ウイグル 東トルキスタン(中国新疆ウイグル自治区)の主な都市人口

شەرقىي تۈركىستان
シャルキ・トルキスタン (ウイグル語)
シンチャン/新疆 (中国語/北京語)
東トルキスタン

شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونى
中华人民共和国新疆维吾尔自治区
中華人民共和国新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)

ウイグル 東トルキスタン(中国新疆ウイグル自治区)の主な都市人口

223万 ئۈرۈمچی /乌鲁木齐 ウルムチ
64万 شىخەنزە /石河子 スーホーツ
47万 كورلا / ᠬᠣᠷᠣᠯ /库尔勒 コルラ(ホルル)
45万 ئاقسۇ /阿克苏 アクス
45万 غۇلجا /伊宁 グルジャ(イーニン)
44万 قەشقەر /喀什 カシュガル(カースー)
42万 قۇمۇل /哈密 クムル(ハーミー)
35万 سانجى /昌吉 ツァンチー(サンジ)
31万 كۈيتۇن /奎屯 クィトゥン
28万 خوتەن /和田 ホータン(ホーティエン)
27万 شەھرى /克拉玛依 カラマイ
27万 تۇرپان /吐鲁番 トゥルファン
26万 بۆرتالا / ᠪᠣᠷᠲᠠᠯᠠ /博乐 ボルタラ(ポーロー)
23万 ئاتۇش /Артыш/阿图什 アルトゥシュ(アトゥシュ)
23万 ئالتاي /Алтай/阿勒泰 アルタイ
22万 ۋۇسۇ /乌苏 ウス
17万 ئارال /阿拉尔 アラル 
17万 فۇكاڭ /阜康 フゥーカン
16万 چۆچەك / شاۋەشەك Шәуешек/塔城 チョチェク(ターツェン)
15万 تۇمشۇق /图木舒克 トゥムシュク
7万 ئۇجاچۇ /五家渠 ウーチャーチュー

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テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

ウイグル・ウルムチ ウイグル人のレジスタンスに中国当局が血の弾圧

ئۈرۈمچی
ウルムチ (ウイグル語)
乌鲁木齐 (中国語)

 
شەرقىي تۈركىستان شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونى ئۈرۈمچی 
中华人民共和国新疆维吾尔自治区乌鲁木齐市
東トルキスタン・中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市

ウイグル・ウルムチ ウイグル人のレジスタンスに中国当局が血の弾圧

 ウイグル人が住む東トルキスタン(شەرقىي تۈركىستان)は、シルクロードの主要貿易路として古くから発展してきた。近代から現代にかけては、清国による統治から、中華民国新疆(シンチャン)省となったが、1933年と1944年の2回にわたって東トルキスタン共和国(شەرقىي تۈركىستان جۇمۇھۇرىيىتى)の独立政権が樹立された。しかし、いずれも中国によって崩壊させられ、いまは中華人民共和国の統治下にあり、新疆ウイグル自治区(شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونى/新疆维吾尔自治区)となっている。

 東トルキスタンは、もともとイスラム教を信仰するウイグル人の占める割合が極めて高かったが、近年は中国の漢族の流入が進み、2000年の新疆ウイグル自治区における民族構成は、ウイグル族45%、漢族41%、カザフ族7%、回族5%、キルギス族1%、モンゴル(オイラト)族1%となっておりいるが、軍人を含めると漢族住民のほうが多いとも言われている。

 ウルムチ(ئۈرۈمچی)は、新疆ウイグル自治区の省都で東トルキスタン最大の都市である。人口は2007年で231万人だが、その多くは中国各地から移ってきた外来の漢族であり、ウイグル族は20数%に過ぎないように、先住民族との人口比率が逆転している。

 ウルムチの気候は1月の平均気温が最低-16.6℃、最高-7.4℃、7月の平均気温が最低18.2℃、最高30.1℃と、温度変化が激しく冬は寒い。年間降水量は300ミリ弱で極めて少ない。

 ウルムチは中華民国時代は中国語で「迪化」(ティーホア)と呼ばれていたが、1954年から正式に現地の音訳で「乌鲁木齐」(ウールームーチー)と漢字表記されている。台湾では中国国民党政権の影響で2000年頃まで長らくウルムチのことを「迪化」と呼び続けていた。台湾の台北市の大稻埕(トアティウティヤ)には乾物食材で有名な迪化街(ティーホア・チエ)というショッピング街がある。

 ウルムチは、シルクロードを横断する鉄道が通っていて、北京(ペイチン)や上海(サァヘー)を数日かけて結ぶ列車があるほか、隣国カザフスタンのアルマトゥィ(Алматы)を結ぶ国際列車も運行されている。駅名はペルシャ文字を改良したウイグル語文字と中国語(漢字)で表記され、街中の看板もウイグル語と中国語の2言語表記になっているものが多い。外来人口が多いため、ウルムチの街並みは、中国のほかの大都市と変わらないほど現代化されている。ウイグル人の伝統的なバザール(市場)もあるが、町全体としてウイグル文化はかなり制限され、学校でも中国語化教育が強く進められているのだという。

 中国共産党政権による中国人化政策と、外来の漢族優遇政策による経済格差などで、ウイグル人の中国中央政府への不満は強く、2009年7月5日、ウルムチではウイグル人による抗議デモに中国当局の武装警察が武力鎮圧し、騒乱状態となった。ウイグル族と漢族が衝突する事態となり、中国当局の発表でも150人以上の死者が出た。ウイグル族の人々の漢族および中国当局への不満がいっきに吹き出した格好だ。これに対して、当局はデモ参加者などを1500人以上捕らえ、その翌日には釈放を求めてウイグル人女性らが泣きながらデモして外国メディアに訴えていた。この映像をニュースで見て、心が痛くなった。ウイグル人が尊厳をもって生活できる平和な日が一日も早く訪れることを願わずにはいられない。

 この事件については、日本でも連日大きく報道され、日本の大新聞はいずれも社説でとりあげており、事件の背景を分析、解説しているで、ここで重要と思われる部分を引用したい。どの新聞社も厳しく中国当局を批判している。ところで、大手マスコミは今回の事件を「暴動」と表現しているが、朝日新聞は暴動を避けて「騒乱」という表現を使っていた。

【東京・中日新聞】(平成21年7月7日付 社説)
中国新疆暴動 流血の民族抗争避けよ
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2009070702000040.html
・五日夜、市内の広場や商店街、道路などで少数民族のウイグル族がデモを始め、警察の規制に反撃して暴動に発展したようだ。 死者の多くは漢民族とされるが、ウイグル族も警察の取り締まりで死亡したとの情報もある。

・十八世紀に清朝の版図に入ったが、二十世紀に「東トルキスタン」建国を目指す独立運動が盛んになった。共産党政権の下でも、独立や自治拡大を目指す複数の組織が国内外で活動を続けている。

・ウイグル族には政治、経済の実権を握る漢民族が独自の宗教や文化、生活様式をないがしろにしているとの不信感が強い。強硬姿勢はかえって過激派の温床を培っているのではないか。

・同自治区最大の都市で漢民族も多いウルムチで起きた暴動は少数民族統治に再考を迫っている。


【朝日新聞】(平成21年7月8日付 社説)
ウイグル騒乱―弾圧しても安定はない
http://www.asahi.com/paper/editorial20090708.html
・この地域は18世紀に当時の清朝に征服され、19世紀に新しい領域という意味の「新疆」と名付けられた。1930年代から40年代にかけては、ウイグル族による「東トルキスタン」建国を目指す独立運動が2度あった。

・新中国の新疆ウイグル自治区となってからは、漢族移民が急増した。文化大革命中にはイスラム寺院が破壊されたり、教典が焼却されたりして、ウイグル族は不満を募らせてきた。

・中央政府は領土保全を優先するあまり、そこで暮らす人々の心情への配慮を怠ってきた。

・中国共産党は建国前、連邦制や幅広い民族自治を検討したことがあった。しかし権力を握ってからは、統一した中央集権国家が中国にはふさわしい、などの理由を盾に自治を制限してきた。ウイグルでもチベットでも、トップの党委員会書記は漢族が務める。

・中国には55の少数民族がいる。その宗教や文化、教育などについて幅広い自治に踏み出す時だ。10月1日にある建国60年の式典に、民族衣装さえ並べればいいというものではない。


【毎日新聞】(平成21年7月8日付 社説)
新疆自治区暴動 民族政策に寛容さ欠く
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090708ddm005010035000c.html
・中国は今年秋に建国60周年を迎える。いまや世界第2位に迫る経済大国に成長した。だが、チベット、ウイグルという建国以来の民族問題をいまだに解決できないのは、民族自治を尊重しようという寛容さに欠けているからではないか。 今回の暴動の背景にあるのは、少数民族に対する人権抑圧だろう。

・今回は、亡命ウイグル人で組織する世界ウイグル会議(本部ドイツ)が主導した国際陰謀のせいにしている。だが、人権侵害に対する抗議行動を警備当局が力で抑えつけようとしたのがそもそもの原因ならば、ウイグル人の不満解決なしに治安が回復することはないだろう。

・ウルムチはウイグル人の居住地区と漢民族の居住地に分かれている。言語、宗教、生活習慣が違うだけではない。民族の違いによる所得格差が歴然としている。同じことはチベットでも言える。民族自治区域において、その土地の少数民族が貧しく、外来の漢民族が豊かなのは、民族政策に問題があるのではないか。

・中国の成長維持は、社会の安定を維持できるかどうかにかかっている。社会の安定をはかる真の力は武力ではない。寛容な政治である。


【日経新聞】(平成21年7月8日付 社説)
中国は流血断つ民族政策を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090707AS1K0700207072009.html
当局と在外民族組織の説明が大きく食い違い、真相がわからないという構図は昨年のチベット騒乱と似ている。綿密な捜査によるはっきりした証拠を示さずに特定の勢力の陰謀だと決めつけるような共産党政権の対応では、民族問題は解決しない。一方的に情報を流すのでなく、国連など第三者的な機関の調査を受け入れ、真相解明に努めてほしい。

・根底にあるのは漢族に対するウイグル族の根深い反感だ。漢族の大量移住による経済的な圧迫や、画一的歴史観の押しつけをはじめとする教育・宗教政策への反発などだ。

・民族問題が原因で政治・社会情勢が不安定になれば、世界経済を揺さぶりかねない。国際社会は胡錦濤国家主席が掲げる「調和のとれた社会」にふさわしい民族政策を求めている。


【産経新聞】(平成21年7月8日付 主張)
ウイグル暴動 抑圧をやめて格差解消を
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090708/chn0907080310002-n1.htm
・昨年3月のチベット騒乱を上回る深刻な民族衝突だ。中国当局は漢族側の被害を強調し、武装警察を動員しているが、これ以上犠牲者を出してはならない。ウイグル族と、当局・漢族の双方に強く自制を求める。

・中国当局は在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」が暴動を扇動したといい、同会議はこれを否定している。どちらが正しいかは速断できないが、秩序を破壊する暴力はもちろん、自由な抗議表明への武力弾圧もまた、いかなる社会でも許容されない。

・今回の暴動は、中国の多数派である漢族の圧倒的な「支配」に対する少数民族の反発が根源となっている点で、チベット騒乱と同じ図式である。 新疆ウイグル自治区はもともとイスラム教徒のウイグル族など少数民族の居住地だ。1949年の中華人民共和国成立後は共産党軍が進駐し「中国の一部」とされたが、漢族の支配に抵抗する独立運動は続いている。

・問題は自治区の主要企業の大半が漢族によって経営されるなど、経済発展の恩恵が少数民族に十分行き渡っていないことだ。かつては自治区人口の5%にすぎなかった漢族は今や40~50%を占め、少数民族は言語・文化・宗教の各分野で圧迫された状態にある。 少数民族への公平な富の分配と格差の解消こそが問題解決につながるのではないか。

・中国政府はウイグル独立を容認できないだろうが、武力弾圧を続ける限り、国際社会はこれを認めないことを認識すべきだ。


【読売新聞】(平成21年7月9日付 社説)
ウイグル族暴動 強圧的な政策では解決しない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090708-OYT1T01107.htm
・公式発表だけで、死者は156人、負傷者は1000人以上に上る。漢民族、ウイグル族の別は不明だ。死者数は昨年の大規模チベット騒乱での約20人の8倍近くに達する。軍治安当局の過剰警備がなかったのかどうか。

・新疆のウイグル族は、石油や天然ガスなど豊かな天然資源の開発による経済的な恩恵が、漢民族に優先配分されている、と批判していた。

・職場や学校での民族差別や、独自の言語、文化、宗教への軽視に対する長年の不満がうっ積していた。加えて、イスラム教徒への弾圧も目立った。

・今回の暴動は、生活水準を向上させれば、少数民族の反発は少なくなるという党指導部の考えには限界があることを示している。

・今秋、建国60周年を迎える胡錦濤指導部は、国内の安定確保に神経をとがらせている。チベット問題に続き、強圧的な少数民族政策の見直しが迫られよう。

 

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