広島・東広島 酒蔵の西条と牡蠣の安芸津、新幹線の東広島駅

東広島
ひがしひろしま

日本国広島県東広島市

広島・東広島 酒蔵の西条と牡蠣の安芸津、新幹線の東広島駅

 東広島(ひがしひろしま)市は、広島県中部にある人口約19万人の市。東が竹原(たけはら)市と三原(みはら)市、北が世羅(せら)郡の世羅町、三次(みよし)市、安芸高田(あき たかた)市、西が広島市の安佐北(あさきた)区と安芸(あき)区、安芸郡熊野(くまの)町、呉(くれ)市と接しており、南は瀬戸内海(せとないかい)を挟んで豊田(とよた)郡の大崎上島(おおさきかみじま)町がある。

 安芸国(あきのくに)の東部に位置する東広島市は、昭和49年(1974年)に賀茂(かも)郡の西条(さいじょう)町、八本松(はっぽんまつ)町、志和(しわ)町、高屋(たかや)町が合併して発足した。平成の大合併では、賀茂郡の黒瀬(くろせ)町、河内(こうち)町、豊栄(とよさか)町、福富(ふくとみ)町および豊田郡の安芸津(あきつ)町を合併し、現在の市域となった。

 東広島市は、西条盆地が広がり、旧・安芸津町は瀬戸内海に面している。中心部にあたる旧・西条町は酒づくりの町として発展し、酒蔵が並んでいる。昭和48年(1973年)に広島大学が旧・西条町に移転することになり、その翌年に賀茂郡の周辺の町が合併して東広島市となり、賀茂学園都市の開発が始まり、昭和63年(1988年)には山陽新幹線に東広島駅が開設された。

 東広島市には、JR西日本の山陽新幹線、山陽本線、呉線の3路線が走り、北に山陽本線、中央に山陽新幹線、南の海沿いに呉線が通っている。市内にはJR山陽新幹線の東広島駅と、JR山陽本線の河内(こうち)、入野(にゅうの)、白市(しらいち)、西高屋(にしたかや)、西条(さいじょう)、八本松(はっぽんまつ)の各駅、JR呉線の安芸津(あきつ)駅と風早(かざはや)駅がある。

 JR山陽本線は、西条駅が東広島市の中心駅となっており、東広島市役所も西条駅が最寄り駅である。西条駅の南に東西に伸びる旧・東海道沿いには酒蔵が集まり、歴史ある街並みが続いている。西条駅からは新幹線の東広島駅や呉線の安芸津駅や竹原駅、広島大学方面への路線バスが運行されている。また、白市駅は、三原市にある広島空港の最寄り駅であり、広島空港への路線バスが運行されている。八本松駅は、八本松~瀬野(広島市安芸区)が「瀬野八」(せのはち)と呼ばれる急勾配が続く難所であり、瀬野から八本松に向かう上りの貨物列車が補助機関車をつけて運行されている。

 西条駅の約7キロ南にある山陽新幹線の東広島駅は、東広島市の玄関口であり、「こだま」が停車するほか、一部の「ひかり」も停車する。東広島駅の利用者の大半は自家用車の利用で、他線との乗り換えができない単独駅であることから、JR山陽本線沿線と呉線沿線のいずれからも遠く、アクセスが不便であり、利用者は伸び悩んでいる。西条~東広島~安芸津の南北の交通の充実と今後の開発が重要となりそうだ。

 JR呉線の安芸津駅は、旧・安芸津町の中心駅であり、昭和10年(1935年)に安芸三津(あき みつ)駅として開設され、昭和24年(1949年)に安芸津駅と改称された。駅の南には三津湾の安芸津港が広がり、大崎上島町の大西港を結ぶ安芸津フェリーが運航されている。安芸津地区は牡蠣(カキ)の養殖が盛んで、呉線の車窓から瀬戸内海の牡蠣養殖の風景を眺めることができる。

東広島エリアの主な駅

東広島 / ひがしひろしま 駅
JR西日本 山陽新幹線

西条 / さいじょう 駅
JR西日本 山陽本線

安芸津 / あきつ 駅
JR西日本 呉線

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JR呉線・安芸津駅

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東広島・安芸津の街並み

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カキ養殖が盛んな安芸津

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テーマ : 広島
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島根・松江 宍道湖と中海が広がる水の都、山陰地方最大の都市

松江
まつえ

日本国島根県松江市

島根・松江 宍道湖と中海が広がる水の都、山陰地方最大の都市

 松江(まつえ)市は、島根(しまね)県北東部の出雲(いずも)地方にある人口約21万人の市。島根県の県庁所在地であるとともに、山陰(さんいん)地方最大の都市でもある。

 松江市は西が出雲(いずも)市、南が雲南(うんなん)市、南東が安来(やすぎ)市、北東が鳥取県の境港(さかいみなと)市と接している。北は日本海(にほんかい)が広がっている。

 平成の大合併では、平成17年(2005年)に八束(やつか)郡の八束町、鹿島(かしま)町、島根(しまね)町、美保関(みほのせき)町、玉湯(たまゆ)町、八雲(やくも)村と合併し、新しい松江市が発足。さらに平成23年(2011年)に八束郡の東出雲(ひがしいずも)町を編入し、現在の市域となった。

 松江には、西に宍道湖(しんじこ)、東に中海(なかうみ)が広がり、それをつなぐように宍道湖から中海へ大橋川(おおはしがわ)が流れている。中海は境港の境水道から日本海の美保湾に注いでおり、中海および宍道湖は淡水と海水が交じる汽水湖であり、汽水湖の環境を好むシジミ(蜆)が生息し、松江の名物グルメとなっている。

 中海には旧・八束町の大根島(だいこんじま)と江島(えしま)があり、そこをつなぐように大海崎(おおみさき)堤防と森山堤防の上の道路があり、それに囲まれたところを干拓する「昭和の国引き」構想があった。また、江島と境港市には中浦水門が建設され、中海を淡水化して、干拓地の農業用水にする計画があったが、減反政策と環境破壊反対の流れから平成12年(2000年)に干拓が中止され、平成14年(2002年)に淡水化も中止され、平成17年(2005年)から水門が撤去作業が始まり、平成21年(2009年)に撤去が完了した。中浦水門の代わりに江島大橋が平成16年(2004年)に完成し、江島と境港市をつないでいる。

 松江市の北部は島根半島が美保湾に向かって伸びている。旧・美保関町の七類港(しちるいみなと)からは隠岐(おき)諸島の島後(どうご)島および島前(どうぜん)の西ノ島(にしのしま)、中ノ島(なかのしま)、知夫里(ちぶり)島へのフェリーや高速船が運航されている。

 松江市の中心部の西に広がる宍道湖の南にJR西日本・山陰本線、北に一畑電気鉄道(一畑電車)北松江線が走り、それぞれ出雲市方面を結んでいる。また、山陰本線の宍道駅からは南にJR西日本・木次線が分岐しており、雲南市方面を結んでいる。

 松江市内にはJR山陰本線の揖屋(いや)、東松江(ひがしまつえ)、松江、乃木(のぎ)、玉造温泉(たまつくりおんせん)、来待(きまち)、宍道の各駅、JR木次線の宍道駅と南宍道(みなみしんじ)駅、一畑電車の松江しんじ湖温泉(まつえ しんじこおんせん)、松江イングリッシュガーデン前(まつえイングリッシュガーデンまえ)、朝日ヶ丘(あさひがおか)、長江(ながえ)、秋鹿町(あいかまち)、松江フォーゲルパーク、高ノ宮(たかのみや)、津ノ森(つのもり)の各駅がある。

 JR山陰本線には、特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」「やくも」が走っており、「スーパーまつかぜ」と「スーパーおき」は、鳥取(とっとり)から米子(よなご)、松江を経由して出雲市(いずもし)、益田(ますだ)へ山陰本線を走り、そのうち「スーパーおき」は山口線に直通して山口(やまぐち)、新山口(しんやまぐち)を結んでいる。特急「やくも」は出雲市から松江、米子を経由して伯備線に入り、岡山(おかやま)を結んでいる。特急「やくも」の運行のため、山陰本線は西出雲~出雲市~松江~米子~伯耆大山が電化されている。松江から大阪へ出る場合は、特急「やくも」で岡山まで出て山陽新幹線に乗り換えるのが最速であり、山陰本線は山陽新幹線と伯備線の高速化により、すでに島根県と関西方面を結ぶ幹線ではなくなっており、鳥取から関西についても因美線、智頭急行、山陽本線を走る特急「スーパーはくと」が最速である。また、松江から広島へは、JR木次線は線形が悪く、スピード面で競争力がなく、松江自動車道を走る高速バスが便利である。また、東京へは寝台特急「サンライズ出雲」が伯備線経由で運行されている。

 このほか、山陰本線の松江近郊の地域輸送では、電化されている米子~松江~西出雲で普通電車が運行されているほか、気動車による快速「とっとりライナー」が出雲市~松江~鳥取、快速「アクアライナー」が益田~松江~米子で運行されている。

 一畑電車・北松江線は、JR松江駅から約1.5キロ離れた松江しんじ湖温泉駅をターミナルとしており、電鉄出雲市行きと大社線の出雲大社前(いずもたいしゃ)行きが運行され、宍道湖の北側の町を結んでいるとともに松江から出雲大社へのアクセス路線となっており、地域輸送のみならず観光鉄道としての役割も担っている。京王電鉄や南海電鉄から譲り受けた旧型車両が運行され、鉄道ファンから人気があるが、南海ズームカーについては車両老朽化のため平成29年(2017年)で引退する予定である。

 松江の中心市街地はJR松江駅と一畑電車・松江しんじ湖温泉駅の間に広がっており、宍道湖温泉、松江市役所、島根県長、松江城などは松江しんじ湖温泉駅のほうが近い。このため、松江駅と松江しんじ湖温泉駅および松江城、くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)などを結ぶ松江の中心部を環状するLRT(ライトレール)の建設構想があるようだ。課題は市内の道路交通との兼ね合いだと思うが、地方都市でもともとそんなに込まないのだから、せめて松江駅と松江しんじ湖温泉駅を結ぶLRTの建設を実現してほしい。多額の建設費用がかかるとは思うが、外部から観光客を呼ぶ松江の観光活性化の観点からもこれができれば便利だと思うし、便利になる宍道湖北部の一畑電車沿線のマンション開発なども活性化してよい相乗効果が生まれるのではと思う。

 東京へは、松江からは出雲市の出雲空港(出雲縁結び空港)と境港市の米子空港(米子鬼太郎空港)のいずれも利用でき、松江駅からバスが運行されている。

 このほか、松江駅からは境港への路線バスも運行されており、このバスは中海に浮かぶ大根島や江島も経由するので変化に富んだ景色も楽める。

松江エリアの主な駅

松江 / まつえ 駅
JR西日本 山陰本線

松江しんじ湖温泉 / まつえしんじこおんせん 駅
一畑電車 北松江線

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JR松江駅、山陰本線を走る電車

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JR松江駅、現役の山陰線気動車

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JR松江駅、特急「やくも」

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JR松江駅

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山陰本線の高架下の「松江こだわり市場」

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島根県立美術館

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松江市総合体育館

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松江の市街地

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松江を流れる大橋川

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松江の市街地と宍道湖大橋

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山陰本線から見た宍道湖

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島根県庁と松江城

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松江城

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一畑電車・松江しんじ湖温泉駅

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一畑電車・松江しんじ湖温泉駅

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広島・宇品 広島港 広島港と宇品島と広電宇品線

広島・宇品 広島港
ひろしま・うじな ひろしまこう

日本国広島県広島市南区

広島・宇品 広島港 広島港と宇品島と広電宇品線

 宇品(うじな)は、広島(ひろしま)市の南(みなみ)区にある地区で、広島港(ひろしまこう)の旅客ターミナルがあり、広島電鉄(広電)・宇品線の路面電車が乗り入れている。

 宇品は、広島市を流れる京橋川の河口部の東側にある地区で、もともと広島市の南の広島湾にあった宇品島が、明治時代に行われた宇品築港事業で広大な埋立地が造成され、宇品島は広島の京橋川の東と陸続きになった。日清戦争が開戦した明治27年(1894年)に、広島から港がある宇品まで軍用鉄道が敷かれ、宇品には陸軍中央糧秣廠宇品支廠と陸軍運輸部が開設され、軍の補給基地となった。広島~宇品の軍用鉄道は後に国鉄宇品線となった。

 宇品周辺は市街地化も進み、大正4年(1915年)に広島電鉄の前身である広島電軌の路線が宇品まで開業した。現在の広電宇品線のルートである宇品本通の路線が開業したのは昭和10年(1935年)のことである。宇品は軍事施設の町であったが、昭和20年(1945年)のアメリカ軍による原爆投下の際には、爆心地から約3キロ離れていたため、広島市中心部と比較すると、被害は軽微であり、宇品から原爆被害地区の救援活動が行われた。

 戦後は、軍用地が民間や官公庁に転換され、自動車メーカーの「マツダ」宇品工場が開かれた。国鉄宇品線は昭和41年(1966年)に上大河(かみおおこう)~宇品の旅客営業が廃止され、昭和47年(1972年)に広島~上大河も旅客営業廃止となった。その後、広島~宇品は貨物線となっていたが、昭和61年(1986年)に廃止された。かつての国鉄宇品駅は、広島競輪場の南にあった。

 広電宇品線は、昭和10年(1935年)に現在のルートが開業した際には、向宇品(むこううじな)電停(現・元宇品口)が終点であったが、その西側の埋立が戦後完成すると、昭和26年(1951年)に一駅延伸して宇品終点(うじなしゅうてん)電停が開設された。「宇品終点」は昭和35年(1960年)に「宇品」と改称された。広電の宇品駅は広島港の最寄り駅であることを強調するため、平成13年(2001年)に「広島港(宇品)」電停に改名し、さらに平成15年(2003年)には新しい広島港宇品旅客ターミナル前まで延伸された。

 広島港(宇品)駅は、2面3線のホームがあり、南側に広島港宇品旅客ターミナルがある。広島港(宇品)駅からは、比治山下(ひじやました)経由の広島駅行きの5系統、市中心部の紙屋町(かみやちょう)経由の広島駅行きの1系統が主に運行され、朝ラッシュ時のみ西広島行きの3系統も運行されている。3系統は昼間や夜間は宇品二丁目(うじなにちょうめ)電停で折り返している。

 広島港宇品旅客ターミナルからは、広島県呉(くれ)市の呉港や愛媛県の松山(まつやま)港への高速船が発着しているほか、広島県江田島(えたじま)市の江田島や、広島市南区の離島の似島(にのしま)を結ぶフェリーが発着している。広島港の南東には陸続きになった宇品島がよく見えるほか、似島の安芸小富士の眺めが美しい。

 このほか、広電宇品線の海岸通(かいがんどおり)電停の南に広島市営桟橋があり、ここからも似島や金輪島(かなわじま)を結ぶ船が運航されている。

広島・宇品 広島港エリアの主な駅

広島港(宇品) / ひろしまこう(うじな) 電停
広島電鉄 宇品線(1号線5号線

海岸通 / かいがんどおり 電停
広島電鉄 宇品線(1号線5号線

宇品二丁目 / うじなにちょうめ 電停
広島電鉄 宇品線(1号線3号線5号線

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広電宇品線・広島港(宇品)駅

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広電宇品線・広島港(宇品)駅

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広電宇品線・広島港(宇品)駅

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広島港宇品旅客ターミナルビル

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広島港から見た宇品島

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広島港から見た似島の安芸小富士

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テーマ : 広島県
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鳥取・砂丘 鳥取砂丘と砂の美術館

鳥取・砂丘
とっとり・さきゅう

日本国鳥取県鳥取市

鳥取・砂丘 鳥取砂丘と砂の美術館

 鳥取砂丘(とっとりさきゅう)は、鳥取(とっとり)市の北東部の海沿いに広がる砂丘で、鳥取のシンボル的存在である。JR鳥取駅からバスで約25分ほど。

 千代川(せんだいがわ)河口から東側に広がっており、砂漠を思わせる南北2.4キロ、東西16キロに及ぶ広大な砂丘は、鳥取を代表する観光地の一つとなっている。鳥取砂丘こどもの国、砂の美術館などの観光施設がある。鳥取砂丘の東側の旧・福部村は「らっきょう」が名産で、鳥取砂丘のおみやげ品としても人気がある。

 鳥取砂丘のバス停がある砂丘センターには、展望台があり、ここから鳥取砂丘の中でも最も代表的な浜坂砂丘が一望できる。砂丘センターからはリフトで砂丘に行くことができ、リフトを下りれば、そこはもう日本にいながら砂漠の世界だ。風が強いと砂が風に舞い、砂嵐のようになることもあるが、晴れた日の砂丘の眺めは、砂の風紋の筋状の模様が非常に美しい。

 砂丘センターの南側には平成24年(2012年)に開館した「砂の美術館」があり、定期的にテーマを変えて鳥取砂丘の砂を利用した砂像彫刻を展示している。テーマは2年ごとに変わり、開館当初は「イタリア ルネサンス」を、その後、姫路城や万里の長城など「世界遺産アジア編」やヨーロッパ、アフリカなどをテーマに砂の彫刻が展示され、平成28年(2016年)はリオ五輪開催に合わせて南米をテーマに「リオのカーニバル」やペルーの「マチュピチュ」などが精巧に作られ、展示されている。世界から観光客が訪れる鳥取発の砂の芸術文化発信基地となっている。

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砂丘センターから見た鳥取砂丘

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鳥取砂丘へ向かうリフト

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砂煙が舞うこともある鳥取砂丘の駐車場

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鳥取砂丘

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鳥取砂丘

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砂の美術館

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砂の美術館

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砂の美術館(マチュピチュ)

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砂の美術館(リオのカーニバル)

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テーマ : 中国・四国
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広島・竹原 安芸の小京都と毒ガス工場があった大久野島

竹原
たけはら

日本国広島県竹原市

広島・竹原 安芸の小京都と毒ガス工場があった大久野島

 竹原(たけはら)市は、広島(ひろしま)県の中南部にある人口約2.6万人の市。東が三原(みはら)市、北と西が東広島(ひがしひろしま)市と接しており、南は瀬戸内海を挟んで豊田(とよた)郡の大崎上島(おおさきかみじま)町の大崎上島があり、大久野島の南には愛媛(えひめ)県今治(いまばり)市の大三島(おおみしま)がある。

 竹原市は昭和33年(1958年)に豊田郡の竹原町と忠海(ただのうみ)町が合併して竹原市となった。瀬戸内海に面し、海沿いをJR西日本・呉線が走り、市内に忠海(ただのうみ)、安芸長浜(あき ながはま)、大乗(おおのり)、竹原、吉名(よしな)の各駅がある。

 竹原市は、江戸時代に塩田と酒造業で発展した。竹原市の中心地にある駅は呉線の竹原駅で、1面2線のホームがある。竹原駅の北東約500mのあたりに、竹原市町並保存地区があり、江戸時代からの町並みが残されており、「安芸の小京都」とも呼ばれている。竹鶴酒造は「ニッカウヰスキー」の創業者である竹鶴政孝(たけつる まさたか)の生家であり、NHK朝の連続小説ドラマ「マッサン」のロケ地にもなった。

 竹原駅の南東には竹原港があり、ここから大崎上島の めばる港、垂水(たるみ)港、白水(しろみず)港方面や、呉市の大崎下島の大長港方面への航路がある。呉線は三原市の須波(すなみ)から安芸幸崎(あき さいざき)、竹原市の忠海、安芸長浜にかけて海沿いを走り、車窓から瀬戸内海の島々が見える。竹原市に入って、忠海のあたりでは大三島が見えるが、その間にある島が竹原市の離島の一つである大久野島(おおくのじま)だ。

 大久野島へは、忠海駅の南側にある忠海港から大久野島経由で大三島を結ぶフェリーが発着している。大久野島には、「休暇村大久野島」があり、離島観光が楽しめるが、大久野島は、戦時中に日本陸軍の毒ガス工場があったという歴史がある。

 大久野島では昭和4年(1929年)から陸軍造兵廠火工廠忠海兵器製造所で毒ガス(血液剤、催涙剤、糜爛剤、嘔吐剤)の製造が始まり、また戦争末期には風船爆弾の風船の部分が造られていた。第二次世界大戦が終戦後、アメリカ軍の接収により、毒ガス工場は廃止されたが、その後の朝鮮戦争の発生により、大久野島の施設は米軍の弾薬庫として使用された。昭和30年代になると島の施設が日本に返還され、大久野島は「国民休暇村」として再整備されることになった。

 島には宿泊施設のほか、「大久野島ビジターセンター」、「大久野島毒ガス資料館」、「大久野島灯台」などがあり、大久野島が歩んできた歴史やその遺構を知ることができる。また、島にはウサギがたくさん生息している。

竹原エリアの主な駅

竹原 / たけはら 駅
JR西日本 呉線

忠海 / ただのうみ 駅
JR西日本 呉線

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JR呉線・竹原駅

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JR呉線・竹原駅

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JR呉線・忠海駅

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忠海港

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大久野島

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大久野島の毒ガス工場跡

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テーマ : 広島
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鳥取 山陰因幡地方の中心都市、砂丘とらっきょうとカニ

鳥取
とっとり

日本国鳥取県鳥取市

鳥取 山陰因幡地方の中心都市、砂丘とらっきょうとカニ

 鳥取(とっとり)市は、鳥取県の東部にある県庁所在地で、人口約19万人。平成の大合併により、平成16年(2004年)に岩美(いわみ)郡の国府(こくふ)町、福部(ふくべ)村、八頭(やず)郡の河原(かわはら)町、用瀬(もちがせ)町、佐治(さじ)村、気高(けたか)郡の気高町、鹿野(しかの)町、青谷(あおや)町を編入し、現在の市域となった。

 鳥取市は、西が東伯(とうはく)郡の湯梨浜(ゆりはま)町、三朝(みささ)町、南が岡山県苫田(とまた)郡の鏡野(かがみの)町、岡山県津山(つやま)市、八頭郡の智頭(ちず)町、東が八頭郡八頭(やず)町、岩美郡岩美(いわみ)町、さらに山を挟んで兵庫県美方(みかた)郡の新温泉(しんおんせん)町と接している。

 鳥取市は鳥取県の県庁所在地であり、山陰地方の主要都市の一つであるが、鳥取県は東西で文化や方言もやや異なる。律令国では西部が伯耆国(ほうきのくに)、東部が因幡国(いなばのくに)にあたり、鳥取市は因幡地方の中心都市である。伯耆地方は県中部の倉吉(くらよし)市や県西部の米子(よなご)市、境港(さかいみなと)市などの都市がある。鳥取県の方言は、鳥取市は兵庫県の但馬弁に近い因州弁(鳥取弁)であるのに対し、西伯耆の米子は島根県の出雲(いずも)弁に近い雲伯(うんぱく)方言を話す。東伯耆の倉吉弁は、伯耆側に位置するものの因州弁に近い。

 このように、東西に長い鳥取県では、東と西で生活圏も異なり、鳥取市には鳥取砂丘コナン空港が、米子・境港には米子鬼太郎空港があり、それぞれ東京羽田空港と直結している。鳥取空港は「名探偵コナン」、米子空港は「ゲゲゲの鬼太郎」と鳥取県出身の漫画家の作品名から空港のニックネームをつけているのもユニークだ。

 また、関西方面をつなぐ主要ルートも、鳥取と米子では異なる。山陰本線はスピードが遅く、陰陽連絡ルートの高速化に力点が置かれ、鳥取からは智頭急行経由で姫路(ひめじ)をつなぎ、山陽本線で神戸・大阪・京都を結ぶルートが主流となっているが、米子からは伯備線で岡山から山陽新幹線を利用するルートが主流である。

 道路交通も国道9号線が山陰地方を横断しているほかは、山陰自動車道は暫定開通区間と国道9号線をつなぎ合わせている状態で、やはり陰陽連絡の道路のほうが優先され、2010年に鳥取自動車道が鳥取IC(インターチェンジ)まで開通した。鳥取自動車道は、途中一般道(国道373号線)の志戸坂トンネル経由ではあるが中国自動車道の佐用JCT(ジャンクション)につながり、京阪神および岡山からの交通の便がよくなった。

 鳥取市内には、JR西日本の山陰本線と因美線が走っており、山陰本線の福部(ふくべ)、鳥取(とっとり)、湖山(こやま)、鳥取大学前(とっとりだいがくまえ)、末恒(すえつね)、宝木(ほうぎ)、浜村(はまむら)、青谷(あおや)の各駅と、因美線の鳥取、津ノ井(つのい)と国英(くにふさ)、鷹狩(たかがり)、用瀬(もちがせ)、因幡社(いなばやしろ)の各駅がある。福部駅は旧・福部村、浜村駅は旧・気高町、青谷駅は旧・青谷町、用瀬駅は旧・用瀬町の中心駅であった。

 山陰本線は、山陰地方を東西に横断する幹線で、かつては京都から山陰本線全線走破する特急「まつかぜ」や、京都~鳥取~米子を結ぶ特急「あさしお」、東京~鳥取~米子~松江~出雲市を結ぶ寝台特急「出雲」のような列車もあったが、米子以西が山陽新幹線と伯備線経由の電車特急「やくも」が出雲市(いずもし)まで走るようになり、さらに福知山線と山陰本線(京都~城崎温泉)の電化により、特急「あさしお」の運転区間が短縮されて、現在は京都発の特急「きのさき」と新大阪発の「こうのとり」が城崎温泉までとなっている。以前は特急「エーデル鳥取」などが福知山線・山陰本線経由で鳥取・倉吉まで運行されていたが、平成6年(1994年)に智頭急行が開業して姫路から智頭急行・因美線経由の「スーパーはくと」が京都・大阪~鳥取を結ぶ主要ルートとなったため、「エーデル鳥取」は廃止され、姫路から播但線・山陰本線経由の特急「はまかぜ」が鳥取~城崎温泉を走る特急としてわずかに生き残っているに過ぎず、鳥取~城崎温泉は「本線」というよりはローカル線色が強くなっている。昔懐かしの国鉄型ディーゼルカーも2016年現在生き残っており、山陰海岸を眺めるのんびりローカル線の旅も楽しい。

 鳥取より西の区間は、鳥取~米子~益田(ますだ)を結ぶ特急「スーパーまつかぜ」と鳥取~米子~益田~新山口(しんやまぐち)を結ぶ特急「スーパーおき」が運行されており、さらに因美線からの「スーパーはくと」も鳥取から倉吉まで直通している。また、快速「とっとりライナー」が鳥取~米子に運行されていて、鳥取より西の運転本数は以東と比べて多い。

 因美線は、因幡の鳥取から美作(みまさか)の津山(つやま)方面を結ぶ路線であるが、このうち鳥取~智頭が陰陽連絡ルートの一部となっており、智頭急行へ直通する大阪・神戸を結ぶ特急「スーパーはくと」と特急「スーパーいなば」が快走する幹線となっている。また、八頭町の郡家(こおげ)駅から若桜(わかさ)方面を結ぶ若桜鉄道の列車も因美線と直通運転しており鳥取駅まで乗り入れてくる。智頭急行の開業で、スピードが遅く陰陽連絡機能を失った因美線の智頭以南はかつて走っていた岡山~津山~鳥取を結ぶ急行「砂丘」も平成9年(1997年)に廃止され、ローカル線となっている。

 鳥取駅は、山陰本線と因美線、因美線に直通する若桜鉄道と智頭急行も乗り入れている。昭和53年(1978年)に高架化され、2面4線のホームと何本からの待避線がある高架駅となっている。北口にはバスターミナルがあり、鳥取砂丘や鳥取空港へ向かうバスや鳥取県各地を結ぶ路線、関西、東京、岡山、広島方面などへの高速バスなどが発着している。北口にはメインストリートの本通りや商店街、「鳥取大丸」百貨店などがあり、商業施設や飲食店が集まっている。

 鳥取は鳥取城の城下町として発展し、江戸時代は鳥取藩の池田氏により治められた。北口から本通りを1キロほど進むと鳥取市役所と鳥取県庁があり、その先が久松山(きゅうしょうざん)で、ここに鳥取城があった。鳥取城址は石垣などが残され、久松公園となっている。

 鳥取市を流れる千代川の河口の西側に鳥取・賀露(かろ)港があり、鮮魚市場「かろいち」や、賀露「かにっこ館」などがあり、冬場は名物のカニが水揚げされ、にぎわう。賀露港のさらに西側には海岸近くに鳥取砂丘コナン空港が広がる。

 鳥取砂丘は、千代川河口から東側に広がっており、砂漠を思わせる南北2.4キロ、東西16キロに及ぶ広大な砂丘は、鳥取を代表する観光地の一つとなっている。鳥取砂丘こどもの国、砂の美術館などの観光施設がある。鳥取砂丘の東側の旧・福部村は「らっきょう」が名産で、鳥取砂丘のおみやげ品としても人気がある。また、鳥取県はこのほか「20世紀梨」の栽培も盛んで、梨を加工したおみやげ品も多い。

 このほか、鳥取は、県庁所在地の中で人口が最少で、日本全国展開しているスターバックスコーヒー(スタバ)が最後まで進出していなかった。鳥取県知事が「スタバ」はないけど「スナバ」(砂場=砂丘)はあると発言したことが話題となり、それをきっかけに鳥取駅北口に「すなば珈琲」が平成26年(2014年)にオープンした。これに刺激されたのが、スタバが翌平成27年(2015年)に鳥取駅南口近くに出店し、「スタバ」と「スナバ」が競い合うようになった。相乗効果で、「すなば珈琲」も鳥取の観光スポットの一つとなっている。

鳥取エリアの主な駅

鳥取 / とっとり 駅
JR西日本 山陰本線、因美線(若桜鉄道線・智頭急行線)

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JR鳥取駅に停車中の山陰本線の国鉄型ディーゼルカー

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鳥取駅に到着した特急「スーパーはくと」

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特急「スーパーはくと」

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鳥取駅の北口

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鳥取大丸

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鳥取駅北口から伸びる本通り

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鳥取駅前の商店街

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すなば珈琲

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鳥取砂丘行きのバス

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鳥取砂丘

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鳥取駅に展示された「コナン」の砂像

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広島・的場町 猿猴川の荒神橋を走る広島市電

広島・的場町
ひろしま・まとばちょう

日本国広島県広島市南区

広島・的場町 猿猴川の荒神橋を走る広島市電

 的場町(まとばちょう)は、広島(ひろしま)市の南(みなみ)区にあるエリアで、広島電鉄(広電)本線(1号線、2号線、6号線)と皆実(みなみ)線(5号線)の的場町電停がある。

 的場町電停のそばには、猿猴川(えんこうがわ)が流れ、相生(あいおい)通りには広電本線が走り、併用軌道の荒神橋(こうじんばし)で猿猴川を渡る。荒神橋は、広電の軌道が開業した大正元年(1912年)に架けられ、昭和14年(1939年)に鉄筋コンクリートで道路と軌道の併用橋に改修された。

 荒神橋は昭和20年(1945年)8月6日にアメリカ軍によって広島市に落とされた原子爆弾で被爆した。爆心地から約1.9キロ離れていたため、落橋は免れ、改修を経てそのまま現在まで使用されており、軌道との併用橋では唯一現存する被爆橋梁である。

 荒神橋の北側に架かる猿猴橋も現存する被爆橋梁の一つであり、こちらは大正15年(1926年)に架橋された。広電は、的場町電停から荒神橋を渡って左(北)に曲がり、猿猴橋町電停から先に進むと広島駅前に着く。

 荒神橋の南側に架かる大正橋は、被爆した際には持ちこたえたが、その後の台風水害で流出し、昭和33年(1958年)に架け替えられた。

 荒神橋の西岸に的場町電停があり、手前で本線と皆実線が分岐し、それぞれ2面2線の停留所がある。本線は相生通りを直進し、八丁堀(はっちょうぼり)、紙屋町(かみやちょう)などの市中心部を結んでいる。皆実線は南区役所前、皆実六丁目を結び、その先の宇品線の広島港まで直通運転している。1号線は本線経由の広島港、2号線は西広島・宮島口、6号線は江波(えば)方面を結んでいる。また、皆実線は5号線が広島港を結んでいる。

広島・的場町エリアの主な駅

的場町 / まとばちょう 電停
広島電鉄 本線(1号線2号線6号線)、皆実線(5号線

猿猴橋町 / えんこうばしちょう 電停
広島電鉄 本線(1号線2号線5号線6号線

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荒神橋と広電の的場町電停

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広電本線の的場町電停

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広電皆実線に入る5号線電車

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荒神橋から見た猿猴川と大正橋

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軌道と併用の荒神橋

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広電・猿猴橋町電停

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テーマ : 広島
ジャンル : 地域情報

岡山・後楽園 日本三大名園の後楽園と岡山城

岡山・後楽園
おかやま・こうらくえん

日本国岡山県岡山市北区

岡山・後楽園 日本三大名園の後楽園と岡山城

 後楽園(こうらくえん)は、岡山(おかやま)市の北(きた)区にある日本庭園で、日本三大名園の一つとされ、岡山を代表する観光地の一つである。

 岡山駅から路面電車に乗って3つ目の城下(しろした)電停(駅)で下車、そこから近道「しろちか」を抜けて200mほど東に歩くと、岡山市内を流れる旭川(あさひがわ)が曲がっている河川敷に着く。ここからの岡山城の眺めが美しい。

 岡山城は、宇喜多(うきた)氏の本拠地として戦国時代に建造され、その後、小早川(こばやかわ)氏や池田(いけだ)氏の拠点となり、整備された。岡山城は黒漆塗の下見板が特徴的で、その黒い壁から「烏城」(うじょう)とも呼ばれた。

 明治時代以降も、天守が残され、昭和6年(1931年)に国宝に指定されたが、昭和20年(1945年)6月のアメリカ軍による空爆により天守も焼失してしまった。戦後、焼け残った月見櫓や西手櫓が重要文化財に指定されたほか、昭和39年(1964年)より天守の再建工事が進められ、鉄筋コンクリート造りではあるが昭和41年(1966年)に天守が再建され、往時の姿が復元された。

 岡山城から旭川の橋を渡った北側には「後楽園」がある。後楽園は江戸時代に備前岡山藩主の池田綱政(いけだ つなまさ)によって造成され、1700年(元禄13年)に完成した。

 後楽園は、水戸の「偕楽園」、金沢の「兼六園」と並んで日本三大名園として知られる美しい日本庭園であり、後楽園は岡山城とともに戦争末期に米軍の空襲を受け、戦後は米軍が進駐したこともあったが、再び一般公開され、江戸時代から続く美しい庭園に再整備され、岡山を代表する観光スポットになり、平成12年(2000年)には築庭300周年を迎えた。

 このほか、後楽園の正門前には、吉備(きび)国の原始・古代の遺跡を集めて展示する「岡山県立博物館」があり、旭川の西側には、岡山県立美術館や岡山神社がある。

岡山・後楽園エリアの主な駅

城下 / しろした 電停
岡山電気軌道 東山本線

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岡山電軌・城下電停

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城下電停を結ぶ地下道「しろちか」

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旭川と岡山城

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岡山城

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後楽園

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後楽園

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後楽園

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後楽園

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岡山県立博物館

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岡山神社

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岡山神社

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岡山県立美術館

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広島・大町 JR可部線とアストラムラインが交差する駅

広島・大町
ひろしま・おおまち

日本国広島県広島市安佐南区

広島・大町 JR可部線とアストラムラインが交差する駅

 大町(おおまち)駅は、広島(ひろしま)市の安佐南(あさみなみ)区にあるJR西日本・可部線と広島新交通アストラムラインの駅。

 可部線は広島駅から出発し、横川(よこかわ)駅から山陽本線と分かれて北上し、広島市安佐北区の可部(かべ)を結ぶ路線であり、広島市北部と広島市中心部を結ぶ都市路線となっている。一方、アストラムラインは、平成6年(1994年)に開業した新交通システムで、広島市北西部の住宅地の新しい路線として機能している。

 可部線とアストラムラインが交差する場所に大町駅が平成6年(1994年)に開設され、乗り換え駅となった。可部線の大町駅は、単線に1面のホームの地平駅であり、アストラムラインは1面2線の高架駅である。

 可部線とアストラムラインは共に広島市中心部を結んでいるが、可部線は古川や太田川の西を走り、山陽新幹線などと乗り換えが便利な広島駅を結ぶのに対し、アストラムラインは古川や太田川の東を経由して広島市中心部の本通(ほんどおり)を結んでおり、役割分担している。また、アストラムラインは大町駅から西へ安川沿いに上り、安佐南区の上安(かみやす)、長楽寺(ちょうらくじ)、伴(とも)、大塚(おおつか)、広域公園前(こういきこうえんまえ)方面を結んでいる。アストラムラインは今後、広域公園から佐伯(さえき)区の西広島駅(JR・広電)まで延伸する計画があり、これが完成すれば逆「U」字形の路線網ができることになる。

  このほか、大町駅から山陽自動車道の広島IC(インターチェンジ)は、北西に約1キロのJR可部線・緑井(みどりい)駅のそばにあり、広島ICから市中心部へ向かう国道54号線(祇園新道)の真上をアストラムラインが走っている。

 平成26年(2014年)8月の豪雨では、安佐南区では緑井地区や八木地区などで大規模な土砂崩れが発生し、JR可部線も約10日間、緑井~可部で運休した。大町駅からは広島市安佐南区の急速に人口が増加し、市街地が山の斜面にも拡大した様子がよくわかる。豪雨土砂崩れの災害は、山の斜面を急速に切り開いた副作用であるともいえ、今後の広島の都市計画の改めて安全な開発のあり方を考えさせられる。

広島・大町エリアの主な駅

大町 / おおまち 駅
JR西日本 可部線
広島新交通 アストラムライン

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JR可部線・大町駅

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アストラムライン大町駅

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アストラムライン大町駅から見た安佐南区の市街地

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広島・三原 備後西部の港町と空の玄関広島空港

三原
みはら

日本国広島県三原市

広島・三原 備後西部の港町と空の玄関広島空港

 三原(みはら)市は、広島(ひろしま)県中南部にある人口約10万人の市。東が尾道(おのみち)市、北が世羅(せら)郡の世羅町、北西が東広島(ひがしひろしま)市、南西が竹原(たけはら)市と接しており、南は瀬戸内海(せとないかい)が広がっている。

 三原市は、昭和11年(1936年)に御調(みつぎ)郡の三原町、糸崎(いとざき)町、山中(やまなか)村、西野(にしの)村、豊田郡の田野浦(たのうら)村、須波(すなみ)村が合併して誕生した。その後、昭和26年(1951年)から昭和31年(1956年)にかけて周辺の御調郡深田村、八幡村、豊田郡長谷村、沼田東村、沼田西村、小泉村、高坂村、幸崎(さいざき)町、鷺浦(さぎうら)村を編入して市域を拡大した。

 さらに、平成の大合併では、御調郡久井(くい)町、豊田郡本郷(ほんごう)町、賀茂(かも)郡大和(だいわ)町と合併し、現在の市域となった。

 三原は、もともと備後国(びんごのくに)の西部に位置する町で、三原城の城下町として発展したが、三原市は安芸国(あきのくに)東部の豊田郡や賀茂郡の町とも合併しており、市の東部が備後、西部が安芸とまたがっている。

 三原市には、JR西日本の山陽本線が東西に走り、糸崎、三原、本郷の各駅があり、三原駅には山陽新幹線の駅も併設されている。また、JR呉線が三原駅から分岐し、南西の海沿いを走り、須波、安芸幸崎(あき さいざき)の各駅がある。

 三原市の中心駅は三原駅であり、JR西日本の山陽新幹線、山陽本線、呉線が乗り入れるターミナルとなっている。昭和50年(1975年)に山陽新幹線が開業し、平成3年(1991年)には在来線の高架化も完成した。三原城址に駅が建設されており、駅の北側は三原城址の公園となっており、お堀や石垣が保存されている。駅の南側には三原港フェリーターミナルがあり、かつては四国の今治(いまばり)方面へのフェリーも運航されていたが、しまなみ海道開通後は廃止された。現在は佐木島(さぎしま)、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)方面を結ぶフェリーが運航されている。

 三原港のさらに南には沼田川(ぬたがわ)が西から瀬戸内海に注いでいる。この河口と三原港を囲むように工場が集まっており、三菱重工業三原製作所・印刷紙工機械・三原和田沖工場、帝人三原事業所、三原太陽光発電所などがある。

 三原港の東にある糸崎駅は、駅の南に尾道糸崎港が広がり、山陽白色セメント糸崎工場があり、また駅の南側には巨大な貨物駅があり、コンテナ輸送の拠点となっている。

 呉線は沼田川を渡ってから須波、安芸幸崎のあたりを海沿いを走り、瀬戸内海の景色が美しい。

 旧・本郷町にある広島空港は、平成5年(1993年)に開港した。もともと広島には広島市の太田川の河口に旧・広島空港があったが、滑走路が1800mしかなく手狭であったため、本郷町に移転開港した。旧・広島空港は広島西飛行場として運営されていたが、さらに縮小され平成24年(2012年)に廃港となり広島ヘリポートとして縮小利用されている。

 新しい広島空港は、広島市からは遠くなったが、山陽自動車道などの高速道路とリンクし、広島県全体からの利便性は向上した。東京(羽田、成田)、那覇、札幌(新千歳)、仙台などの国内線のほか、台北、ソウル(仁川)、香港、北京、大連、上海などアジアの国際路線も運航されている。

三原エリアの主な駅

三原 / みはら 駅
JR西日本 山陽新幹線、山陽本線、呉線 

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JR三原駅

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呉線から見た三原港と三原の市街地

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海沿いを走る呉線

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呉線から見た瀬戸内海の離島としまなみ海道

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