中国 広東・広州 陳氏一族の書院と族祠「陳家祠」、広東伝統の祠堂建築

广州・陈家祠
クォンツァウ・ツァンカーツィー/Gwóng zau・Chàhn gā zìh (広東語/粤語)
クァンツォウ・チェンチアツー/Guǎngzhōu・Chénjiācí (中国語/北京語)

中华人民共和国广东省广州市荔湾区
中華人民共和国広東省広州市茘湾区

中国 広東・広州 陳氏一族の書院と族祠「陳家祠」、広東伝統の祠堂建築

 「陳家祠」(陈家祠/ツァンカーツィー/ツェンチアツー)は、広州(广州/クォンツァウ/クァンツォウ)市の茘湾(荔湾/ライワーン/リーワン)区にある観光スポットで、陳氏書院(陈氏书院/ツァンスィーシュィーユィン)とも呼ばれる。

 近くの中山七路(ツォンサーン ツァッロウ)の地下には広州地下鉄(广州地铁)1号線の陳家祠駅がある。

 陳家祠は、清朝時代の光緒14年(1888年)~光緒20年(1894年)にかけて広東(广东/クォントン)省各県の陳(ツァン)氏がお金を出し合い建てた、陳氏一族の「族祠」と「書院」で、科挙受験のための学校としての役割も果たしていた。

 陳家祠は、当時からの広東伝統の祠堂建築がそのまま残り、現在は文化財保護され、広東民間工芸博物館(广东民间工艺博物馆)として一部で美術工芸品の展示が行われている。前院、西院、東院、後院からなり、19の庁堂がありそれぞれの建物が廊下で結ばれている。黒い壁と柱と、赤い提灯の飾りが印象的だ。壁や屋根の装飾も非常に美しい。広州の伝統建築の美が感じられるスポットである。

広州・陳家祠エリアの主な駅

陈家祠 / ツァンカーツィー(ツェンチアツー) 駅
広州地下鉄 1号線

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広州・陳家祠

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澳門 カジノで栄えた広東語圏の旧ポルトガル領―マカオ(澳門)

澳門
Macau
オウムン/Ou-mùhn (広東語)
マカオ/Macau (ポルトガル語)
アオメン/澳门/Àomén (中国語/北京語)

中華人民共和國澳門特別行政區
Região Administrativa Especial de Macau da República Popular da China
中華人民共和国マカオ特別行政区

澳門 カジノで栄えた広東語圏の旧ポルトガル領―マカオ(澳門)

 澳門(オウムン/マカオ/Macau)は、1999年にポルトガルから中華人民共和国に移管された特別行政区。外国からはポルトガル語が由来のマカオ(Macau)の名で知られるが、地元の広東語では澳門(オウムン)と呼び、また中国語(北京語)では「澳门」(アオメン)と呼ばれている。

 16世紀よりポルトガルが進出し、ヨーロッパ人居留地ができて、中国との交易の拠点となり、1845年にポルトガルが植民地としてマカオをポルトガル領に取り込んだが、住民の多くは広東語を話す広東系住民であり、1999年に中華人民共和国に移管されたからも、広東語がマカオにおける最も主要な言語となっている。

 澳門の面積はわずか0.003平方キロメートルと極めて小さく、人口は約55万人。通貨はポルトある時代からのマカオ・パタカ(澳門幣)が用いられている。一人当たりの域内総生産(GDP)は約4万ドルで日本とほぼ同じ。一方、一人当たり購買力平価(PPP)換算では6万ドルを超え、世界第3位に相当し、日本をはるかに上回る豊かな地域である。これは澳門(マカオ)がカジノ産業で成功し、豊かな税収があることと関係している。

 澳門は広東省を流れる珠江(チュィーコン)デルタの河口に位置し、古くから貿易港として栄えた。ポルトガルは、ヨーロッパの中でもかなり早くに海外進出した国であり、16世紀の1513年に澳門に初めて渡来し、当時の明国と交易するようになった。後に澳門にヨーロッパ居留地ができて、日本にもキリスト教を伝えたことで知られるフランシスコ・ザビエル(Francisco de Xavier)が澳門を拠点にアジアでキリスト教の布教を行った。ザビエルが日本の九州に渡ったように、澳門と長崎の貿易も盛んだった。

 ポルトガル人が澳門を「マカオ」と呼ぶようになったのは、当時から澳門にある道教の媽祖廟である媽閣廟(マーコクミウ)の媽閣(マーコッ)が由来になっていると言われている。

 1840年~1842年のアヘン戦争で、イギリス(大英帝国)が戦勝後の1842年に清国から香港(ホンコン)島を植民地にすると、ポルトガルも「マカオ自由港」を宣言し、清国の官吏を追い出して自国の植民地にした。第二次世界大戦では、日中戦争においてポルトガルが中立的な立場だったことから、マカオも中立を保ち、多くの中国人難民が押し寄せた。

 戦後は、中国大陸が国民党と共産党の内戦となり、1949年に中国共産党によって中華人民共和国が建国されるが、マカオは反共のアントニオ・サラザール(
António Salazar)首相の独裁政権下であったことから、マカオはポルトガル領のまま維持された。

 ポルトガルは1974年のカーネーション革命で民主化され、海外領土を放棄する方針へと変化し、1976年にマカオは特別領として自治が強化された。さらに、ポルトガルは1979年に台湾の中華民国と断交し、中華人民共和国と国交を樹立した。その後、ポルトガルと中華人民共和国の交渉で、「マカオ返還」が決まり、1999年12月にマカオ(澳門)が中華人民共和国に移管された。中華人民共和国は移管後も、「一国二制度」の方針により、返還後50年間は現状が維持され、中国大陸とは別の法が適用され、公用語も広東語とポルトガル語の使用が維持されている。澳門の道路表示には漢字とポルトガル語が併記されている。

 澳門は広東省の珠海(チュィーホイ/ツウハイ)市に接していて、中華人民共和国全体から見ればゴマ粒のように小さな面積であるが、ポルトガル時代からの独自の文化・制度を維持しており、しかもカジノ等のギャンブル産業や観光産業で経済も潤い、その存在感は大きい。

 澳門特別行政区は何厚鏵(ホー ハウワー/エドモンド ホー)が1999年から2009年まで2期、行政長官を務めた。澳門の実業家の何賢(ホー・イン)の息子であり、澳門名物のカジノに中国大陸からの観光客を呼びこむことでカジノ産業拡大路線を進んだ。

 2009年からの崔世安(ツォイ サイオン)行政長官は、澳門3大名門家族である「崔家」の出身であり、アメリカに留学して公衆衛生学博士をとったことから、ポルトガル領時代のマカオ政府環境委員会委員や立法会委員を務め、中国移管後は社会文化司長を務めた経歴を持つ。また、中国の中央政府ともパイプがあり、習近平(习近平/シー チンピン)国家副主席とも親しいという。

 澳門(マカオ)のカジノ産業は、実業家の何鴻燊(ホー ホンサン/スタンレー ホー)氏によって成長した。何鴻燊は1962年にマカオのギャンブル権を取得し、ホテルや香港とマカオを結ぶ高速艇で観光客を誘致し、マカオのカジノは大いに発展した。カジノは主に「大小(タイサイ)」と呼ばれるサイコロや、「バカラ(Baccarà)」と呼ばれるトランプや、スロットマシーンなどが多い。そのほか、澳門の珍しいギャンブルとしてドッグレース(賽狗)がある。

 澳門は、珠海と接する澳門半島(Península de Macau)と、氹仔(タムツァイ/タイパ/Taipa)島、路環(ロウワーン/コロアネ/Coloane)島の3つの半島および島からなっていたが、氹仔島と路環島の間にコタイ地区(路氹城海區/ロウタムセンホイコイ/Zona do Aterro de Cotai)として埋め立てられ、陸続きとなって開発が進められている。

 澳門半島には、外港フェリーターミナル(外港客運碼頭/Terminal Marítimo do Porto Exterior)があり、香港・上環(ソョンワーン)の香港マカオフェリーターミナル(港澳碼頭)を結ぶジェトフォイルなどの高速フェリーが運航されているほか、広東省深圳(サムツァン/センツェン)などを結ぶジェットフォイルや、澳門と香港を結ぶヘリコプターも運航されている。また、澳門国際空港がある氹仔フェリーターミナルから香港国際空港や広東省深圳などを結ぶ航路もある。

 氹仔島の東の海上には、澳門国際空港(澳門國際機場/Aeroporto Internacional de Macau)がある。澳門国際空港は、マカオ航空(澳門航空/Air Macau)の拠点空港で、マカオ航空が中国主要都市や、台湾の台北桃園、高雄、日本の東京、大阪、ソウル、バンコク、シンガポールなどのアジア主要都市を結んでいる。また、台湾は中国と直行便がなかった時代に香港・澳門経由の利用が多く、2008年の直航実現後も、澳門と台湾のつながりは深く、台湾からエバー航空(長榮航空)や復興航空などが乗り入れている。そのほか東南アジアのLCC(格安航空会社)が、着陸料の高い香港国際空港を避けて、澳門国際空港に乗り入れている。

 澳門は、澳門半島に聖ポール(サン・パウロ)天主堂跡(大三巴牌坊/Ruínas da Antiga Catedral de São Paulo)や、セナド広場(議事亭前地/Largo do Senado)など、ポルトガル時代の面影が残る遺跡が残っており、マカオ歴史地区(澳門歷史城區/O Centro Histórico de Macau)として世界遺産に指定され、マカオを象徴する観光地となっている。また、南湾(南灣/ナームワーン/Nam Van)地区には高さ338mのマカオタワー(澳門觀光塔/Torre de Macau)が2001年に完成し、マカオ観光の定番スポットの一つとなった。

 澳門半島と氹仔島を結ぶ橋は3本あり、西側が西湾大橋(西灣大橋/Ponte de Sai Van)、中央がカルヴァロ総督大橋(嘉樂庇總督大橋/Ponte Governador Nobre de Carvalho)、東側が友誼大橋(Ponte de Amizade)である。

 澳門と中国広東省珠海市をつなぐ出入境口は2つあり、一つは澳門半島北端の拱北(コンパク/コンペイ)であり、もう一つはコタイ(路氹)地区からの蓮花大橋(Ponte Flor de Lotus)で珠海市の横琴(ワーンカム/ヘンチン)地区とつながっている。

 このほか、澳門はこれまで公共交通をバスに頼っていたが、新交通システム方式の鉄道建設が進められている。第一期として建設されるのは、澳門半島北端の關閘(クアーンツァープ/Portas do Cerco)から外港フェリーターミナル(外港碼頭/ンゴイコン マータウ/Terminal Maritimo do Porto Exterior)、南湾湖(南灣湖/ナームワーンウー/Lago Nam Van)、バラ(媽閣/マーコク/Barra)を結ぶ路線と、バラ(媽閣/マーコク/Barra)から氹仔島やコタイ地区を通って、蓮花口岸(リンファー ハウンゴン/Posto Fronteriço Ponte Flor de Lotus)、空港(機場/ケイツョン/Airporto)、北安フェリーターミナル(北安碼頭/Terminal Maritimo de Pac On)などを結ぶ路線が2015年に開業予定である。

マカオ特別行政区(マカオ/オウムン)
澳門特別行政區(広東語)
澳门特别行政区(中国語)
Região Administrativa Especial de Macau(ポルトガル語)
(1999年ポルトガルから中華人民共和国に移管)
面積:0.003万平方キロ
人口:56万
通貨:マカオパタカ
主要言語:広東語、中国語、(ポルトガル語)
首府:
オウムン/澳門(広東語)
アオメン/澳门(中国語/北京語)
マカオ/Macau(ポルトガル語)(人口56万)

(参考:Wikipedia) 

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中国 広東・広州 越秀公園と孫文記念堂

广州・越秀
クォンツァウ・ユッサウ/Gwóng zau・Yuht sau (広東語/粤語)
クァンツォウ・ユエショウ/Guǎngzhōu・Yuèxiù (中国語/北京語)

中华人民共和国广东省广州市越秀区
中華人民共和国広東省広州市越秀区

中国 広東・広州 越秀公園と孫文記念堂

 広東省の省都である広州(广州/クォンツァウ/クァンツォウ)市の代表的な観光地の一つである越秀公園(越秀公园/ユッサウ コンユン)は、広州駅(广州火车站/クォンツァウ フォーツェーツァーム)から広州地下鉄2号線で一つ南の越秀公園駅の東側に広がっている。

 越秀公園は標高70mの越秀山(ユッサウサーン)の周りに広がる公園で、越秀山は同じ発音の「粤秀山」とも呼ばれる。越秀公園には、清国時代の砲台である「四方炮台」(セイフォン パーウトイ/スーファン パオタイ)などの歴史遺跡があるほか、「鎮海楼」(镇海楼/ツァンホイラウ)や「五層楼」(五层楼/ンーツァンラウ)とも呼ばれる五重の塔の建物が美しい「広州博物館」(广州博物馆/クォンツァウ ポクマックン)には広州の歴史文物が展示されている。

 そのほか、越秀公園には、1966年に完成した高さ200mの広東テレビ塔(广东电视塔/クォントン ティンスィータープ)や、広州は「羊城」(イョンセン/ヤンツェン)と
いうニックネームがあることから建てられた「五羊石像」、主に中国画の名作を展示している「広州美術館」(广州美术馆/クォンツァウ メイソックン)などがある。

 公園の南側には高さ37m大きな孫文記念碑(中山纪念碑/ツォンサーン ケイニムペイ)があり、広東省出身で清国を倒し中華民国を建国した指導者である孫文を記念している。

 清を打倒する革命を広東省出身の孫文(孫中山/スン ツォンサン)が画策し、広州は広州蜂起の舞台となり、辛亥革命の成功で1912年に「中華民国」が建国された。中華民国の当初の首都は南京(ナンチン)であったが、その後政権が分裂し、1921年に中国国民党による中華民国広州革命政権が広州に置かれ、黄埔学校と呼ばれる中華民国陸軍軍官学校が開設された。1925年に中華民国国民政府が広州で発足したが、国民党が北伐に成功すると、1927年に南京に移った。戦後は、中国共産党が建国した中華人民共和国の一部となり、現在に至る。

 越秀公園の南にある孫文記念堂(中山纪念堂/ツォンサーン ケイニムトン/ツォンサン チーニエンタン)は、1921年(中華民国10年)に孫文(孫中山)が第二次革命政権である広州中華民国政府の非常大総統に就任した際の「総統府」があった跡地に1931年(中華民国20年)に建てられた(孫文は1925年に死去)。孫文記念堂の建物は高さ52mの八角形の宮殿式建築で、中国国民党を象徴する青い屋根が美しい。ここでは、孫文と広州のつながりや、広州にあった中華民国政府の歴史などが紹介されている。

 孫文記念堂へは地下鉄2号線の紀念堂(纪念堂/ケイニムトン/チーニエンタン)駅が便利。

広州・越秀エリアの主な駅

越秀公园 / ユッサウコンユン(ユエショウコンユエン) 駅
広州地下鉄 2号線

纪念堂 / ケイニムトン(チーニエンタン) 駅
広州地下鉄 2号線

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中華民国時代の歴史を伝える孫文紀念堂

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中国 広東・広州 香港からの広州の鉄道の玄関口、広州東駅

广州・广州东
クォンツァウ/Gwóng zau・Gwóng zau dūng (広東語/粤語)
クァンツォウ/Guǎngzhōu・Guǎngzhōudōng (中国語/北京語)

中华人民共和国广东省广州市天河区
中華人民共和国広東省広州市天河区

中国 広東・広州 香港からの広州の鉄道の玄関口、広州東駅

 広州東(广州东/クォンツァウトン/クァンツォウトン)駅は、広州市の天河(ティンホー)区にある広州を代表するターミナル駅の一つ。

 広州東駅は深圳(サムツァン/センツェン)・香港(ホンコン)方面を結ぶ広深線方面の列車が主に運行されていて、そのほか広東省東部の梅州(モイツウ/メイツォウ)、汕頭(汕头/ソワタウ/サントウ)方面を結ぶ列車も発着している。

 広州東駅は1988年に天河駅から改称され、1996年に当時イギリス領だった香港への国際列車がすべて広州東駅から発着するようになった。広州東駅にはいまもパスポートコントロールがあり、香港への直通列車を利用する旅客はここで出境手続きを行うほか、香港から到着した旅客も広州東駅で入境手続きを行っている。広州東~深圳の列車を利用する旅客は出入境検査は不要である。

 広州と深圳を結ぶ鉄道は広東省の鉄道の中でも特に重要な幹線であり、運転本数も多く、混雑も激しいが、2011年12月に広州南(广州南/クォンツァウナーム/クァンツォウナン)駅から深圳北(サムツァンパク/センツェンペイ)駅まで広深港高速鉄路(新幹線)が開業したことから、今後広州東駅や広深線の混雑は緩和され、将来的には広州南駅のほうが重要なターミナルとなりそうだ。

 広州東駅には広州地下鉄1号線と3号線が乗り入れており、1号線は天河区の体育西路(タイヨクサイロウ)駅、越秀(ユッサウ)区の公園前(公园前/コンユンツィン)駅、茘湾(荔湾/ライワーン)区の西朗(サイロン)駅方面を結んでいる。3号線は広州空港南(机场南/ケイツョンナーム)駅方面と体育西路方面を結び、体育西路からはさらに海珠(ホイチュィー)区の客村(ハークチュン)駅、番禺(プンユィー)区の番禺広場(番禺广场/プンユィー クォンツョン)駅方面と、天河区の天河バスターミナル(天河客运站/ティンホー ハークワンツァーム)駅方面を結んでいる。広州東駅から広州駅へ向かうには、地下鉄1号線で公園前駅まで行き、2号線に乗り換える。

 広州東駅の南側には市内バスターミナルも併設されていて、広州駅方面へ向かうバスもある。広州地下鉄や広州市内バスは中国語と広東語の両方のアナウンスがあり、発音の違いを楽しみながら旅ができる。

 広州東駅周辺は広い通りに高層ビルが建ち並び、発展する都会的な広州を感じることができる。

広州・広州東エリアの主な駅

广州东 / クァンツォウトン(クォンツァウトン) 駅
中国国鉄 広深線、広梅汕線
広州地下鉄 1号線3号線

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広州地下鉄1号線・広州東駅

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広州東駅から見た高層ビルが聳え立つ街


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中国 広東・広州 広州の鉄道の玄関口、広州駅

广州
クォンツァウ/Gwóng zau (広東語/粤語)
クァンツォウ/Guǎngzhōu (中国語/北京語)

中华人民共和国广东省广州市
中華人民共和国広東省広州市

中国 広東・広州 広州の鉄道の玄関口、広州駅

 広州(广州/クォンツァウ/クァンツォウ)駅は、広州市中心部の越秀(ユッサウ)区にある。広州駅は深圳(サムツァン/センツェン)方面を結ぶ広深線、湖南省の長沙(长沙/ツァンサー)、湖北省の漢口(汉口/ハンコウ)、北京(ペイチン)方面を結ぶ広京線、広州から広東省の仏山(佛山/フォッサーン)、肇慶(肇庆/スィウヘン)、茂名(マウメン)方面を結ぶ広茂線が主に発着するターミナル駅。このほか地下に広州地下鉄(广州地铁/クォンツァウ テイティッ)2号線・5号線が発着している。

 広州駅が現在の場所に開業したのは1974年のことで、広州と香港(九竜)を結ぶ広九鉄路が1911年に開業した際には越秀区の大沙頭(ターイサータウ)に広九(廣九/クォンカウ)駅として開業し、後に広州東駅、広州駅と改名され、1974年に現在地に移った。

 1974年からは当時イギリス領だった香港(ホンコン/Hong Kong)への国際直通列車が広州駅から発着するようになり、その後、1988年に天河(ティンホー)区の天河駅が広州東駅となると、1996年に香港への直通列車がすべて広州東駅から発着することになった。現在、深圳、香港方面の列車は広州東駅がメインターミナル駅となっている。

 広州駅は長距離客が多く利用し、いつも人で混み合っている。また、広州駅の西側には広州総合バスターミナルもあり、広州を拠点に長距離客の乗り換えも多い。広州駅の駅舎には「统一祖国 振兴中华」(統一祖国、振興中華)というスローガンが掲げられている。広東省は中国の中でも北京とは大きく異なる広東語文化圏なので、あえて「祖国」の「統一」とか「中華」とかを強調する必要があるのだろうか。

 地下鉄の広州駅(广州火车站/クォンツァウ フォーツェーツァーム)は2号線が2002年に開業した。2号線は、2010年まで8号線の琶州(パーツァウ)、万勝囲(万胜围/マーンセンワイ)方面へ直通していたが、2010年に経路変更となり、暁港(晓港/ヒウコン)~万勝囲が8号線の一部となり、2号線は中国版新幹線(広深港新幹線、武広新幹線)のターミナル駅である広州南(广州南/クォンツァウナーム)駅まで結んでいる。2号線は広州駅の3つ南の公園前(コンユンチン)駅で広州市内を東西に結ぶ1号線と乗り換えることができ、1号線で広州東駅へ行くことができる。2号線は北方面には白雲(白云/パークワン)区の嘉禾望崗(嘉禾望岗/カーウォーモンコン)駅まで伸びており、ここから3号線に乗り換えれば広州白雲空港(广州白云机场/クォンツァウ パークワン ケイツョン)のある空港南(机场南/ケイツョンナーム)駅へ行くこともできる。

 5号線は2009年に開業した新しい路線で、滘口(カウハウ)~広州駅~文冲(マンツォン)を結んでいる。途中、楊箕(杨箕/イョンケイ)駅で1号線、珠江新城(チュィーコン サンセン)駅で3号線と乗り換えができる。

広州エリアの主な駅

广州 / クァンツォウ(クォンツァウ) 駅
中国国鉄 京広線、広深線、広三線
広州地下鉄 2号線5号線


kwongchau1
広州駅

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中国 広東・広州 広東省の省都「羊城」、広東文化圏の中心都市

广州
クォンツァウ/Gwóng zau (広東語/粤語)
クァントン/Guǎngzhōu (中国語/北京語)

中华人民共和国广东省广州市
中華人民共和国広東省広州市

中国 広東・広州 広東省の省都「羊城」、広東文化圏の中心都市

 広州(广州/クォンツァウ/クァンツォウ)市は、中国広東省の省都であり、中国南部最大の都市、広東省で最も広く話されている広東語(粤語)文化圏の中心都市でもある。「羊城」(イョンセン/ヤンツェン)とも称される。

 広州の都市人口は約640万人。広州市(都や府に相当)全体の人口は約775万人であるが、統計に含まれない流動人口を加えると広州市の住民は1000万人を超えていると言われている。気候は亜熱帯で、平均気温は1月が10℃~18℃、7月が26℃~33℃くらいである。

 広州市は10区と2市(県級市)からなり、中心部にあるのが茘湾(ライワーン/リーワン)区、越秀(ユッサウ/ユエショウ)区、海珠(ホイチュィー/ハイツウ)区、天河(ティンホー/ティエンホー)区、黄埔(ウォンポウ/ホアンプウ)区で、郊外に白雲(白云/パークワン/パイユン)区、番禺(プンユィー/パンユィー)区、蘿崗(萝岗/ローコン/ルオカン)区、南沙(ナームサー/ナンサー)区、花都(ファートウ/ホアトゥー)区があり、そのほか県級市の増城(ツァンセン/ツェンツェン)市、従化(从化/ツォンファー/ツォンホア)市がある。 

 広州を含む華南一帯はもともと「百越」という民族が住んでいた。ベトナムは漢字で書くと「越南」だが、広東のことは「越」(ユッ)と同じ発音の「粤」(ユッ)と呼ぶ。秦の時代に版図に組み入れられたが、その後に秦が崩壊すると、華南に南越国(南粤国)が建国され、首都が現在の広州市である番禺に置かれた。南越国は前漢に滅ぼされたが、唐が滅亡後の10世紀の五代十国時代には広州は南漢の首都が置かれた。明と清の時代を経て、広州は対外貿易の拠点として発展したが、アヘン戦争の1841年にはイギリスに一時占領された。その後、清を打倒する革命を広東省出身の孫文(孫中山/スン ツォンサン)が画策し、広州蜂起の舞台となり、辛亥革命の成功で1912年に「中華民国」が建国された。中華民国の当初の首都は南京(ナンチン)であったが、その後政権が分裂し、1921年に中国国民党による中華民国広州革命政権が広州に置かれ、黄埔学校と呼ばれる中華民国陸軍軍官学校が開設された。1925年に中華民国国民政府が広州で発足したが、国民党が北伐に成功すると、1927年に南京に移った。戦後は、中国共産党が建国した中華人民共和国の一部となり、現在に至る。

 広州は広東文化圏の中心都市であり、広東語や広東料理など、独自の文化を発信してきた。しかしながら、広州が中国共産党一党独裁統治下で、中国語(北京語)優先の自由が少ない社会が形成され、一方でイギリス統治下の香港(ホンコン)で比較的自由な広東語文化が栄えるようになると、広東語文化の発信基地は香港のほうに移っていった。香港は1997年に中華人民共和国に移管されたが、香港は依然広東語優先社会であるのに対し、広州は北京語優先社会であり、もともとは同じ広東文化圏なので、香港の流行が広州でも広まるというパターンになっている。

 香港と広州の関係は緊密であり、香港が広東語優先社会であることから、広州では広東語を弾圧するわけにはいかず、北京語と共存する形で公的な場所でも容認されている。例えば、上海では地下鉄は中国語、英語のみで、上海語の自動アナウンスがないが、広州の地下鉄は中国語、広東語、英語のアナウンスがあり、広州市のバスも中国語と広東語のアナウンスがある。広州で制作された広東語のニュース番組やテレビドラマもある。このため、北京やほかの中国の地方とはまた異なる独特の魅力を持っている。

 広州の空の玄関口は、花都区の広州白雲空港(广州白云机场/クォンツァウ パークワン ケイツョン)で、2004年に白雲区の旧空港から現在の場所に移転した。中国南方航空と中国国際航空の拠点空港となっていて、日本の東京、大阪、名古屋、福岡などへも定期便がある。空港から市内へは広州地下鉄3号線が結んでおり、空港南(机场南/ケイツョンナーム/チーツァンナン)から広州東駅(广州东站/クォンツァウトンツァーム/クァンツォウトンツァン)へ行くことができる。

 鉄道の玄関口は、主に広州(广州)駅と広州東(广州东)駅があり、香港への直通列車は主に広州東駅に発着している。広州駅は北京、上海や仏山(佛山/ファッサーン)方面への列車が発着しているほか、多くの列車が広州駅と広州東駅の両方に停車する。両駅は地下鉄やバスで連絡している。このほか、番禺区に高速鉄道(新幹線)の広州南(广州南/クォンツァウナーム/クァンツォウナン)駅が開設され、湖北省の武漢(武汉/ウーハン)方面を結ぶ中国版新幹線が発着しているほか、近い将来に深圳(サムツァン/センツェン)、香港(ホンコン)方面への新幹線も発着するようになる予定である。広州南駅と広州駅は地下鉄2号線で結ばれている。

 広州地下鉄(地铁/テイティッ)は、近年急速に路線整備が進められている。最も古い1号線は1997年の開業で、広州東駅~公園前(公园前/コンユンチン)~西朗(サイロン)を結んでいる。西朗駅では仏山地下鉄1号線と連絡している。2号線は3号線と連絡する嘉禾望崗(嘉禾望岗)~広州駅(广州火车站/クォンツァウ フォーツェーツァーム)~公園前~広州南駅を結ぶ。3号線は、空港南(机场南)~嘉禾望崗~広州東駅~体育西路(タイヨクサイロウ)~客村(ハクチュン)~番禺広場(番禺广场/プンユィー クォンツョン)と支線の体育西路~天河客運ターミナル(天河客运站/ティンホー ハクユンツァーム)。4号線は黄村(ウォンチュン)~万勝囲(万胜围/マーンセンワイ)~金洲(カムツァウ)。5号線は滘口(カウハウ)~広州駅~文冲(マンツォン)。8号線が一部2号線として開業した区間を含み、鳳凰新村(凤凰新村/フォンウォン サンチュン)~客村~万勝囲を結んでいる。その他路線も急ピッチで建設工事が進められている。

 広州の観光スポットは、広州の市街地を見下ろせる白雲山(パークワンサーン)や、広州市内を流れる珠江(チュィーコン)のクルーズ、書院造りの建築が美しい陳家祠(陈家祠/ツァンカーツィー)、越秀公園(越秀公园/ユッサウ コンユン)、孫文記念堂(中山紀念堂/ツォンサーンケイニムトン)、広州タワー(广州塔/クォンツァウ タープ)などがある。
 
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中国・広東 広東省の主な都市人口

广东
クォントン/Gwóng dūng (広東語/粤語)
コントゥン/Kong-tung (客家語)
クァンタン/Kuang-tang (潮州語)
クァントン/Guǎngdōng (中国語/北京語)
かんとん/広東

中华人民共和国广东省
中華人民共和国広東省

中国・広東 広東省の主な都市人口

人口 都市名/[粤]広東語、[客]客家語、[潮]潮州語、[雷]雷州語、[中]中国語
638万 广州/[粤]クォンツァウ([中]クァンツォウ)
361万 佛山/[粤]ファッサーン([中]フォーサン)
494万 汕头/[潮]ソワタウ([中]サントウ)
223万◎普宁(揭阳)/[潮]ポウレン([中]プウニン)
217万 深圳/[粤]サムツァン([中]センツェン)
171万 东莞/[粤]トンクン([中]トンクワン)
169万◎陆丰(汕尾)/[潮]リョクホン([中]ルウフォン/[客]リュクフゥン)
168万◎高州(茂名)/[粤]コウツァウ([中]カオツォウ)
160万◎廉江(湛江)/[粤]リムコン([中]リエンチャン)
160万◎雷州(湛江)/[雷]ルイチウ([粤]ロイツァウ/[中]レイツォウ)
153万◎化州(茂名)/[粤]ファーツァウ([中]ホアツォウ)
147万 湛江/[雷]タムカン/[粤]ツァームコン([中]
145万 中山/[粤]ツォンサーン([中]ツォンサン)
133万◎信宜(茂名)/[粤]ソョンイー([中]シンイー)
136万 江门/[粤]コンムン([中]チャンメン)
126万 茂名/[粤]マウメン([中]マオミン)
123万 惠州/[客]フィーツウ([潮]フイチウ/[粤]ワイツァウ/[中]ホエイツォウ)
114万◎兴宁(梅州)/[客]ヒンネン([中]シンニン)
114万◎罗定(云浮)/[粤]ローテン([中]ルオティン)
109万◎英(清远)/[粤]エンタク([中]イントー)
109万◎阳春(云浮)/[粤]イョンツョン([中]ヤンツン)
105万◎吴川(湛江)/[粤]ンーチュン([中]ウーツォワン)
98万◎台山(江门)/[粤]トイサーン([中]タイサン)
97万 珠海/[粤]チュィーホイ([中]ツウハイ)
91万 韶关/[粤]スィウクワーン([客]セウクワン/[中]サオクワン)
82万◎増城(广州)/[粤]ツァンセン([中]ツェンツェン)
74万◎高要(肇庆)/[粤]コウイウ([中]カオヤオ)
68万 揭阳/[潮]キッヤン([中]チエヤン)
68万◎开平(江门)/[粤]コイペン([中]カイピン)
65万 阳江/[粤]イョンコン([中]ヤンチャン)
55万 清远/[粤]ツェンユン([中]チンユエン)
55万◎从化(广州)/[粤]ツォンファー([中]ツォンホア)
52万◎连州(清远)/[粤]リンツァウ([中]リエンツォウ)
52万◎乐昌(韶关)/[粤]ロクツョン([中]ローツァン)
50万◎恩平(江门)/[粤]ヤンペン([中]エンピン)
49万 汕尾/[潮]ソワボエ([中]サンウェイ)
49万 肇庆/[粤]スィウヘン([中]ツァオチン)
46万◎南雄(韶关)/[粤]ナームホン([中]ナンション)
44万◎四会(肇庆)/[粤]セイウイ([中]スーホエイ)
36万 鹤山(江门)/[粤]ホクサーン([中]ホーサン)
35万 潮州/[潮]ティオチウ([中]ツァオツォウ)
31万 梅州/[客]モイツウ([中]メイツォウ)
29万 河源/[客]ホーニエン([中]ホーユエン)
29万 云浮/[粤]ワンファウ([中]ユンフゥー)

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中国・広東 珠江デルタ経済圏、多様な言語文化―広東省

广东
クォントン/Gwóng dūng (広東語/粤語)
クァントン/Guǎngdōng (中国語/北京語)
かんとん/広東

中华人民共和国广东省
中華人民共和国広東省

中国・広東 珠江デルタ経済圏、多様な言語文化、広東省

 中華人民共和国(中华人民共和国/ツォンホア レンミン コンホークオ/ツォンワー ヤンマン コンウォークォク)の南部にある広東(广东/クォントン/クァントン)省は、人口約9550万人で、華南を代表する重要な地域。

 省都である広州(广州/クォンツァウ)は人口約870万人を超える大都市であり、都市圏では1000万人を超える。広州から南に三角形に広がる珠江(チュィーコン/ツウチャン)デルタの周辺は製造・加工業の工場が集まる大経済圏を形成しており、南東側の深圳(サムツァン/センツェン)の南には旧イギリス領ホンコン/Hong Kong/香港)である香港特別行政区と接し、南西側の珠海(チュィーホイ/ツウハイ)の南には旧ポルトガル領マカオ(Macau/澳門/オウムン)の澳門特別行政区と接している。

 南には南シナ海(南海/ナムホイ/ナンハイ)が広がり、気候は亜熱帯で、夏は高温多湿で、冬でも比較的暖かい。省北部は山がちで、山間部は冬に雪が降ることもある。

 広東省は古くは「百越」と呼ばれる南方民族が住んでいたとされ、ベトナムは漢字で「越南/Viet Nam」であるように、ベトナムとも文化・民族的に近く、広東省は広東語で「越」(ユッ/Yuht)と発音が同じの「粤」(ユッ)とも呼ばれ、広東語(广东话/クォントンワー)は、「粤话」(ユッユィー)とも呼ばれる。

 広東省の最大の主要言語は広東語で、広州を中心に、広東省中央部および西部で話されている。主な都市に広州、深圳、珠海、東莞(东莞/トンクン)、中山(ツォンサーン)、江門(コンムン)、仏山(佛山/ファッサーン)、清遠(清远/ツェンユン)、肇慶(肇庆/スィウヘン)、陽江(阳江/イョンコン)、雲浮(云浮/ワンファウ)、茂名(マウメン)などがある。また、香港や澳門(マカオ)も広東語文化圏である。このほか、汕頭(汕头/ソワタウ)、潮州(ティオチウ)、掲陽(揭阳/キッヤン)、汕尾(ソワボエ)などの広東省南東部では潮州(ティオチウ)語が、梅州(モイツウ)、河源(ホーニエン)、恵州(惠州/フィーツウ)などの広東省北東部で客家(ハッカ)語が話されている。そのほか、省南西部の湛江(タムカン/ツァームコン)や雷州(ルイチウ)は、海南省の海南語に近い福建語系の雷州語が話されている。

 広東省の土着の少数民族は、ヤオ族が広東省北部の清遠市の連山、連南や、韶関(韶关/スィウクワン)市の乳源に住んでいる。また、連山にはチワン族も住んでいる。

 広東語は広東省、香港、澳門のほか、広西チワン族自治区の南部でも話されており、また、東南アジア、イギリスなどの華人社会でも広く用いられている。客家語は広東省北東部のほか、福建省南西部、江西省南部でも使われ、台湾、東南アジアでもよく話されている。潮州語は広東省南東部のほか東南アジアでは特にタイの華人に潮州系が多い。東南アジアの華人は広東省出身者が多く、広東省は東南アジア各国との結びつきも強い。

 広東省は、福建省、江西省、湖南省などとの境が山深く、北方からの影響力が比較的弱く、北方中国文化に同化されずに独自の文化をよく保存している。

 また、満州人王朝の支配下にあった清国を打倒するための広州起義(武装蜂起)や辛亥革命を指導した孫文(孫中山/スン ツォンサン)は広東省出身であり、1917年(民国6年)~1925年(民国14年)には、中華民国の北洋政府に対抗するため広東、広西、雲南、貴州、四川などが連合して孫文の指導の下で広州に中華民国軍政府が置かれた。さらに1925年~1927年(民国16年)に広州国民政府が置かれた(その後、北伐で国民政府が南京へと移転した)。このように広東は中華民国初期の政治の中心でもあった。

 もともと広東語文化の中心は広州だったが、現在は長い中国共産党独裁政権によって自由が制限されている広州より、比較的自由な空気の香港のほうが文化的創造力があるため、広東語文化発信の中心としては香港のほうが強い影響力がある。

 広東省は中国の公用語とされる中国語(北京語/普通話)以外の言語の公共空間での使用が中国のなかでは比較的寛容であり、広州などの都市の地下鉄・バスのアナウンスは中国語と広東語(一部は英語も)のアナウンスがある。これに影響されてか、汕頭の市内バスも中国語と潮州語のアナウンスがある。テレビも広東語による番組が多く放送されており、広東語によるニュースも放送されているほか、音楽などの文化面では香港のものが多く入ってきている。これらは、広東省らしい独特の文化的魅力となっている。

 近年、広東省は交通インフラの整備が急速に進み、高速道路が整備され、高速バスのネットワークが充実するようになったほか、今後は中国版新幹線(中国高鉄)の整備が進み、鉄道交通の大幅なスピードアップがはかられることになる。

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中国 広東・深圳 香港国際空港と直結する蛇口港

深圳・蛇口
サムツァン・セーハウ/Sām jan・Sèh háu(広東語/粤語)
センツェン・ソーコウ/Shēnzhèn・Shékŏu(中国語/北京語)

中华人民共和国广东省深圳市南山区
中華人民共和國廣東省深圳市南山區
中華人民共和国広東省深圳市南山区

中国 広東・深圳 香港国際空港と直結する蛇口港

 中国広東省深圳(サムツァン/センツェン)市の南西部の南山(ナームサーン)区にある蛇口(セーハウ)港は、中国広東省の玄関口として重要な港である。

 香港(ホンコン)経由で中国大陸に入る場合、香港国際空港でトランジットして中国各地の空港に入るという方法があるが、広東省は香港に近いので、香港から飛行機でトランジットするよりは、香港から陸路で行ったほうが早い。しかし、その場合は香港国際空港で入国審査した後、陸路で羅湖(ローウー)や落馬洲(ロクマーツァウ)へ向かい、香港出国(出境)審査、中国入国(入境)審査をしてようやく広東省の深圳市に入ることができるので、急ぐ場合は面倒である。

 そこで重宝されているのが、香港国際空港~深圳蛇口のシャトルフェリーだ。これを利用すると、香港国際空港での入国審査が不要で、トランジット扱いで実質的な香港―中国の国際航路として機能しており、蛇口港に着いたときに中国の入国審査のみで広東省に入ることができる。香港国際空港から蛇口は約40分で本数も多いので、利用しやすい。しかもわりとすいているので出入国手続も早い。

 蛇口港から深圳市中心部へは、これまでバスしかなく不便であったが、深圳地下鉄(深圳地铁/サムツァン テイティッ)2号線の蛇口線の赤湾(ツェクワーン)~世界之窓(世界之窗/サイカーイツィーツョン)が2010年末に開業予定である。蛇口線が開業すると、蛇口港駅から1号線の羅宝(罗宝/ローポウ)線の世界之窓駅が結ばれ、便利になる。


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中国 広東・深セン 行政と商業の中心地、巨大なビルが林立する福田区

深圳・福田
サムツァン・フォクティン/Sām jan・Fūk tìhn (広東語/粤語)
センツェン・フゥーティエン/Shēnzhèn・Fútián (中国語/北京語)
しんせん・ふくでん/深圳・福田

中华人民共和国广东省深圳市福田区
中華人民共和國廣東省深圳市福田區
中華人民共和国広東省深圳市福田区

中国 広東・深圳 行政と商業の中心地、巨大なビルが林立する福田区

 中華人民共和国広東省深圳(サムツァン/センツェン)市の福田(フォクティン)区は、香港・新界(ホンコン・サンカーイ)の北を流れる深圳河(サムツァンホー)の北側にある。

 1989年に深圳市福田区の皇崗(皇岗/ウォンコン)と香港の落馬洲の出入国ゲートが開設され、1991年から旅客にも開放された。

 2007年に福田出入境チェックポイント(福田口岸/フォクティン ハウンゴン)の最寄り駅である深圳地下鉄竜華(龙华/ロンワー)線(4号線)の福田口岸駅(開業当初は皇崗駅)が開業。福田口岸は香港側の香港鉄道落馬洲支線の落馬洲(ロクマーツァウ)駅とつながっており、落馬洲から香港・九竜(九龍/カオロン)の紅磡(ホンハム)駅まで電車で向かうことができる。

 地下鉄竜華線は福田区を南北に結び、会展中心(ウイツィン ツォンサム)駅で深圳市内を東西に貫く地下鉄羅宝(罗宝/ローポウ)線と乗換えができる。会展中心駅は深圳コンベンション&エキシビジョンセンター(深圳会议展览中心)の最寄り駅で、駅の南側にあり、国際見本市などが開催される。

 竜華線の市民中心(スィーマン ツォンサム)駅は、深圳市人民政府の新庁舎があり、駅の西側に市民広場(市民广场/スィーマン クォンツョン)がある。竜華線はその次の少年宮(スィウニンクン)駅で終点となっているが、2011年に宝安(ポウオン)区の深圳北(サムツァンパク)、清湖(ツェンウー)方面に延伸する予定である。

 羅宝線は、会展中心駅から東は、中国国鉄の深圳駅は香港への出入境ゲートがある羅湖(罗湖/ローウー)駅まで伸びている。福田区内には、会展中心から東へは、崗廈(岗厦/コンハー)、華強路(华强路/ワーコョンロウ)、科学館(科学馆/フォーホックン)の各駅、会展中心駅から西へは、購物公園(购物公园/カウマッ コンユン)、香蜜湖(ホョンマッウー)、車公廟(车公庙/ツェーコンミウ)、竹子林(ツォクツィーラム)、僑城東(侨城东/キウセントン)の各駅がある。羅宝線は現在、南山(ナームサーン)区の深大(サムターイ)まで開業しており、2011年に宝安区の深圳空港の機場東(机场东/ケイツョントン)駅まで延伸する予定である。

 科学館駅は大型ショッピング施設である「中信城市広場」(中信城市广场/ツォンソョン センスィー クォンツョン)の最寄り駅で、ここに日系ショッピングセンターの「ジャスコ」城市広場店がある。ここは2005年の反日抗議デモで抗議の標的とされたこともあったが、普段は地元の人々から人気のあるショッピングスポットである。

 華強路駅は71階建ての超高層ビル「SEGプラザ」(赛格广场/ツォイカーク クォンツョン)の最寄り駅で、周辺は電気屋街となっている。崗廈駅の周辺も商業施設が集まり、ホテルやマンションなどの高層建築が建ち並んでいる。崗廈駅の西側は皇岡(皇岗)ジャンクションがあり、東西の深南大道(サムナーム ターイトウ)と南北の皇岡路(ウォンコンロウ)が交差している。

 購物公園駅は「ジャスコ」購物公園店が入る「COCO PARK」や、天虹ショッピングプラザ(天虹购物广场/ティンホン カウマッ クォンツョン)などのショッピングモールの最寄り駅。香蜜湖駅は香蜜湖リゾート村の最寄り駅で、駅の南にはゴルフ場も広がっている。竹子林駅は、広深(广深/クォンサム)高速道路の竹子林ジャンクションが南側にあり、福田バスターミナルの最寄り駅となている。

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