埼玉・宮代 遊園地と動物園が楽しい東武動物公園

宮代
みやしろ

日本国埼玉県南埼玉郡宮代町

埼玉・宮代 遊園地と動物園が楽しい東武動物公園

 宮代(みやしろ)町は埼玉(さいたま)県東部にある南埼玉(みなみさいたま)郡の人口約3.5万人の町。昭和30年(1955年)に南埼玉郡の百間(もんま)村と須賀(すか)村が合併して誕生した。

 宮代町は旧百間村にある姫宮神社の「宮」と、旧須賀村にある身代(このしろ)神社の「代」を合わせたのが町名の由来となっている。

 町の東に大落古利根川(おおおとし ふるとねがわ)が流れ、埼玉県北葛飾郡の杉戸(すぎと)町と接している。そのほか、南に春日部(かすかべ)市、西に南埼玉郡の白岡(しらおか)町、北西に久喜(くき)市と接している。

 町内には東武鉄道の伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、日光線が走っていて、東武動物公園(とうぶどうぶつこうえん)駅で分岐している。東武伊勢崎線のうち、東武動物公園から南へ押上(おしあげ)・浅草(あさくさ)方面は平成24年(2012年)春の東京スカイツリー完成に合わせて東武スカイツリーラインという愛称がつけられた。東武動物公園駅の南に姫宮神社が近い姫宮(ひめみや)駅がある。伊勢崎線はこのほか東武動物公園駅の北西に和戸(わど)駅があり、東京メトロ半蔵門線から直通する急行電車はその次の久喜市にある久喜(くき)駅まで運行されていて、久喜駅ではJR東北本線(宇都宮線)と乗り換えができる。日光線は東武動物公園駅から杉戸町に入り、半蔵門線からの急行は久喜市に入ったところの南栗橋(みなみくりはし)駅で折り返し、その先の栃木(とちぎ)方面へは南栗橋駅で普通電車に乗り継ぐことになる。

 東武動物公園駅は宮代町の中心駅で、伊勢崎線の館林(たてばやし)、足利市(あしかがし)、太田(おおた)方面を結ぶ特急「りょうもう」や、日光線の南栗橋と臨時で日光まで結ぶ特急「きりふり」などが停車する。そのほか、浅草方面を結ぶ快速、準急、押上から東京メトロ半蔵門線に直通する急行、北千住(きたせんじゅ)から東京メトロ日比谷線に直通する普通などが運行されている。東武動物公園駅は杉戸町にも近いことから、杉戸駅として開業したが、昭和56年(1981年)に東武動物公園が開園した際に東武動物公園駅に改められた。

 東武動物公園は遊園地・動物園・プールなどが一体となったレジャー施設で、特に週末は東京方面から行楽客が訪れる。園内は、駅に近い東側が遊園地、遠い西側が動物園となっている。遊園地は観覧車やサイクルモノレールなどのゆったり系のほか、水上コースター「カワセミ」や木製コースター「レジーナ」、垂直に落下する「G-MAX」など本格的な絶叫マシンもある。遊園地から動物園へは「太陽の恵み鉄道~パークライン~」で結ばれていて、カバ、ゾウ、キリン、ライオン、ホワイトタイガー、ペンギン、カンガルー、レッサーパンダ、アルパカなどの動物たちが人気がある。また、ふれあい動物の森ではウサギやモルモット、ヒツジ、ヤギ、ポニーなどと触れ合うことができる。また、「わんこヴィレッジ」では、約45匹ものかわいい犬たちと触れ合うことができる。

 このほか、宮代町にはものづくりの人材を育成する「日本工業大学」の本部があり、東武動物公園駅が最寄り駅となっている。

宮代エリアの主な駅

東武動物公園 / とうぶどうぶつこうえん 駅
東武鉄道 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、日光線


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東武動物公園駅を走る特急「りょうもう」

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東武動物公園の遊園地

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東武動物公園の本格的な木製コースター「レジーナ」

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遊園地と動物園を結ぶ鉄道

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東武動物公園の人気者・アルパカ

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東武動物公園の人気者・ペンギン

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東武動物公園の人気者・レッサーパンダ

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山梨・中央 甲府盆地の中央でイチゴ狩り、リニアが通るまち

中央
ちゅうおう

日本国山梨県中央市

山梨・中央 甲府盆地の中央でイチゴ狩り、リニアが通るまち

 中央(ちゅうおう)市は、山梨(やまなし)県中部の甲府盆地のほぼ中央に位置する人口約3万人の市。

 平成18年(2006年)に中巨摩(なかこま)郡の田富(たとみ)町、玉穂(たまほ)町、東八代(ひがしやつしろ)郡の豊富(とよとみ)村が合併して誕生した。市の南部に笛吹川、市西部に釜無川が流れ、釜無川の西は南アルプス市、笛吹川の南は同市旧豊富村と市川三郷(いちかわみさと)町が広がっている。北は昭和(しょうわ)町、東は甲府(こうふ)市と接している。

 市を南北にJR東海・身延線が走り、市内に小井川(こいかわ)駅と東花輪(ひがしはなわ)駅がある。東花輪駅が中央市の中心駅であり、甲府(こうふ)と富士(ふじ)・静岡(しずおか)を結ぶ特急「ふじかわ」も停車する。

 中央市役所は東花輪駅の北西約1キロの旧田富町側にある。笛吹川の南に広がる旧豊富村は、南側が山間部になっていて、かつては養蚕が盛んであったが、近年が果樹栽培が盛んで、イチゴのハウス栽培も行われている。シーズンにはイチゴ狩りのバスツアーもここに立ち寄り、ハウス内のイチゴをそのままもぎとって練乳をかけて食べる。笛吹川沿いを走る笛吹ラインとも呼ばれる国道140号線沿いに道の駅「とよとみ」があり、地元でとれた農産物も販売されている。

 小井川駅は、JR東海が計画を進めているリニア中央新幹線の甲府駅候補にあがっている駅の一つ。最近は、田んぼが広がり開発が容易な小井川駅から東の甲府市大津町地区が最有力候補となっているが、甲府市中心部のJR甲府駅のあたりまでのアクセスが課題となっている。身延線から連絡線を建設してリニア新駅に乗り入れる案もあるらしい。ただ、それなら小井川駅の新山梨環状道路のそばにリニア新駅を造ったほうが簡単なのではとも思う。

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中央市のイチゴ農園

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中央市豊富地区の風景

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テーマ : 山梨県
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山梨・甲府 甲斐国の府、中央本線と身延線とリニア新幹線

甲府
こうふ

日本国山梨県甲府市

山梨・甲府 甲斐国の府、中央本線とリニア新幹線

 甲府(こうふ)市は山梨(やまなし)県の県庁所在地で、人口約20万人の都市。甲府盆地に位置し、戦国時代に武田信玄(たけだ しんげん)をはじめとする武田氏の本拠地となり、甲斐国(かいのくに)の府中として栄えた。江戸時代は、甲府藩や幕府直轄領として重要な拠点となった甲府城の城下町が形成され、甲州街道の宿場町としても栄えた。

 甲府市は甲府盆地に市街地があるが、市の領域は南北に細長い。長野県南佐久郡川上(かわかみ)村との県境である標高2599mの金峰山(きんぷさん)から南へ、山間部は御嶽昇仙峡(みたけ しょうせんきょう)などの景勝地があり、その南に甲府の市街地があり、そこから国道358号線に沿って南へ伸びている。平成18年(2006年)に東八代郡中道(なかみち)町と、西八代郡上九一色(かみくいしき)村の北半分(古関・梯地区)を編入したことにより、三方分山のあたりまで市域が伸びて、さらに南へ細長くなった。

 甲府市に隣接する主な自治体は、北東に山梨(やまなし)市、東に笛吹(ふえふき)市、南に富士河口湖(ふじかわぐちこ)町、南西に中央(ちゅうおう)市、昭和(しょうわ)町、西に甲斐(かい)市などがある。

 甲府の道路交通は、国道20号線が東京や長野県を結び、東西の幹線となっている。ルートは基本的に甲州街道に沿っているが、甲府市内では市中心部の南を迂回する甲府バイパスとなっている。高速道路の中央自動車道も同様で、甲府市南部に甲府南ICがあるほか、甲府市中心部からは隣接する昭和(しょうわ)町の甲府昭和ICや、甲斐市の双葉スマートICも便利である。

 鉄道は、東西にJR東日本の中央本線があり、市内に甲府(こうふ)駅と酒折(さかおり)駅がある。また、甲府から南へ、静岡県の富士(ふじ)方面にJR東海の身延線が走っていて、金手(かねんて)、善光寺(ぜんこうじ)、南甲府(みなみこうふ)、甲斐住吉(かい すみよし)の各駅がある。

 甲府市の中心駅は甲府駅で、中央本線には甲府から新宿・東京方面に特急「かいじ」、松本~甲府~新宿~東京を結ぶ特急「あずさ」などが走っている。また、身延線には特急「ふじかわ」が走っており、富士・静岡(しずおか)を結んでいる。中央本線は、首都圏の電車がどんどん新型になる中、国鉄時代からの115系が現役で活躍しており、伝統的なクリームと紺色のスカ色タイプとJRになってからさわやかな色に塗りなおされた長野色タイプの二種類が走っている。

 甲府駅の南口からは、メインストリートの平和通りが南に伸びている。ここからまっすぐ進んでいくと、山梨県庁や甲府市役所があり、その先は国道358号線として、甲府南ICのほうを結び、さらに山を越えていくと、富士河口湖町の本栖湖(もとすこ)のほうへ抜けられる。

 平和通りの東側の舞鶴通りには、かつて昭和37年(1962年)まで山梨電気鉄道の軌道があり、当時は増穂(ますほ)町だった富士川(ふじかわ)町の甲斐青柳(かい あおやぎ)駅まで結んでいた。

 舞鶴通りの東側は舞鶴城とも呼ばれた甲府城の城址で、舞鶴城公園となっている。甲府城は、武田氏が滅亡後に徳川家康(とくがわ いえやす)が1583年(天正11年)に築城したもので、浅野氏、徳川氏、柳沢氏らが城主となり、甲斐地方を治めた。明治6年(1873年)に廃城となり、現在は稲荷櫓や山手渡櫓門などが復元されている。

 そのほか、甲府駅の北側は、駅から約1キロ北のところに山梨大学があり、北東には愛宕山(あたごやま)があり、ここからの南アルプスの眺めがよい。また、酒折駅前には山梨学院大学がある。

 山梨県では今後、東京と名古屋・大阪を結ぶリニア中央新幹線が建設される予定であり、山梨県内に駅が設けられる計画となっている。リニア新幹線は甲府市の南部を横断することになるが、中央市のJR身延線・小井川(こいかわ)駅に接続する案もあったようだが、その東の甲府市大津町地区が有力になっているようだ。大津町地区は田んぼが広がっていて、大規模な駅の開発がしやすく、中央自動車道との連結も容易ということなのだが、問題は、リニア新駅からどのように市中心部の甲府駅と接続するかとういうことで、バスで30分かかるとなると、リニアのスピード感がまったく生かせなくなってしまう。甲府市の地元では、リニア新駅から甲府駅まで約7キロのモノレールを建設する要望も出ているが、建設費が膨大で赤字が見込まれることから、慎重になっているようだ。また、身延線から連絡線を建設してリニア新駅に乗り入れる案もあるらしい。ただ、それなら小井川駅の新山梨環状道路のそばにリニア新駅を造ったほうが簡単なのではとも思う。リニア新幹線はJR東海が運行し、身延線もJR東海なのだから、身延線をうまく活用して、身延線に甲府都市鉄道の機能を持たせたほうがよいのではと思う。いずれにせよ、せっかく駅を造るのであれば、便利で立派なものを造ってほしい。

甲府エリアの主な駅

甲府 / こうふ 駅
JR東日本 中央本線
JR東海 身延線

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甲府駅に停車するスカ色115系

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テーマ : 山梨
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埼玉・伊奈 ニューシャトルと無線山の桜

伊奈
いな

日本国埼玉県北足立郡伊奈町

埼玉・伊奈 ニューシャトルと無線山の桜

 伊奈(いな)町は埼玉県北足立(きたあだち)郡にある人口約4.3万人の町。北東に蓮田(はすだ)市、南西に上尾(あげお)市、北西に桶川(おけがわ)市と接している。

 さいたま市の大宮(おおみや)駅から、JR東日本の宇都宮線(東北本線)と高崎線が分岐し、宇都宮線は蓮田市を、高崎線は上尾市、桶川市を通っているが、その中間の伊奈町には鉄道が通っていなかった。

 東北・上越新幹線が建設された際、伊奈町を通るルートとなり、伊奈町でちょうど東北新幹線と上越新幹線が分岐することになった。しかし、伊奈町では、ただ通過するだけの新幹線に建設反対の声があがった。伊奈町は宇都宮線と高崎線から外れていて、鉄道が不便であったことから、上越新幹線のルート沿いに大宮駅から伊奈町へ新交通システムが建設されることになった。

 そして昭和58年(1983年)に開業したのが埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)で、第一段階として大宮駅から伊奈町の羽貫(はぬき)駅まで開業した。その先の最後の一駅の羽貫~内宿(うちじゅく)は、ニューシャトル建設反対の地権者が立ち退きを拒否したため、最終的に土地収用法の行政代執行を実行して建設されたが、羽貫~内宿の開業は平成2年(1990年)にずれこんだ。

 ニューシャトルは大宮駅から北上し、東北・上越新幹線沿いを走る。ニューシャトルの大宮駅は新幹線・大宮駅の高架下にあり、U字状にループしてそのまま内宿方面へ戻っていく。新幹線はしばらく複々線が続き、ニューシャトルはその両側を走り、駅は進行方向の左側に設置されている。大宮駅の次に鉄道博物館(てつどうはくぶつかん)駅(旧・大成駅)前に平成19年(2007年)に鉄道博物館がオープンしたことからこの区間のニューシャトルの利用客が増えている。ニューシャトルはさいたま市北区から上尾市を通って、伊奈町に入るとすぐ上越新幹線と東北新幹線が分岐する。

 ニューシャトルは新幹線の高架の下をくぐり、上越新幹線の高架下にある丸山(まるやま)駅から先が単線となる。丸山駅はニューシャトルの車両基地も併設されており、一部電車がここで終点となる。

 伊奈町には、丸山、志久(しく)、伊奈中央(いなちゅうおう)、羽貫、内宿の各駅がある。伊奈町は東京まで通勤するにはやや遠いが、さいたま市へ通勤するには非常に便利であるため、近年宅地開発が進み、人口も増えつつある。このまま人口増加が続けば伊奈市となる日もやってきそうだ。伊奈中央駅は伊奈町役場の最寄り駅で、羽貫駅はショッピングモール「UNICUS伊奈」に近い。

 このほか、志久駅は平成16年(2004年)に開設された日本薬科大学の最寄り駅。日本薬科大学のキャンパスは、かつてKDDIの研修所で、その前身が旧・国際電電の短波受信所であったことから、地元では「無線山」と呼ばれている。その無線山、日本薬科大学前には桜並木があり、春は「無線山の桜」として観光名所となっている。

伊奈エリアの主な駅

内宿 / うちじゅく 駅
埼玉新都市交通 伊奈線(ニューシャトル)

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上越新幹線との二重構造のニューシャトル丸山駅

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上越新幹線と並走するニューシャトルの志久駅

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ニューシャトルの終点・内宿駅

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内宿駅

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無線山の桜並木

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無線山の桜並木

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テーマ : 埼玉県
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山梨・大月 甲州街道の宿場町、中央本線と富士急行、リニア実験線

大月
おおつき

日本国山梨県大月市

山梨・大月 甲州街道の宿場町、中央本線と富士急行、リニア実験線

 大月(おおつき)市は山梨(やまなし)県東部にある人口約2.8万人の市。山間部にあるが江戸(東京)から甲斐国(かいのくに)の甲府(こうふ)を結ぶ甲州街道の宿場町として発展した。

 甲州街道(国道20号線)のほか、JR東日本の中央本線、中央自動車道が東西に走り、東京と甲府を結んでいる。また、中央本線の大月駅から都留(つる)、河口湖(かわぐちこ)方面に富士急行が分岐している。中央自動車道も大月JCTから都留、河口湖方面を結ぶ支線が伸びていて、富士山観光のルートとなっている。

 大月駅は中央本線を走る特急「かいじ」や一部の特急「あずさ」「スーパーあずさ」が停車する。普通電車は平成24年(2012年)現在、白色に薄紫色と薄緑色のラインが美しい長野色の115系のほか、紺色とクリーム色の伝統的なスカ色115系も現役で走っている。スカ色はもともと横須賀の海と砂浜をイメージした塗色だと思われるが、山梨県の特産物のブドウのイメージにもよく合っていると思う。そのほか、東京から一部の通勤型電車が乗り入れているが、東京からの電車の大部分は東京都八王子市の高尾(たかお)駅で折り返している。

 高尾から大月へは、東京都八王子市から神奈川県相模原(さがみはら)市緑区の相模湖(さがみこ)を通ってから山梨県の上野原(うえのはら)市に入り、山を上って大月市に着く。なぜ途中で神奈川県を通るのか不思議だが、東京都八王子市と神奈川県相模原市の間には高尾山があり、甲州街道は大垂水峠、中央本線と中央自動車道はトンネルで抜けている。相模湖から流れる相模川は高尾山の南を流れ、神奈川県の海老名(えびな)市、厚木(あつぎ)市方面へ流れているので、相模湖が相模国(さがみのくに)の神奈川県であることが納得がいく。

 大月から甲府方面へは、笹子川沿いにさらに山を上っていき、笹子(ささご)駅から笹子トンネルを抜けると甲州(こうしゅう)市に入り、そこからは下りとなり、甲府盆地へ下りていく。

 富士急行は、大月駅から都留市、富士吉田(ふじよしだ)市の富士山(ふじさん)駅、富士急ハイランド駅、富士河口湖(ふじかわぐちこ)町の河口湖駅を結ぶ鉄道で、小田急ロマンスカーのお古(富士急行2000形)を使った「フジサン特急」なども運行され、行楽客でにぎわっている。

 このほかリニアモーターカーの実験線先行区間18.4キロが山梨県内に平成9年(1997年)に開通して以来、500キロ運転の実用化を目指して試験が行われている。山梨リニア実験センターは南隣の都留市にあるが、リニア実験線は大月市内の山中にも走っていて、大月市笹子の笹子トンネル内が起点となっている。リニア実験線は平成20年(2008年)に全長42.8キロへの延伸工事が進められており、平成25年(2013年)に山梨県の笛吹市~上野原市を結ぶ実験線が完成する予定である。これが将来はJR東海の中央リニア新幹線の本線となり、東京~山梨~名古屋~大阪を結ぶ日本の未来を担う夢の巨大プロジェクトは平成39年(2027年)に東京(品川を予定)~名古屋が先行開業、平成57年(2045年)に名古屋~大阪(新大阪を予定)が開業し、東京~大阪が67分で結ばれる計画となっている。

大月エリアの主な駅

大月 / おおつき 駅
JR東日本 中央本線
富士急行 大月線

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大月駅に停車する長野色115系

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中央本線で現役で活躍しているスカ色115系

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富士急行・大月駅、元小田急ロマンスカーが走る
 

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テーマ : 山梨
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神奈川 川崎・武蔵小杉 建ち並ぶタワーマンション、競合する東急とJR

川崎・武蔵小杉
かわさき・むさしこすぎ

日本国神奈川県川崎市中原区

神奈川 川崎・武蔵小杉 建ち並ぶタワーマンション、競合する東急とJR

 武蔵小杉(むさし こすぎ)駅は、川崎(かわさき)市の中原(なかはら)区にある駅で、東急電鉄の東横線・目黒線、JR東日本の南武線・横須賀線(湘南新宿ライン)が乗り入れるターミナルとなっている。

 もともとは、東急東横線とJR南武線の乗り換え駅であり、東横線が横浜(よこはま)方面と東京の渋谷(しぶや)方面を結び(一部電車は中目黒から地下鉄日比谷線に直通して霞ヶ関、銀座方面を結ぶ)南武線が川崎(かわさき)方面と東急田園都市線が走る武蔵溝ノ口(むさし みぞのくち)、小田急線が走る登戸(のぼりと)方面を結んでいて、東京や横浜へは東急、川崎市内の移動は南武線と役割分担されていた。

 ところが、人口100万人を超える大都市である川崎市は東京や横浜への通勤が便利であり、東急とJRは需要を掘り起こすために、よりきめ細やかな鉄道輸送サービスを進めていった。

 まず東急が東急目黒線(旧目蒲線)を改良し、平成12年(2000年)に武蔵小杉駅から目黒駅を通って、東京メトロ(旧営団地下鉄)南北線の永田町(ながたちょう)方面、都営地下鉄三田線の大手町(おおてまち)方面など都心へ直通運転するようになった。

 さらに平成24年(2012年)に東急東横線の渋谷駅手前の地下化が完成し、渋谷駅から東京メトロ副都心線に直通運転を始め、新宿三丁目(しんじゅく さんちょうめ)、池袋(いけぶくろ)、小竹向原(こたけ むかいはら)を通って西武池袋線と東武東上線へも直通する。武蔵小杉駅から乗り換えなしで新宿、池袋方面へ行けるのは住民にとってはかなり便利になる。

 一方、JR東日本は、横須賀線を活用して横浜から渋谷、新宿、池袋を経由して大宮(おおみや)方面へ直通する湘南新宿ラインの運行を平成13年(2001年)から開始した。横須賀線は川崎市内に新川崎(しんかわさき)駅があるが、川崎駅とは3キロほど離れていて、南武線の鹿島田(かしまだ)駅と近いが正式な乗換駅でもなかった。そこで、南武線と横須賀線が交差する地点に新駅を設置し、利便性を高めることになり、横須賀線にも平成22年(2010年)に武蔵小杉駅が開設された。

 横須賀線の武蔵小杉駅は横須賀線の電車が横浜~武蔵小杉~品川(しながわ)~新橋(しんばし)~東京(とうきょう)~千葉(ちば)を結び、湘南新宿ラインが横浜~武蔵小杉~渋谷~新宿~池袋~大宮を結ぶ。さらに特急「成田エクスプレス」も停車するようになり、川崎市から成田空港への便が非常によくなった。横須賀線の武蔵小杉駅開業は、東急の武蔵小杉駅に十分対抗できるほどのインパクトを持ったのである。

 横須賀線は武蔵小杉の近くから品川駅近くまで東海道新幹線と並走し、駅のホームからも東海道新幹線が走り抜ける姿が見える。武蔵小杉駅には新幹線の駅設置計画は現時点ではない。川崎市民が東海道新幹線を利用するには品川駅へ戻るか、新横浜(しんよこはま)駅へ行くことになる。武蔵小杉からだと、東急東横線で菊名(きくな)駅まで行ってそこからJR横浜線に乗り換えるのが便利だが、今後さらに東急と相模鉄道がつながる神奈川東部線構想が実現すると武蔵小杉から新横浜駅へ乗り換えなしで行けるようになる。一方この神奈川東部線構想は予定されている横浜羽沢(よこはま はざわ)駅から相模鉄道がJR横須賀線・湘南新宿ラインへ乗り入れる計画もあり、実現すればJR武蔵小杉駅にも乗り入れることになる。

 このように近年、利便性が急速に高まり、今後さらなる発展が見込まれる武蔵小杉駅の近辺では大規模なマンション開発が進められており、特に駅前に超高層のタワーマンションが建ち並んでいるのが印象的だ。東京や横浜に通勤する人が住むには非常に便利なまちであるが、人気がりすぎて地価が急速に上昇して高級住宅地化してしまい、これから住むには手が出ないとなれば複雑でもある。東京と横浜の中央にある川崎市が住宅地として人気があるのも納得がいく。

川崎・武蔵小杉エリアの主な駅

武蔵小杉 / むさしこすぎ 駅
JR東日本 南武線、横須賀線(湘南新宿ライン)
東急電鉄 東横線、目黒線

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東急・武蔵小杉駅

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地下鉄南北線と三田線の車両が走る東急目黒線

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新たに開業したJR横須賀線の武蔵小杉駅に
特急「成田エクスプレス」が停車

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テーマ : 神奈川
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神奈川 川崎・川崎大師 初詣でにぎわう厄除け川崎大師

川崎・川崎大師
かわさき・かわさきだいし

日本国神奈川県川崎市川崎区

神奈川 川崎・川崎大師 初詣でにぎわう厄除け川崎大師

 川崎大師(かわさきだいし)は、神奈川県川崎市川崎区にある真言宗のお寺で、正式名称は真言宗智山派大本山金剛山金武乗院の「平間寺」(へいけんじ)という。厄除け大師として毎年正月は多くの参拝客でにぎわう。

 川崎大師の最寄駅は、京浜急行大師線の川崎大師駅で、京急川崎駅から東へ3つ目の駅である。京急大師線の前身は、明治32年(1899年)に開業した大師電気鉄道で、川崎市中心部から川崎大師を結ぶ路線であった。現在、京急大師線は京急川崎~小島新田(こじましんでん)を結び、川崎市中心部と沿岸部の工業地帯を結ぶ通勤路線となっているが、正月の初詣シーズンにはやはり川崎大師への参拝客でにぎわう。

 川崎大師駅からは、川崎大師への参道が伸びていて、初詣シーズンにはここに屋台がズラリと並ぶ。たこ焼き、お好み焼きなどのほか、チキンステーキ、せんべい汁、モツ煮込みなども屋台で販売されているのが関東らしい。

 門前町には飴屋が並び、包丁でまな板をたたくリズミカルな音が心地よい。できたての飴はやわらかく、味が濃厚だ。

 川崎大師(平間寺)は1128年(大治3年)の創建で、弘法大師(こうぼうだいし)をご本尊として祀っている。高尾山薬王院(たかおさん やくおういん)、成田山新勝寺(なりたさん しんしょうじ)と並んで関東三本山の一つとされる。また、関東三大厄除け大師の一つとしても有名である。

 新年の参拝をした後は、参道に並ぶ屋台に舌鼓を打ちながら、気持ちの良い新春を味わいたい。モツ煮込みを肴に日本酒を飲む。明るい時間から飲む日本酒は格別だ。日本人に生まれて本当によかった…。

川崎・川崎大師エリアの主な駅

川崎大師 / かわさきだいし 駅
京浜急行電鉄 大師線

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京急大師線・川崎大師駅

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川崎大師駅前からの参道

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川崎大師(平間寺)の門

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初詣客でにぎわう川崎大師


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テーマ : 神奈川
ジャンル : 地域情報

神奈川 藤沢・辻堂 辻堂駅前の湘南テラスモール

藤沢・辻堂
ふじさわ・つじどう

日本国神奈川県藤沢市

神奈川 藤沢・辻堂 辻堂駅前の湘南テラスモール

 藤沢(ふじさわ)市は、神奈川県の湘南(しょうなん)地区の中心都市で、人口は約40万人。市はいくつかの地区に分かれ、中心部の藤沢地区、市南部の海岸の江ノ島(えのしま)地区、市西部の辻堂(つじどう)地区、市北部のニュータウンの湘南台(しょうなんだい)地区に分かれる。

 市を南北に小田急電鉄江ノ島線が走り、湘南台、藤沢、片瀬江ノ島などを結んでいるほか、JR東日本の東海道本線が市を東西に走り、市内に藤沢駅と辻堂駅がある。

 辻堂駅は駅のすぐ西が茅ヶ崎(ちがさき)市で、駅から2キロほど行くと辻堂海水浴場があるほか、駅から3キロほど北に湘南ライフタウンというニュータウンが広がっている。

 辻堂駅の北口側にはかつて関東特殊製鋼の本社があったが、平成14年(2002年)に工場が閉鎖され、跡地の再開発事業が進められ、平成22年(2010年)に商業施設「Luz(ラズ)湘南辻堂」がオープンしたのに続き、平成23年(2011年)11月に湘南最大のショッピングモールである「テラスモール湘南」がオープンした。

 「テラスモール湘南」は1階にはスーパー「サミット」があるほか、食材・惣菜店が並ぶ「湘南マルシェ」、ユニクロやさまざまなファッション・ショップが入っている。また、屋外は「湘南ヴィレッジ」と呼ばれる店舗が並ぶプロムナードになっていて、夜もライトアップされて美しい。2階は辻堂駅北口とウェルカムテラスでつながっており、H&M、無印料品、GAP、ZARAなどのファッション・ショップが並んでいる。3階はロフト、ユザワヤ、アカチャンホンポなどの店舗が入っているほか、「潮風キッチン」というフードコートがあり、湘南地方の名店が入り、特に藤沢市名物の「生しらす」を使った丼をが食べられるお店が人気だ。4階は書店や楽器店、映画館などが入っている。

 「テラスモール湘南」の駐車場からは天気の良い日は富士山を眺めることができる。神奈川県から見る富士山はこんなに大きいのかと改めて驚ろく。

藤沢・辻堂エリアの主な駅

辻堂 / つじどう 駅
JR東日本 東海道本線

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辻堂駅前の「テラスモール湘南」

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夜のイルミネーションが美しいテラスモール湘南

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テラスモール湘南から見た富士山

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茨城・日立 朝日の立ち上る、日立製作所創業の工業都市

日立
ひたち

日本国茨城県日立市

茨城・日立 朝日の立ち上る、日立製作所創業の工業都市

 日立(ひたち)市は茨城(いばらき)県北東部にある人口約19万人の都市。

 日立市は常陸国(ひたちのくに)に位置するが、「日立」の地名の由来は江戸時代の常陸国水戸藩の藩主だった「水戸黄門」こと徳川光圀(とくがわ みつくに)が現・日立市の神峰神社の「朝日の立ち上る様は領内随一」と述べたから「日立」(ひたち)と呼ばれるようになったのだという。

 日立市の前身の日立町は明治38年(1905年)に久原財閥の久原房之助(くはら ふさのすけ)によって日立鉱山(赤沢銅山)が開発され、大正9年(1920年)に日立製作所が設立され、鉱業・工業都市として発展した。昭和14年(1939年)に日立町と助川(すけがわ)町が合併し、日立市となった。

 日立市は有数の工業都市であり、昭和20年(1945年)には当時の日立は系列の軍需工場で兵器も製造していたことから、アメリカ軍による激しい爆撃を受け、艦砲射撃も受けた。戦後は、日立製作所の機械、電機などを手がける工業都市として再生し、日立グループは日立市以外でも家電や鉄道車両を手がける日本を代表するグローバル企業の一つとなっている。

 日立市には南北にJR東日本の常磐線が走り、市内に南から大甕(おおみか)、常陸多賀(ひたち たが)、日立(ひたち)、小木津(おぎつ)、十王(じゅうおう)の各駅がある。このうち、日立市の中心駅は日立駅で、特急「スーパーひたち」も停車する。

 日立駅は太平洋に近く、海岸部は平成23年(2011年)3月の東日本大震災で津波が押し寄せたが、海岸段丘の高台に駅があるため、津波の被害は小さく、駅も無事だった。同年4月に橋上駅舎化され、東口から海岸の眺めがよくなった。日立の市街地は日立駅の西側に広がり、駅前広場から平和通りが国道6号線まで伸びている。6号線との交差点の少し北側に日立市役所がある。駅の南西側にも大きな広場があり、日立シビックセンター、イトーヨーカドー日立店などがあり、オシャレな商店街もある。日立駅の南西には日立製作所日立事業所が広がっている。

 茨城県は田舎というイメージを持たれがちであるが、日立製作所に勤務する従業員が日立市近郊に住み、JR常磐線沿線は住宅街が続いている。日立製作所は日立市内にこのほか、大甕駅前に日立製作所臨海工場・日立研究所、常陸多賀駅前に日立多賀テクノロジー・日立製作所国分工場があり、また小木津駅前には日立電線日高工場、十王駅近くには日立電線豊浦工場・高砂工場などがある。さらには南に隣接する東海(とうかい)村は原子力エネルギー関連機関が集まり、その南の、ひたちなか市の勝田(かつた)駅前にも日立製作所水戸事業所があるなど、常磐線の水戸~日立は沿線の人口密度も高く、工業地帯という印象に変わる。

 日立市にはかつて鮎川(あゆかわ)・大甕から常陸太田(ひたち おおた)市の常北太田(じょうほく おおた)駅を結ぶ日立電鉄が走っていて、大甕駅でJR常磐線と連絡していたが、惜しまれながら平成17年(2005年)に廃止された。日立市内の路線の北端が鮎川駅止まりで、日立駅まで乗り入れていなかったのが乗客が伸び悩んだ一因だったようだ。

 ところで、震災後、日立市内および茨城県内では地元の方言を強調した「がんばっぺ!茨城」というノボリをたくさん見かけた。「がんばろう日本」というのは何だかよそよそしい感じがするが、やはり「がんばっぺ!茨城」のほうがその土地の人々の親しみが湧いて、もっと茨城を応援したくなる。茨城県を観光して、日立製作所などの工場で働いている人々が日本の産業を支え、茨城県が日本に大きな役割を果たしていることを実感しよう。 がんばっぺ!茨城

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日立駅に停車中の常磐線普通電車

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日立駅東口からみた海岸

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橋上駅舎化された日立駅

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HITACHIの看板が誇らしい

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日立駅南西側の広場とイトーヨーカドー

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「がんばっぺ!茨城」のノボリ

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茨城・東海 原子力エネルギー研究の村

東海
とうかい

日本国茨城県那珂郡東海村

茨城・東海 原子力エネルギー研究の村

 東海(とうかい)村は、茨城(いばらき)県の那珂(なか)郡にある海沿いの村で、人口は約3.8万人。

 東海村は昭和30年(1955年)に石神(いしがみ)村、村松(むらまつ)村が合併し、東海村が発足した。東海村にはJR常磐線が走り、東海駅がある。東海駅の歴史は古く、明治31年(1898年)に石神駅として開業、東海村になった後の昭和32年(1957年)に東海駅に改称された。駅はわりと大きく立派な橋上駅舎があり、一部の特急「スーパーひたち」も停車する。

 東海村は村名の通り、東に太平洋の海が広がる。東海村では昭和32年(1957年)に日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)東海研究所が開設され、日本初の原子炉JRR-1が設置された。それ以来、東海村は原子力エネルギー研究の村として発展してきた。

 平成の大合併が進む中、東海村は近接する、ひたちなか市、日立(ひたち)市、那珂(なか)市のいずれかと合併しても不思議ではないが、東海村として独立を保っているのは、原子力研究という特殊な地理的意義があることから国からも重視され、財政的にも安定しているからなのだろう。

 確かに東海駅の駅前広場は立派で、そこから東へ伸びる道は交通量が少ないわりには広く、立派な道路だ。ショッピングセンターの「イオン」東海店もあり、その東には日本原子力研究開発機構の住宅が広がっている。但し、住宅も新しいわけではなく、この町が数十年前に新しく開発されたときに気合いを入れて街づくりをしたのであろうというのが感じられる。

 イオン東海店の道を挟んだ向かい側には、原子力研究の町らしく「テクノ交流館リコッティ」という施設があり、原子力エネルギーの仕組みを紹介する展示があるほか、同じビルに日本原子力研究開発機構の「核不拡散・核セキュリティ総合支援センター」が入っている。

 東海村には日本原子力発電(原電)の東海第二発電所があり、沸騰水型軽水炉の1号機がある。また、昭和40年(1965年)に初臨界に達した日本初の商業用原発である原電の東海発電所は、平成10年(1998年)まで稼働していたが、黒鉛炉であることから廃炉になり、現在は廃炉作業が進められている。このほか、原発以外にも、東海村の南東に常陸那珂(ひたちなか)火力発電所もある。

 東海村にはこのほか、原子力科学研究所、核燃料サイクル工学研究所などの研究開発機関や、原子力エネルギーの仕組みを紹介する「原子力科学館」や「東海テラパーク」、核燃料サイクルの仕組みを紹介する「東海展示館アトムワールド」など、さまざまな原子力エネルギー関連施設がある。

 東海村では平成11年(1999年)に原子力発電用の核燃料加工を行っていたジェー・シー・オー(JCO)がウラン溶液の核分裂連鎖反応による臨界事故が発生した。この際、大量の放射線を浴びて作業員2人が死亡し、1人が重傷、667名が被曝した。事故当時は半径350m以内が避難要請、500m以内が避難勧告、10km以内に屋内退避の呼びかけが行われた。

 平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災の際には、東海第二発電所の原子炉も自動停止したが、津波によってディーゼル発電機用海水ポンプが故障するなどのトラブルがあった。また、石炭を燃料とする常陸那珂火力発電所でも地震と津波の被害を受け約2ヶ月間停止した。

 東日本大震災で福島第一原発が爆発事故を起こして以来、日本では原発推進政策の反省から、脱原発依存の動きが強まっている。東海村はこれまで日本の原子力エネルギーをリードし、日本のエネルギー供給に大きく貢献してきた。だが実際に取り返しのつかない大事故が起こってしまったからには、脱原発依存と原発に代わる新しいエネルギーの開発の流れが進んでいくだろう。東海村はこれまでのエネルギー研究開発の村としての経験を生かして、日本の原子力技術の維持・向上と同時に、今後新しいエネルギーの研究開発の分野でも先進的な役割を果たしてほしいと思う。

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JR常磐線・東海駅

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東海駅前のイオン東海店

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テクノ交流館リコッティ

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東海駅からの立派な道路、交通量は少ない

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