー(スタバ)が最後まで進出していなかった。鳥取県知事が「スタバ」はないけど「スナバ」(砂場=砂丘)はあると発言したことが話題となり、それをきっかけに鳥取駅北口に「すなば珈琲」が平成26年(2014年)にオープンした。これに刺激されたのが、スタバが翌平成27年(2015年)に鳥取駅南口近くに出店し、「スタバ」と「スナバ」が競い合うようになった。相乗効果で、「すなば珈琲」も鳥取の観光スポットの一つとなっている。

鳥取エリアの主な駅

鳥取 / とっとり 駅
JR西日本 山陰本線、因美線(若桜鉄道線・智頭急行線)

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JR鳥取駅に停車中の山陰本線の国鉄型ディーゼルカー

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鳥取駅に到着した特急「スーパーはくと」

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特急「スーパーはくと」

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鳥取駅の北口

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鳥取大丸

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鳥取駅北口から伸びる本通り

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鳥取駅前の商店街

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すなば珈琲

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鳥取砂丘行きのバス

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鳥取砂丘

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鳥取駅に展示された「コナン」の砂像

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広島・的場町 猿猴川の荒神橋を走る広島市電

広島・的場町
ひろしま・まとばちょう

日本国広島県広島市南区

広島・的場町 猿猴川の荒神橋を走る広島市電

 的場町(まとばちょう)は、広島(ひろしま)市の南(みなみ)区にあるエリアで、広島電鉄(広電)本線(1号線、2号線、6号線)と皆実(みなみ)線(5号線)の的場町電停がある。

 的場町電停のそばには、猿猴川(えんこうがわ)が流れ、相生(あいおい)通りには広電本線が走り、併用軌道の荒神橋(こうじんばし)で猿猴川を渡る。荒神橋は、広電の軌道が開業した大正元年(1912年)に架けられ、昭和14年(1939年)に鉄筋コンクリートで道路と軌道の併用橋に改修された。

 荒神橋は昭和20年(1945年)8月6日にアメリカ軍によって広島市に落とされた原子爆弾で被爆した。爆心地から約1.9キロ離れていたため、落橋は免れ、改修を経てそのまま現在まで使用されており、軌道との併用橋では唯一現存する被爆橋梁である。

 荒神橋の北側に架かる猿猴橋も現存する被爆橋梁の一つであり、こちらは大正15年(1926年)に架橋された。広電は、的場町電停から荒神橋を渡って左(北)に曲がり、猿猴橋町電停から先に進むと広島駅前に着く。

 荒神橋の南側に架かる大正橋は、被爆した際には持ちこたえたが、その後の台風水害で流出し、昭和33年(1958年)に架け替えられた。

 荒神橋の西岸に的場町電停があり、手前で本線と皆実線が分岐し、それぞれ2面2線の停留所がある。本線は相生通りを直進し、八丁堀(はっちょうぼり)、紙屋町(かみやちょう)などの市中心部を結んでいる。皆実線は南区役所前、皆実六丁目を結び、その先の宇品線の広島港まで直通運転している。1号線は本線経由の広島港、2号線は西広島・宮島口、6号線は江波(えば)方面を結んでいる。また、皆実線は5号線が広島港を結んでいる。

広島・的場町エリアの主な駅

的場町 / まとばちょう 電停
広島電鉄 本線(1号線2号線6号線)、皆実線(5号線

猿猴橋町 / えんこうばしちょう 電停
広島電鉄 本線(1号線2号線5号線6号線

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荒神橋と広電の的場町電停

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広電本線の的場町電停

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広電皆実線に入る5号線電車

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荒神橋から見た猿猴川と大正橋

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軌道と併用の荒神橋

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広電・猿猴橋町電停

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